多くの人にとって『歩く』というアクションは、あまりにも日常すぎて、
歩くことに憧れを抱くこともなければ、
自分の身体を前に進めてくれる足があることや、躓いた時に前に出す腕があることを、
取り立てて考えることもありません。

当たり前のものとして、今日も歩いています。

ですが、世の中には歩きたくても歩けない人達もまた、たくさんいて、
その中には、
最新テクノロジーと血の滲むような努力さえあれば、歩けるようになる人達がいます。

歩くことを諦めてしまったことで、歩けなくなっている人達がいます。


乙武洋匡さんもその一人かもしれません。

乙武さんは生まれつき両腕と両脚がない『先天性四肢欠損』という障害があり、これまで、ずっと電動車椅子で移動してこられました。
42年間、たったの一度も立ち上がって歩いたことがないのです。

だけど、その乙武さんが今、立ち上がって歩こうとしています。

こちらをご覧ください。

両膝がない乙武さんは、一般的な義足では歩くことができないのですが、最新のロボット技術を用いた義足で、こうして一歩ずつ確かめるように歩けているのです。

義足の改良はまだまだ必要だし、
「杖をつくこともできず、躓いた時に手を前に出すこともできない」という乙武さん自身の恐怖心を取り払う必要もあります。

この話を乙武さんから聞いた時に、真っ先に気になったのは、今回のチャレンジがゴールテープを切るまでにかかる活動費用です。

義足の改良にかかる費用であったり、
生々しい話ですが、
練習中は仕事に行けないわけですから、その間の生活費です。

聞くと、そこまで潤沢な資金が用意されていたわけではなく、ほとんどが『持ち出し』ということでした。


ちょっと待ってほしい。

これは乙武さん一人の挑戦ではありません。
今回のチャレンジで、勇気を貰える人がたくさんいます。
今回のチャレンジで、歩くことを諦めていた人達に「頑張れば歩ける」と想像してもらうことができます。

来年の東京五輪の聖火ランナーで、世界中に勇気を与えられる日本人は乙武さんしかいないじゃん。

五輪史上、最もノロマな聖火ランナーでもいい。
ほんの僅かな距離でもいい。
ひとつ確かなことは、その姿は、国境を超えて
世界中に感動と勇気を与えることができる。


その感動は、乙武さん一人ではなく、僕ら全員で取りにいくべきだと判断して、
「これは僕達全員のチャレンジなので、乙武さんの活動を支援させてください」
と、乙武さんにクラウドファンディングの立ち上げをお願いしました。

そして、立ち上げから間もなく、たくさんの支援が集まりました。
本当にありがとうございます。

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ですが、まだまだ足りません。
あなたの力が必要です。

脅えながらも、それでも立ち上がって歩こうとする乙武さん負けさせるわけにはいきません。
日本中に、世界中に、感動と勇気を与えたいと思います。
これは僕達全員の挑戦だと思います。

どうか、あなたの力を貸してください。
この記事をシェアしていただけるだけでも、力になります。
ご支援宜しくお願い致します。


西野亮廣


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#乙武さんを歩かせたい


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