
ゲス夜会。
そう名付けられたイベントに行ってきました。
ゲスく生きる。
ひとがそんなことに目覚めるのは
どんなときなのだろう。
それはきっと
いまが窮屈だと思ったとき。
Happy、心屋仁之助、子宮委員長はる
一見接点がなさそうな3人を
結んだものが
ゲスというキーワードだった。
自分しか見ない手帳に
自分の夢を書けなかった。
そんな彼女、Happyさんはいま
海外のカリスマを
日本で初めて招致してイベントをしたり
カリスマからコラボイベントを持ちかけられたり
3アクセスから始まったブログが
オフィシャルになるや初登場3位。
このメンバーを集めたのもまた彼女だった。
売れないときから旧知の関係だけど
わたしはついこの間まで
からむことをためらっていた。
その彼、心屋仁之助さんに
Happyさんは、昨年から
一緒にイベントしませんかと
アプローチをしていたという。
去年の今頃
彼女はライブで初めてぢんさんにあった。
ライブを見た後。皿洗いのバイトに行った。
超人気ブロガーだったけど
知るひとぞ知る存在だった。
彼女曰く、最初はガン無視だったという笑。
自分の手帳にすら自分の夢を書けなかった。
そんなひとが、なぜそんな大胆なことをできたのか。
女を悩ませる、愛と性のこと。
世間で反社会的と言われることをしても
人生にOKを出してくれるような
カリスマの存在を求めていたひとがいた。
誰かがやってくれるなら
ただついて行きたかった。
だけどそんなひとはいないから
密かに手を挙げた。
仲間はつくらなかった。
仲間なんていないと思ったから。
子宮委員長はる。
長とついてるけどたったひとりの委員会。
そんなはるちゃんに
イノシシのように突進してきたかわいい女の子。
それがHappyさんだった。
どうしてわたしの応援をしてくれるの?
もうすでに築かれた場所があるのに。
わたしの応援なんかしたら嫌われるよ。
ひとは承認欲求を満たせた時、貢献に向かう。
ブログのタイトル通り世界を創ったhappyさんは
同じように世界を創ろうとしているひとに
手を差し伸べる。
はるちゃんはhappyさんに
今でも敬語でメッセするという。
イベントのことで連絡するのですら遠慮してた。
「だってHappyさん忙しそうかなと思って」
初めてお話を聞いたはるちゃんは
姫系ファッションからは意外などしんと響く声。
なんだかとっても親近感を持った。
とってもとっても繊細なのに
振り切ってゲスをやっている。
心の内をぶつけるのは
旦那さんと、彼氏(笑)だけ。
外のひとにはどんなに近くなっても敬語。
そんなはるちゃんにとって
Happyさんが近寄ってきたことにも
イベントに心屋仁之助さんが参加することにも
ためらいがあったという。
全然ゲスくない。
うん、めちゃめちゃわかる。
わたしも、そういうのすごく考える。
ぢんさんに絡むことすら
ついこの間までしなかったもの。
心屋仁之助さんは
普通の自分が嫌だったという。
何をやっても平均点以上。
だけど突き抜けるものがない。
普通は嫌だ!が極まった時
自分はつまらない!が極まった時
彼は自分を
素晴らしいものにしてみようと思った。
その通り・・・自分は素晴らしかった。
俺は明日から素晴らしくなる。
そんなことを言ったわけでもないのに
本が売れ始め全国区になるきっかけとなった
テレビ番組ナイナイアンサーへの出演が決まる。
一番得意で好きだったカウンセリングをやめ
歌を歌い始めた。
いまや、1000人が集まるホールが満席。
全国をツアーして回る。
全く気負いがないのに
心の奥まで響くトーク。
ぶっとんだ女子ふたりに挟まれた
兄さんの普通の安定感が輝く。
売れたからじゃない。
普通の自分は普通のまま、素晴らしかったんだ。
はるちゃんは
不倫をしていることをカミングアウトした。
旦那さんにも不倫することをみとめ
おたがいの恋の相談をするという。
ある意味究極の愛。
何があっても愛するひとのしあわせを喜べるか。
チャレンジだとも言えるだろう。
夫婦の間ではそれがうまくいってるという。
旦那さんのお母さんが会場に来ていた。
離婚しなさいと言われるかと思った。
好きに生きたらいいよ、
お母さんからは息子と嫁をねぎらうラインが
旦那さんのスマホに届いたという。
旦那さんの岡田さんとは何年も前に出会った。
彼はできるひとで華があった。
ちょっと、張り詰めた空気があった。
昔の彼とは全く違うひとになった彼。
しあわせそうで安心した。
何がしあわせかは本当にわからない。
どちらかというと俺様キャラの彼は
子煩悩なイクメンになっていた笑。
イベントやブログが大人気だそうだ。
いまの人生が嫌だ?
自分に合う出会いがない?
仕事も人間関係も嫌だ?
それはあなたがあなたを生きてないから。
起こる現実にも出会うひとにも
やってる仕事にも納得できないのだ。
その閉塞感をぶち壊す
ひとつの答えがゲスく生きること。
はるちゃんの子供、じゅんせいくんは
岡田さんとの子供ではない。
誰が父親なのかわからない。
じゅんせいくんを身ごもってから
ふたりは出会い、結婚した。
自分そのままで生きたら
そんな自分にぴったりのひとに出会えるんだ。
自分がゲスいと思っていることをやってみよう。
そのゲスは誰かにとっては案外ゲスくない。
そんなあなたをまっていたと
絶賛される個性かもしれないのだ。
Happyちゃんは、ふたりに比べて
特出したものがないと思ったという。
確かに彼女は、ふたりを立て
タレントでありつつプロデューサーで
登壇者でありながらMCだった。
他にもスタッフがするような
舞台設定まで目を光らせていた。
すばらしい。
みんなちがってみんないいのだ。
ひとの素敵さにさっさと降参すれば自分も光る。
うん、みんないいひとだなー。
そしてそれこそが3人を引き合わせた。
いいひとが一生懸命ゲスをやってるから
キュートなんだ。
いいひと極まれば、ゲスになる。
ゲス極まれば、いいヤツになる。
ハピちゃん、ぢんさん、はるちゃん
ゲスい一夜をありがとう

photo by ジョニー