昨日テレビの世界仰天ニュースという番組を視ました。
テーマは、秋葉原連続殺傷事件を起こした、故・加藤智大死刑囚。
勉強で挫折し、就職しても人間関係を築けず、増すばかりの孤独。
自分は世間から必要とされないというマイナスの感情だけが募り、死を考えるようになってしまう。
拠り所としたネット掲示板でも、荒らしや無視をされたばかりか、好意的な書き込みを現実と混同して、さらに挫折してしまう。
希望や生きる目的を完全に失っている、孤独ばかりの人生。
しかし、不幸ばかりでなく、人から必要とされたり、感謝されたりという成功体験は少なからずあったはず。
希望を見出す手がかりを活かしきれなかったのは、支えになる人がとにかくいなかったこと、あきらめない気持ちや自尊心の欠如、見た目や経歴の劣等感だったのでしょうか。
現に、犯行直後の氏は、誰かに止めて欲しかったとこぼしたといいます。
そうだとしたら、あのような暴挙を止めることは難しいですね。
個人の抱える闇は、何かしらのサインがないと福祉の手で救うことができない。ネット掲示板はあくまで仮想現実なので、実生活を劇的に変えるほどの力はないと思います。
実際問題、現実を変えるには奮起して現実を変えていくのみです。
私は現在孤独であり、心の拠り所とする人はいません。
ですが、私はまだ社会の役に立てると思っています。私には健康極まりない体と、積み上げた知識や経験があります。
それに、私と同じように孤独でなくても、救いを求めている人や、将来があるのに早くも挫折しかかっている幼い子供たちのためにできることをやりたいという気持ちがあります。
そうした、誰かの幸せに役立つことを自分の喜びとすることこそが、私にとっての光。
私は二度と闇には落ちません。求めるのは光のみ。
たとえ孤独な死が待っているとしても、小さな感謝をいっぱい受ける、意味のある人生にしたいです。
自由経済社会では、貧富の差が生じやすく、一度落ちたら這い上がることが難しい。しかも何代にも渡って貧困の連鎖が続く。
それでも絶望だけの人生なんてないと信じています。
希望の点をつなげて、やがて線へ。
線を束ねて、太い幹へと育てる力を、まずは私が身に着けていきます。