過去から何度も書いております通り、
(引き続き、そのスタンスについてまで
批判を書かれ続けていますが…)
私は個人的にブログを書いている、
HER2陽性、ホルモン非反応(ゼロ、ゼロ)の
一乳癌罹患者であり、
自分に関係のないホルモン陽性の治療
については、
原則、書かない方針なのですが、
※トリネガでの再発転移は十分あり得るので
自分事として確認しており、
記事対象としています。
免疫チェックポイント阻害剤の動向、
ということで、
記事にさせていただきます。
先にリブログさせていただいた、
押川先生の記事に出ていた週刊誌に、
国立がんセンター東病院の治験が掲載
されていましたので、
念のため、
国立がんセンター東病院の、
乳癌関連の、
免疫チェックポイント阻害剤の治験を
確認しました。
乳癌の免疫チェックポイント阻害剤の
治験は、2つありますね。
2つとも、HER2陽性の方には関係ない
治験ですが…。
そのうちのもう1つです。
(件の週刊誌に記載されていた方)
ーーー
◼ホルモン陽性HER2陰性乳癌の
術前化学療法対象者への
術前: キイトルーダ+化学療法
術後: キイトルーダ+内分泌(ホルモン)療法
第3相試験(国際共同試験)
▼対象
・ホルモン陽性・HER2陰性
・未治療の乳がん、術前化学療法の対象者
・T1c-T2(腫瘍径≧2cm), cN1-cN2
・T3-T4, cN0-cN2
・T3-T4, cN0-cN2
・腫瘍グレード3
・腫瘍グレード2かつKi-67が30%以上・その他、身体状態が良好である条件が
あるので、詳しくは、
国立がんセンター東病院にお問い合わせ
下さい。
※ ホルモン陽性、HER2陰性、
手術不能なリンパ節転移なしで
術前化学療法対象者 って、
皮膚浸潤ありか、
腫瘍を縮小して温存手術をしたい人、
ですね。
※ホルモン陽性、HER2陰性
の中でも、一口で言えば、
補助化学療法が勧められる、
比較的、再発転移リスクが高い患者向け
ってことですね。
▼治験責任医師
向原 徹先生 (科長)
<以下は私の個人的な感想>
ホルモン陽性、HER2陰性の中では
再発転移リスクが高いとされている患者を
対象にしているけれど、
進行速度がホルモン陰性やHER2陽性に
比べて相対的に遅いとされている
(患者集団の統計ではね…)
患者群から拡大しようとしているのが、
穿った見方をすると、
抗がん剤が効きにくい、予後は比較的
悪くない、結果を出しやすい患者群を
対象にしているようにも
見えなくはない…。
でも、上記該当者には朗報ですね。
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