本庶佑先生 ノーベル賞授賞 おめでとうございます! | HER2タイプ乳癌ステージ3C 経過観察中シングルマザー

HER2タイプ乳癌ステージ3C 経過観察中シングルマザー

HER2タイプ乳癌のこと、治療のことなどを書き残しておこうと思います。温かい目で見守っていただければ、幸いです。アメンバー申請、コメント、メッセージ、リブログについては、「はじめに(私のスタンス)」テーマ内の記事をご一読下さい。

ご訪問ありがとうございます。

以前も書きましたが、私は、

2014年の初期治療

の術前化学療法でpCRせず、
特にハーセプチンの効きが悪かった、
(ハーセプチン+ドセで癌が縮小しなかった)
2015年初の術後病理検査結果も
芳しくはなかった、
ステージ3Cまで進行した乳癌、
(リンパ節転移は手術で取り除けたわけでは
 ないし、腫瘍マーカー等の客観的事実からは
 血液に癌細胞は流れていたところまでは
 疑いようもないだろう、という状況)

術後の補助化学療法が
ハーセプチンだけでは、微小転移を撲滅
できるとも思えなかったので(当時は)

免疫療法を検討しました。
(実際、活性化自己リンパ球療法を
 ハーセプチンに追加しました)

その状況でなければ、
免疫療法を、あれだけ真剣に調べることも
なかったと思いますが、

標準治療でもなく、
先進医療で対象となるものもなく、
 (丁度、終わったところ)
自由診療の免疫療法は、高額な上に、
怪しげなものもありそうだったので、

免疫の基礎知識から、素人なりに
かなり調べました。

その、2015年春~夏に
免疫療法を検討した際に、
丁度、最新の動向として目についた、
抗PD-1抗体(免疫チェックポイント阻害剤)。

自分がそういう状況でなければ、
興味を持つこともなかったであろう、
お名前や研究を気にもとめなかったであろう
(すみません、当時は)
本庶佑先生

ノーベル賞授賞、おめでとうございます。

「PD-1」発見から約25年。
免疫チェックポイント阻害剤の実用化に
繋がってのノーベル賞授賞ですよね。

癌患者にとって、本当に有り難い、
画期的な発見、免疫機構の解明の基礎研究
であった、
ノーベル賞授賞、本当に嬉しく思います。




「PD-1」という分子を
京都大学の本庶佑名誉教授らの研究チーム
発見したのは1992年
小野薬品工業もこの分子に目をつけ、
共同研究を進めた。

「PD-1」が免疫抑制に関わっている
仕組みが分かったのは1999年。

実際の治療薬候補が完成し
治験が始まったのが2006年。
開発から実用化まで15年。

ーーー

免疫チェックポイント阻害剤関連の
過去記事

2017年8月7日時点のものですが…


ーーー

下矢印 10/5補記  最新の動向は
      AnswersNews(株式会社クイック) 
      リンク・引用の承諾をいただいています。

ーーー

など、

「免疫療法(私の場合)」テーマや
「新薬・臨床試験情報等」テーマに

免疫の基礎知識や、免疫チェックポイント
阻害剤の動向に関する記事を
格納しています。

よろしかったら、合わせてお読みください。

ーーーーー

追記

私にとっての玉石混淆の情報の見分け方は
素人なりに理論やエビデンス(臨床試験結果)
や論文を調べて理解することかな。

当時、画期的な結果の出た免疫療法はなく、 
自由診療の活性化自己リンパ球療法を
藁と分かっていて試したから、
後悔もしていないし、
詐欺だとも思っていません。


免疫チェックポイント阻害剤は、当時の、
巷に溢れる自由診療の免疫療法と違って、
夢の、まではいかなくても、
結果が出ている。

当初期待されたほどには
出ていないけれど…

そして、当初期待されたほどには
結果が出ていない結果から、
また、その原因を解析、研究して、
新しい発見が生まれて来ている
のではないでしょうか。

そうやって、
基礎研究者、国や民間の研究資金提供者、
製薬会社や医療機器メーカーなど
実用化に携わる人々、
臨床試験参加者、臨床医

過去の全ての方々のご尽力の結果として、
今の医療があり、

さらに、
今の、臨床試験に参加する患者も含め、
全ての関係者のご尽力により、

医学の進歩、
将来のよりよい医療が生まれる、

のだと思います。


にほんブログ村 病気ブログ 乳がんへ
にほんブログ村

   私がフォローさせていただいている方々、または
   癌に罹患した経験のある方、 がん患者の家族
  (の経験者)、 保険診療での癌治療や癌緩和治療の
   経験がある医師 以外の方々からの 
 「いいね」は固くお断りします。

  癌罹患または癌家族の経験が最近のブログ記事や
  プロフィールに書かれていない方からの
  共感、応援は  「いいね」でなくコメントで
  お願いいたします。