”がんカテは局所化学療法” 関明彦医師 | HER2タイプ乳癌ステージ3C 経過観察中シングルマザー

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ご訪問ありがとうございます。

癌カテーテル治療
(血管内治療:動注化学療法、塞栓術)の
関明彦先生が、

肝転移のカテーテル治療について
書いていらっしゃる、
「外来に来る前に読んで下さい」
という最近の記事を
ご紹介リブログします。

※どちらかというと、自分の備忘保管の
  ためのリブログですが…。



転移性肝癌に塞栓術単独は、にゃんこはするべきではないと思ってます。
(中略)
特に、原発性と異なり、転移性は塞栓術では死ににくいです。
(中略)
転移が塞栓単独を行って1か月後に黒くなっても、もう1か月経てば逆に治療前より大きくなることは結構多いです。
がん治療は、その瞬間の治療効果に満足していたらダメです。
その患者さんが長生きするために、ゆっくりとでも小さくなって、結果的に長期間、現状維持以上の結果をキープすること、これが大切です。
(中略)
塞栓が強く入ることは、腫瘍を一時的な乏血状態にすることで、その結果腫瘍は生き残ろうとして血管増生因子を作ります。もちろんそれだけではありませんが、結局中途半端に、顔つきの悪い部分が残ってこれを刺激することで、このような因子により腫瘍が強く活性化されることはありえます。

抗がん剤を塞栓術に併用する意味は、こういう状態を抑制することだと推測しています。

自分のところの塞栓術はあくまで化学塞栓術

もっと言ってしまえば、治療の主役は抗がん剤の動注、塞栓術はその効果の上乗せだと思っています。

実際、肝臓以外の臓器には塞栓術はさらに効果が低下しますので、自分は抗がん剤の動注しかしない場合も多いです。それでも効く人には効いています。
婦人科がんの場合は、特に動注だけでも十分な効果が出ていると思います。



肝転移には塞栓術単独でなく、
動注化学療法が主役、塞栓術は上乗せ、
ということなのですね。

抗がん剤が実際に効くかどうかは、
やってみないとわからない、
バクチであることは変わりない。

抗がん剤が効かない可能性が高い場合は、
勿論デメリットもあるだろうけど
ラジオ波焼灼療法は確実性があるように
素人感覚では感じるのですが、
また、すぐ再発・増大しちゃう
ってことなのかなぁ?