2016/12/12 キイトルーダ(メルク社/MSD) トリネガ乳癌 第1、2相臨床試験結果 | HER2タイプ乳癌ステージ3C 経過観察中シングルマザー

HER2タイプ乳癌ステージ3C 経過観察中シングルマザー

HER2タイプ乳癌のこと、治療のことなどを書き残しておこうと思います。温かい目で見守っていただければ、幸いです。アメンバー申請、コメント、メッセージ、リブログについては、「はじめに(私のスタンス)」テーマ内の記事をご一読下さい。

ご訪問ありがとうございます。

免疫チェックポイント阻害剤は5社が
凌ぎを削っているようですが、

乳癌の臨床試験が行われていて、
承認➡認可の可能性があるのは、
ロシュ社アテゾリズマブと、
メルク社キイトルーダ(Pembrolizumab、
旧名: lambrolizumab)でしょうか。

※オプジーボの臨床試験は、乳癌では
   結果が出なかったのかしら?
   (まだ、最近の動向をフォローできて
    いません、、。
   2年ほど、すっかり、乳癌を忘れて
    生きていた、仕事と娘ちゃん関連の
    しょーもない第3者強制介入の、
    しょーもない結果対応に追われていた
    ので、、。)

キイトルーダは、非小細胞肺がんの
第Ⅲ相臨床試験結果がよく、
(結果を出せなかったオプジーボに比べ、
 よい結果が出た)
2016年12月に日本でも認可されましたよね。

現在、乳癌でも、第Ⅲ相臨床試験が実施中
ですよね。

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2016年5月2日
ジャーナル・オブ・クリニカル・オンコロジ(Journal of Clinical Oncology)

▼KEYNOTE-012試験

・複数の固形がん(胃がん、尿路上皮がん、

    頭頸部がん、乳がん)を対象とした、

    ペムブロリズマブ(キイトルーダ)

    単独投与の第1b相臨床試験。


・このうち、転移のある進行トリプル

    ネガティブ乳がん患者で、

    腫瘍細胞にPD-L1発現が認められた65人

  (全体の58.6%)のうち、32人を対象に

    キイトルーダを投与。

・治療効果の判定可能者 27人


奏効率(腫瘍が一定以上縮小)18.5%

腫瘍制御率(腫瘍の進行を抑制)25.9%

    期間の中央値は1.9か月。

    6か月時点での腫瘍制御率は24.4%

・生存期間の中央値11.2か月

   6か月時点の生存率は66.7%、

   12カ月時点では43.1%


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2016年12月12日  
エーザイのニュースリリースより
臨床第Ⅰb/Ⅱ相試験  中間報告

エリブリン(ハラヴェン)とペムブロリズマブ
(キルトイーダ)併用による
転移性トリプルネガティブ乳がんを対象
とした臨床第Ⅰb/Ⅱ相試験の中間解析結果を
第 39 回サンアントニオ乳がんシンポジウム(39th Annual San Antonio Breast Cancer              Symposium、SABCS、12 月 6 日~10日)
において発表した。

218 試験は、臨床第Ⅰb/Ⅱ相試験
・対象:2 レジメン以下の前治療歴のある
                転移性トリプルネガティブ乳がん
・95 人
・エリブリンとペムブロリズマブ併用
・多施設共同、単群、非盲検の
・主要評価項目
    第Ⅰb相:安全性と忍容性
    第Ⅱ相:奏効率
・本発表では、2016 年 7 月時点において
    臨床試験に登録された 89 人中 39 人の
    患者に対する中間解析に関して報告。

・奏効率 33.3%
(完全奏効 1 人、部分奏効 12 人)
  また、PD—L1 陽性と陰性との間で、
  奏効率の違いは認められなかった。

・高頻度で確認された有害事象
 (頻度 35%以上)は、疲労、悪心、
   末梢神経障害、好中球減少、脱毛。
   グレード 3 以上の有害事象は 66.7%
   高頻度(7%以上)に確認されたものは、
   好中球減少(30.8%)、疲労(7.7%)

・1人の治療関連死

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⬛日本で実施中の臨床試験

KEYNOTE-086
・予定実施期間  2015年5月  ~  2017年11月
・転移性トリプルネガティブ乳がんに対する
   ペムブロリズマブ(キイトルーダ)
   単剤投与の第2相試験

MK-3475-119/KEYNOTE-119
・予定実施期間  2015年10月  ~  2017年9月
転移性トリプルネガティブ乳がんに対する
    ペムブロリズマブ(キイトルーダ)と
     抗がん剤単剤を比較する第3相試験

MK-3475-355/KEYNOTE-355
予定実施期間  2016年7月~2019年12月
トリプルネガティブ乳がん初回治療として
    ペムブロリズマブ(キイトルーダ)と
    抗がん剤併用の第3相試験
・併用薬剤は、Nab-パクリタキセル
   (アブラキサン)又はパクリタキセル
    またはゲムシタビン(ジェムザール)
    +カルボプラチン(パラプラチン))

【参加資格ポイント】
再発転移してから化学療法の治療歴なし
・初期治療(I~III期)の治療が完了している
・再発転移までの期間が6ヶ月以上経過
・術前/術後補助療法で全身治療を受けた
場合、アントラサイクリン系薬剤による
前治療歴を有する
・測定可能病変を有する
PSが0又は1
・無作為化から12週間以上の生存が
見込まれる


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