Abema TVというインターネット番組で、キングコングの西野亮廣さんがやっている『株式会社 ニシノコンサル』。

その名もズバリ、相談者の悩みに西野さん(とSHOWROOMの前田裕二さん)が答えるという番組なのですが、

「教会に若い人たちを呼びたい!どうしたらいいですか?」

というまさに我々日本共産党にとっても死活問題といえる“若者問題”に切り込んだ回があったので、見てみました。

 

 

以下、私の独断で内容をまとめてみます。

≪ ≫内は私の心のつぶやきです。

 

いきなり“聖書”はハードル高すぎ

相談者は愛媛県のキリスト教の牧師。いつも教会に来るのはほとんどが40歳以上で、若い世代が全然来なくて悩んでいるとのことでした。

一通り相談者の悩みを聞き、西野さんが言ったのは、

「一度教会に入ってしまったら、もうずっと出てこれなくなってしまうイメージがある。何も知らない人からしたら、正直怖い。だからいきなり教会に来てもらって聖書を読んでもらおうと思うのは、ちょっとハードルが高すぎるんじゃないですか?」

 

≪おー、そうだよなぁ。何も知らない若者にいきなり共産党の綱領を読んでもらおうってのも無理があるよなぁ。でもそしたらどうやって綱領にたどり着いてもらえばいいのか…。≫

 

物ではなく、“人”がフックになる

西野さんは続けます。

「宗教を広めようと思ったら、“人”がフック(鍵、誘引)になるんじゃないですかねぇ。いきなり聖書に食いつく人なんて稀でしょうし。だからTさん(相談者)が超魅力的になるしかないですよ。Tさんがみんなに慕われるようになって1~2年くらいした頃に、“あのTさんがあれだけ熱心にやってるキリスト教ってどんなんだろう?Tさんがやってるんだったら私もやってみてもいいかも”ってなってくるんじゃないでしょうか」

 

≪なるほど!これまでわりといきなり共産党の考えを広めようとしてきた自分の行いをちょっと反省。まずは自分が魅力的になって輝かないとな≫

 

“教会に来てもらう”のと“キリスト教を信じてもらう”のは全く別の問題

話はちょっと変わりまして、“そもそも教会に来てもらうことが目的なのか?”という話になりました。“教会に来てもらう”のと“キリスト教を信じてもらう”ことは全く別の問題であって、目的によって対応の仕方が変わってくるんじゃないかと。教会に来たところで、キリスト教に入るとは限らないわけだし…と。

結局突き詰めていくと、相談者の真の目的は“キリスト教を信じてもらうこと”であることが明確になり、そうであるならば、活動の拠点を教会だけに限定する必要はまったくない(わざわざ教会に来てもらおうとする必要はない)という話になりました。

 

≪ほんとそうだな。共産党の“つどい”に来てもらったところで入党してもらえるかどうかはわからない(むしろ入党しない人がほどんど)。イベントの“呼び込み”ばかりに躍起になるのではなく、もっと大きな視野で考える必要がありそうだな(もちろんつどいはつどいで重要だけど)≫

 

SNS・オンラインサロン等を活用し、信頼を稼ぐ

教会に縛られる必要がないならば、SNSやオンラインサロンを活用して、まずはそこで信頼を稼いでいったほうがいいんじゃないですか?って話になりました。その手始めとして、「まずはコメンテーターとして頑張ってみてはどうですか?」と提案されていました。その心は、いきなり発信者として注目を集めることって案外難しいから、まずは誰かの発信に対して“印象に残るコメントを残しまくる”ということをやり続けて信頼を稼いだらどうだろうか、ということでした。

 

それと、相談者はすでにツイッター等で頑張って発信していましたが、残念ながら「“一方通行”の発信になっている」と指摘を受けていました。西野さんと前田さん曰く、インターネット(SNS)というのは基本的には“双方向の場”らしく、もっと読み手とのコミュニケーションを意識したほうがいいとアドバイスされていました。

 

≪うーん、理屈はよくわかるけど、“コメント残し”はめんどくさそうだからいいや。でも“一方通行”ってのは私もそうだなぁ。ブログのコメント欄閉じてるし…。とりあえずコメント欄開放してみようかな…。(チキンハートな私は批判的コメントを恐れてコメント欄を閉じていたのですが、この度この話を聞いて開放してみることにしました!よろしくお願い致します!)≫

 

同時に、リアルな場でも信頼を稼ぐ

インターネット上で信頼を稼ぐと同時に、リアルな場でも信頼を稼いでいく必要があるということで、

「歩く教会になったらどうですか?」

と提案されていました。これはお見事と私も唸ってしまいましたが、もともと人の悩みを聞いて救済していくのが教会の大きな役割のひとつだから、その点を活かして“自ら街に繰り出して”人々の悩みを聞きまくったらどうですか?と。

それと、バーベキューは“双方向のコミュニケーション”をとる手段としては最適ですよとおっしゃってました。

 

≪なるほど、“歩く教会”かぁ!これなら私にもできそうだ。カウンセラーを目指していた時期もあったし。よーし、これからいろんな人の悩みを聞きまくろう!うーん、でもどうやって相談者を集めたらいいんだろうか…。ネットで告知?ビラ撒き?よくわからんけど、とりあえず『ひぐち通信』で告知してみるか。

それとバーベキューいいよね。いきなり「共産党の話を聞いて!」って言うんじゃなくて、バーベキューを切り口にして“双方向のコミュニケーション”を成り立たせていくってことね。了解!≫

 

まとめ(共産党の視点に転換して)

・いきなり“綱領”は、何も知らない人にとってはハードルが高すぎる

・共産党の考えを広めるためには、“人”がフックになる

・つどいなどのイベントに来てもらうことだけに固執しすぎず、SNS等を有効に使い信頼を稼ぐ

・人々の悩みを聞きまくり(生活相談に乗り)、リアルな場でも信頼を稼ぐ

 

まあざっくりとこんな感じでしょうか。

 

『株式会社 ニシノコンサル』―基本的には有料のようですが、放送開始後数時間は無料で見れるようで、私はこの回は無料で見ることができました。さすが天才西野さんっていう感じで、非常に参考になりました。

ほんとに赤旗や党員の拡大(特に若い世代に対する拡大)ってなかなか難しくて私も悩みっぱなしですけど、この番組を見てちょっと光が見えた気がしました。とにもかくにも“(信頼の醸成には)時間がかかる”ということがはっきりとして少し安心しました(笑)

みなさん、腰を据えて、じっくりやっていきましょう!!!

 

 

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阪急西宮ガーデンズ前 街頭演説

11月24日(土) 16時~

日本共産党前衆議院議員 清水ただしさん

党国会議員団兵庫事務所長 金田峰生さん

党西宮市会議員団

市政対策委員長 ひぐち光冬

が訴えます!ぜひ聞きに来てください!

 

ひぐち光冬のホームページ

は、別名「ブログ図書館」。

ブログの読みたい過去記事を探すのに便利です。

また「ひぐち光冬通信」を公開【2018/10/29 vol.9更新!】

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