最新の「とことん共産党」を見ました。
なんと今回の「とことん共産党」には、「保守」論客である中島岳志さんが登場。
『なぜ「保守」論客が「とことん共産党」に?』というタイトルで放送されました。
少なくとも私の中では、
「自民党=保守」
「共産党=革新」
というイメージがあったので、「保守」の方が共産党の番組に登場するというだけでびっくり仰天でした。
でも、中島さんの話によると、自民党も共産党も変わってきていると。その中で、本来の「保守」というものを突き詰めて考えていくと、共産党の考えと一致する…ということでした。
小泉政権のあたりから自民党は保守的ではなくなり、逆に共産党は保守的な考えに近づいてきているということなんですね。
ところで、中島さんの考える「保守」って何?ってことなんですが、中島さん曰く、「保守」というのは基本的に人間を不完全であり間違いを犯す存在であると考えていて、ゆえに自分の主張に常に疑いをもっているため、必然的に相手の意見を丁寧に聞こうと努めるようになると。そのような態度を「保守」と呼んでいるようなんですが、たしかにこの定義にあてはめたら、今の安部政権なんかは全く「保守」とは言えないですね(^_^;)たしかに共産党のほうが「保守」に近いというのも頷けます。
そんな中島さんがこれまで共産党に懐疑的だったのは、共産党はちょっと急進的すぎるという印象を持っていたから…とのことでした。
しかし、共産党も確実に変わってきています。「保守」論客である中島さんが番組に出てしまうほどに。
最後に中島さんが共産党に対して提言していました。
「自分たちの主張が絶対に正しいんだ!という高圧的にもみてとれる態度を改めていったほうがいいんじゃないかと思います。赤旗の見出しとかも引いちゃうときありますから」
と。
さすが「保守」論客。慎重派ですね。共産党だって間違っているかもしれないんだから、「これが正解だ!」なんて決めつけずにもっと謙虚にいきましょうっていう提案です。
ふむふむ、もっともな意見だと思いますが、
でも私は、共産党が今の態度を改める必要はないと思っています。だって、「これが正解だ!」って堂々と言い切れることって、単純にカッコいいじゃないですか。なかなかできませんよ、かなりの自信と信念がない限りは。ちょっとでも自分の中に良心の呵責や疑念があれば言い切れないわけですから、私はあらゆる分野において自らの見解を言い切ることのできている共産党って、すげーなと思っています。
ただ、中島さんのおっしゃる通り、そこが共産党に近づき難いひとつの要因になっていることも間違いないと思います。難しいところですが、個人的には“聞く耳を持ちながら、正しいと思う主張は堂々と言い切る”(それでもちろん相手に強制はしない)という態度のあり方が一番いいんじゃないのかなと思っています。
いろいろ感じたことを書いちゃいましたが、よかったらみなさんも見てみてください。
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