1/9、板門店で韓国と北朝鮮の閣僚級会談が開かれた。米国のトランプもこの会談の開催に賛成した。また、北朝鮮との直接対話の可能性も言及した。
平昌冬季五輪が終わる2/25日までは、朝鮮半島で戦争は起きない。北朝鮮の五輪への参加問題を中心に南北関係の議論に対し、米国は直ちに五輪期間中は韓米の軍事演習を行わないとした。そんでもって、トランプが五輪だけにとどまらずそれ以上のもんになることを期待し、適切な時期に米国も対話に参加すると言うた。そうなれば、全人類にとって、世界にとってすばらしいことになるやろとも言うた。
ならば、五輪後も対話気運を後退させず、北の核問題の解決へ向けてどう軌道に乗せていくかや。
ところがや、ニッポン政府をはじめとしたニッポンの姿勢は依然、対話のための対話は不要と言うて、北朝鮮が屈っするまで軍事的・経済的圧力を強化し続けると言うてる。どんな成果が見込まれるんか、北朝鮮の暴発や不測の事態による戦争勃発を防ぐ手立てがないくせに、米国を盾にえっらそうに言うてるだけや。虚勢をはってる。
一本調子で、バカのひとつ覚えのように危っかしい。言うたら、むしろ対話気運に水をかけようとしてる。北朝鮮への圧力強化を強硬に主張するニッポンは、今後どのように動いてくんやろか?
安倍とトランプは「圧力を強化し続ける」ことで一致はしてるものの、安倍が対話の可能性を明確に否定してるのに対し、トランプはそれを一度も否定したことはない。
対話と言う落とし所を用意せずに圧力だけ高める言うことは、要は「戦争をも辞さへんで!」と言うことや。ほなら、ニッポンは単独で北朝鮮と戦争する能力を持ってるんか? 実際に戦争となれば米国なくしてやってくことができひん。
せやけど、ニッポン政府と読売・日経など親安倍系マスコミが、ニッポン国民に米国もまた安倍と同じで、対話を拒んで、いざとなれば戦争も辞さずという構えで突き進んでくと言う口調や!
五輪を成功させたい韓国側の事情につけ込み、揺さぶりをかける北朝鮮の狙いがありと言うて、文在寅政権が譲歩し、圧力路線から離脱する可能性を懸念してるんやと、、、トランプも、南北会談に一定の理解を示しつつも、韓国が北に過度の融和姿勢を示し、北朝鮮への圧力が緩まへんよう警戒してると、、、要は自分の思い描くもんを強調してるかのようや。
そんでもって、最大限の圧力で、核・ミサイル開発放棄に向けた協議に引き出そうとしてる米国の戦略に資する形で南北対話を進めなあかんと、、、(えらっそうに)
文政権が、人道支援や経済制裁解除、南北交流事業再開などに次々と動き出すとの不安を米日は募らせてると言い、なんだかまるで対話が悪いかのようや。米日は揃ってそれに反対しているかの論調に満ち満ちてるから、独り善がりもええとこや。。。そんでもって、軽率で軟弱な韓国と言いたげで、不埒にも北朝鮮との対話に応じてもうたと絵を描いてる。
トランプは上述のように対話を大歓迎してる。ティラーソンが周到に進めてきた米朝の直接対話を通じてのそれなりものや。
北朝鮮の核・ミサイル開発をめぐり、米政府関係者と北朝鮮当局者が昨年12月上旬に北京で極秘協議を行っていたことが1/3にわかってる。また、カナダ政府がニッポン政府に「対北圧力」方針の見直しを迫ってた。その直後、ティラーソンは北朝鮮との無条件対話に応じる考えを表明。トランプ政権内で対北融和派が巻き返しを図っているとみられる。
前提条件なしで北朝鮮との最初の会議を開く用意があると、、、メリルらの報告を踏まえ、対話再開に向けたシグナルを北朝鮮側に送った可能性もある。
米朝間では、米国務省のジョセフ・ユン北朝鮮担当特別代表と北朝鮮外務省の崔善姫米州局長も度々接触しているとされる……。
このように、米国はとっくに北との対話に向かって動いており、今回の南北高官級会談の開催という新展開も、米韓中露さらにカナダも含む国際的な対話醸成努力の成果と見ることもできる。そうしてみると、米国を盟主と崇め、その斜め後ろに控えて、韓国を叱咤激励しつつ北に対する国際包囲網を作り上げているというのは、ニッポンだけが思い描いている虚像や。
朝鮮半島問題の対話による解決の為の国際的包囲網が作られつつ、そこで包囲されてるのは、対話を拒否してるニッポンや。自分の姿を客観視できひん!
せやから、反摂理、反み旨の道を歩んで、米国の犬であれば、救われると思うてる。ちょんまげ根性丸出しや。
米韓日同盟で朝中露に立ち向かうと言う20世紀的な冷戦発想からどうしても抜けられへん時代錯誤がどうもニッポンにある。
冷戦構造、南北分断など、世界の分裂に乗じて、共産圏の経済鈍化を踏まえ、経済を発展させたニッポンは、どうも分断、分裂と言った犠牲の上で甘い汁を吸ってきた経緯から最後の国家的冷戦構造の犠牲の砦を壊したくないようや。