富山短大パワハラ訴訟 第1回口頭弁論
(2011年04月06日 18時08分)

 2009年4月、富山短期大学の男性職員が職場の上司から受けたいじめが原因で自殺したとして、両親が大学と当時の上司を相手どり、8,500万円の損害賠償を求めた裁判の第1回口頭弁論がきょう、富山地方裁判所で開かれました。

 この裁判で原告の男性職員の両親は、富山短期大学の教務部勤務の当時32歳の男性職員が2009年4月に自殺したのは、上司に怒鳴り声を浴びせられたり、過大なノルマを要求されるなどいわゆるパワーハラスメントを受けたためだとして、上司と学校を運営する富山国際学園を相手取り、およそ8,500万円の損害賠償を求めているものです。

 これに対し、被告側はパワハラではなく指導や注意であると主張した上で自殺との因果関係を否認。全面的に争う姿勢を見せました。


http://www.tulip-tv.co.jp/news/detail/?TID_DT03=20110406181057

富短大学職員パワハラ損害賠償訴訟

一昨年、富山短期大学の当時32歳の男性職員が自殺したのは、上司による職場の権力を利用した嫌がらせいわゆるパワーハラスメントが原因だとして遺族が短大側などに損害賠償を求めた裁判の1回目の口頭弁論が6日、富山地方裁判所で開かれました。

 この裁判はおととし4月、富山市の富山短期大学で事務職員をしていた当時32歳の男性が上司から罵声を浴びせられるなどのパワーハラスメントを受けて自殺したとしてこの男性の両親が当時の上司と短大を運営する富山国際学園に対し、8500万円余りの損害賠償を求めているものです。

 富山地方裁判所で6日、開かれた1回目の口頭弁論では原告側の訴状と被告側の答弁書の確認が行われました。

 裁判の後亡くなった男性の61歳の父親が県弁護士会館で記者会見し、現在の心境を話しました。

 「私と家内の思いは真実を知ること、それだけです」

 原告側は今後、亡くなった男性の精神状態を示す資料を裁判で明らかにしていくほか、この男性が亡くなった後、大学側が職員に対して行なった聞き取り調査の資料の提示を求めていくことにしています。
http://www2.knb.ne.jp/news/20110406_27672.htm