自民党の、人種差別的な街宣活動として「ヘイトスピーチ」を規制するための


プロジェクトチームが、初会合を開きました。人種差別的な街宣活動は、規制が


必要かとは思いますが、国会周辺での大音量の街宣やデモに対する規制も


合わせて議論する方針ということです。高市政調会長は、仕事ができる環境を


確保するために、批判を恐れず議論を進めると強調した、と報道されています。


また、出席者からは、思想の右、左を問わず、騒音を規制すべきだとの意見も


出たそうです。右はヘイトスピーチを、左は官邸前での脱原発デモや集団的


自衛権の行使容認に反対するデモなどを念頭に置いた発言です。国会内で、


問答無用で、数を頼みに強行に法案を通し、その上、国民の言論の権利まで


奪おうというのでしょうか。国会周辺のデモ、これは、国政に対する国民の声です。


集会や結社の自由は憲法で保障されています。国民の声を聞くのは、政治家の


大事な仕事のはずです。ヘイトスピーチと国会周辺のデモは、全く性質が異なる


ものなのに、このような乱暴で拙速な議論で、よいわけはありません。与党の中


からも、デモの規制は慎重に検討すべき、という声もあるのは、当然のことでしょう。


あまりにも勝手な言論統制には、声をあげていく必要があると思います。