youtubeで心霊ｽﾎﾟｯﾄと検索すると、
有名な心霊ｽﾎﾟｯﾄを撮影した動画が無数にあります。
もし15年以上前にyoutubeがあったら俺も心霊ｽﾎﾟｯﾄの動画を投稿しまくってたでしょう。
車の免許をとりたての頃はﾄﾞﾗｲﾌﾞが大好きで、心霊ｽﾎﾟｯﾄによく行ってました。
19歳の頃の話なので今から16年前くらいの話です。
友人N村から大阪泉南の方に、｢皆殺しの館｣と言うﾒﾁｬﾒﾁｬ恐い心霊ｽﾎﾟｯﾄがあることを聞きました。
当時聞いた噂が、昔、とある一家の大黒柱である父親が包丁か鉈で家族全員を皆殺しにしてしまったらしいです。(あくまでも当時俺が聞いた噂で信憑性は低いです)
よし!いっぺん行って見るか!!(^∇^)
俺と友達4人の計5人で夜の10時頃に出発！
友人N村は以前にその場所の手前まで行ったことがあるらしく、友人N村のﾅﾋﾞに従って運転してました。
約1時間程車を走らせ、泉南地方に入りました。
友人N村曰く、昔はその館まで道が繋がっていたのですが、どうもその事件の後は封鎖されているらしくﾌｪﾝｽをよじのぼるらしいです。
えらいとこなんやなぁと恐怖を覚えつつも期待と興奮に胸が高鳴ってました。(^∇^)
友人N村｢この辺やってんけどなぁ･･･ちょっとｽﾋﾟｰﾄﾞ落として」
友人N村の指示通り車を低速にして右側のﾌｪﾝｽをずっと見てました。
友人N村も道は覚えてましたが肝心の場所はうろ覚えやったのかしばし車でﾉﾛﾉﾛと観察してました。
その時友人M辺が｢お、おいあれ見て！｣
おっ!ようやく目的地に到着したか？？(ﾟΩﾟ;)
俺｢どこ?なんかあった？｣
友人M辺｢違う違う。左側、左側見て！｣
ん?目的地は右側やろ？なんで左側やねんと思いながら見ると･･･
ん?誰かいる?
右側はﾌｪﾝｽに雑草が生い茂った所ですが、左側には巨大な駐車場がありました。
真っ暗やったので少し車を左側に向けてﾊｲﾋﾞｰﾑで照らすとちらほら人影、そしてﾊﾞｲｸが見えます。
ん?こんな時間に駐車場で何してんのやろ?と思い、少し左側に車を寄せ駐車場の中を見ると、
そこには気合いの入った多数の方々が！！∑(ﾟДﾟ)
どうやら暴走族の集会場やったらしいです(｡＞0＜｡)
そして一人の暴走族がこっちに歩いて来て何か叫んでいます。
暴走族｢おまえらさっきから車ﾉﾛﾉﾛ走らせて何見とんねんコラァ!!｣ヾ(▼ﾍ▼；)
どうやら暴走族の方々は皆殺しの館を車でﾉﾛﾉﾛ走らせてる俺達を不審に思ったようです((ﾟmﾟ;)
この時の俺の決断は恐ろしく早かったです！
俺｢はい！あかん！これはやばい！｣(((゜д゜;)))
そう言った俺は車を急発進させその場から逃げました。36計逃げるが勝ち！(ﾉﾟοﾟ)ﾉ
すると集会場に溜まっていた暴走族は皆ﾊﾞｲｸにまたがり追いかけてきたのです！
ちょ､ちょっと待って､恐い場所に行って違う意味の恐い思いをしてないかぁぁ!((((((ﾉﾟ⊿ﾟ)ﾉ
友人N村｢うわぁああ！鉄ﾊﾟｲﾌﾟ持って追っかけてくるでぇぇ!｣Σ(ﾟдﾟ;)
なんでいきなりこんなことになっているのか理解不能なまま逃げてました。(ﾉ_･｡)
途中十字路の交差点があり猛ｽﾋﾟｰﾄﾞで右折して一旦暴走族の視界をｼｬｯﾄｱｳﾄしてすぐ近くのﾃﾞｲﾘｰﾔﾏｻﾞｷの駐車場に車を止めｴﾝｼﾞﾝを切り車の中でみんな姿を伏せました。
冷静に考えればすぐ見つかると思いましたが以外と暴走族は俺達に気づくことなくﾃﾞｲﾘｰﾔﾏｻﾞｷの前を走り去って行きました。
た、助かった････(＞_＜)
正直この時点でもう帰ろうかなと思いましたが､友人N村が目的地はもうすぐそこやからと言う願いに負けてもう一度先程のﾌｪﾝｽまで戻ることになりました。
暴走族もどうやら全員で俺達を追っかけていたみたいで先程の駐車場には誰一人いませんでした。
その駐車場からまたﾉﾛﾉﾛと車を走らせること約5分･･･
友人N村｢あっ!ここっ!ここやわ!ほらっ人が通った獣道がある!｣
よく見るとﾌｪﾝｽの向こうの草むらに獣道があります。
よし!じゃあ行くか!
ﾄﾗﾝｸから懐中電灯､ﾗﾝﾀﾝを取り出し準備Ok!
ﾌｪﾝｽをよじのぼろうとしたその瞬間！
ﾌﾞﾛﾛﾛﾛﾛ････
げっ!さっきの暴走族が戻って来たのかと思いふり向くと、そこには1台の車が。
初期ｴｽﾃｨﾏのﾌﾙｴｱﾛ使用。ﾌﾙｽﾓ-ｸに凄まじいｴﾝｼﾞﾝ音。
直感でこれはもうとんでもなく恐い方が乗ってるのでは････
するとｴｽﾃｨﾏから二人の男性が下りて俺達に近づいてきました。
その2に続きます(^-^)