前回は、「国常立尊=スサノオ=シヴァ=牛頭天王=艮の金神=鬼=悪魔=ルシファー」という関係性の中で「鬼」を捉えてみると、どうやら「鬼」は出雲族側に属するのでは?というお話でした。
とすると、「福は内」の「福」は、ひょっとすると出雲族とは違う反対側の勢力に属するのでは?と推測することができます。
そこで、過去のRAPTブログの中から、「出雲族」とは違う勢力である「大和族」について触れている記事がありましたので、以下に紹介します。
(RAPTブログ:「天皇派」の中で代々続いた内輪争いは「出雲族」と「大和族」の争いだった可能性大。「サナト・クマーラ」は「出雲族」の神様なのか。から転載)・・・
古代の日本には「大和族」と「出雲族」が住み着いていました。彼らはともにメソポタミアから渡ってきた悪魔崇拝者だったと考えられます。
で、「大和族」は「天照大神」を神様とし、「出雲族」は「スサノオ」を神様としていました。
彼らはともに縄文人を駆逐しつつ、日本の領土を支配していきました。
ところが、「大和族」と「出雲族」の間で激しい争いが起きてしまった。
で、その戦いの末、「大和族」が勝利して「出雲族」を駆逐し、「大和朝廷」を開いた。
そのときに「古事記」と「日本書紀」とが書かれて、「天照大神」が日本の神様になったわけです。で、「出雲族」の神様「スサノオ」は日本の神様としての地位を失ってしまったわけですね。
この辺のことは諸説紛々としていて、人によって言うことがまちまちですが、私が調べたところでは、この説が最も筋が通っているように思います。
この説の出所は以下のリンク記事です。私はこのリンク記事こそが、天皇家の歴史を最も正確に伝えてくれているのではないかと思います。
○出雲族と大和族の話(パート1) | 天の王朝 – 楽天ブログ
しかしながら、「出雲族」が戦いに敗れたからと言って、「出雲族」が消えてなくなったというわけではありません。
彼らは「大和朝廷」と血縁関係を結び、皇室の中にしっかりと入り込みました。
つまり、同じ天皇家の中に「大和族」と「出雲族」の両方が混じっているわけです。つまり、「天照大神」を神とする人たちと「スサノオ」を神とする人たちが混在しているわけですね。
しかしながら、表向きはあくまで「天照大神」こそがこの日本の神様ということになってしまいました。
で、それを不服とする人たちがこの日本には大勢いて、「空海」や「出口王仁三郞」もその一部だったのでしょう。
彼らは密かに「スサノオ」を神として崇め、この日本に「スサノオ」を神として広めてきました。
「出口王仁三郞」の「大本教」が天皇によって弾圧されたのも、ここに理由があったのではないでしょうか。(大本教の弾圧事件についての詳細は以下のリンクをご覧下さい。)
○大本事件 – Wikipedia
しかしながら、ここで一つ問題が出てきます。「スサノオ」と「国常立尊」とが同じであるという考えには、やはり若干、無理があるからです。
というのも、「スサノオ」は「天照大神」の弟です。
一方、「国常立尊」は日本神話に最初に登場した神様です。ウィキペディアにもこう書かれてあります。
----------------(以下、ウィキペディアより転載)
■国之常立神(国常立尊)
天地開闢の際に出現した神である。『日本書紀』本文では、国常立尊を最初に現れた神としており、「純男(陽気のみを受けて生まれた神で、全く陰気を受けない純粋な男性)」の神であると記している。
他の一書においても、最初か2番目に現れた神となっている。
『古事記』においては神世七代の最初に現れた神で、別天津神の最後の天之常立神(あめのとこたちのかみ)と対を為し、独神(性別のない神)であり、姿を現さなかったと記される。
『記紀』ともに、それ以降の具体的な説話はない。
『日本書紀』では最初、『古事記』でも神代七代の最初に現れた神とされることから、始源神、根源神として神道理論家の間で重視されてきた。
----------------(転載ここまで)
ですから、「スサノオ」と「国常立尊」が同一であるということは先ず考えられません。
それなのに、なぜか一部のイルミナティの人の間では「スサノオ」と「国常立尊」が同一視されているわけです。
それは一体なぜなのでしょうか。
まあ、その答えは簡単です。
「スサノオ」を神として信じる人たちは、「スサノオ」を最高の神としたいのです。だからこそ、「スサノオ」と「国常立尊」とを同一視しているわけです。
また、彼らが「スサノオ」と「ルシファー」を同一視しているのも、これと同じ理由でしょうね。何しろ、「ルシファー」は悪魔の頭ですからね。「スサノオ」こそが最高の悪魔であると思いたいわけです。
もっとも、彼らは「ルシファー」のことを神様だと思っているので、「スサノオ」こそが最高神であると信じているわけです。
ということは、「空海」や「出口王仁三郎」もまた「出雲族」の血筋なのかも知れません。
また、「サナト・クマーラ」を神とした池田大作や日蓮聖人も「出雲族」なのかも知れません。
あと、安倍晋三もそうかも知れませんね。彼は「空海」の開いた「高野山」の僧侶・池田恵観に帰依していますから。
○天皇家と安倍首相と永田町の政治家が「密教」を信じる悪魔崇拝者であるという確たる証拠。
で、現在の天皇は恐らくは「大和族」なのでしょう。そのため、つい最近、天皇と安倍晋三との間でバチバチと争いが起こって、解散総選挙という運びになったのではないでしょうか。
ということは、「出雲族」と「大和族」とはそれぞれ「月派=教皇派」と「太陽派=天皇派」ということになるのか……とも考えたのですが、多分、それは違うのではないかと今の私は見ています。
「大和族」も「出雲族」も同じ「太陽派=天皇派」だろうと思います。
なぜなら、安倍晋三は「神社本庁」の懇談会の会長を務めるほどのバリバリの「天皇派」ですからね。(さらに詳しい理由は、また後日、お話します。)
○日本の裏社会のエージェントが目指す道はただ一つ。国家神道の復活です。
つまり、天皇家には「大和族」と「出雲族」の二つの勢力が混在しているということです。
で、天皇派の中でこれまで代々続いてきた争い、例えば南北朝の争いにしろ、源氏と平家の戦いにしろ、日本海軍と陸軍の戦いにしろ、すべては「出雲族」と「大和族」との戦いだったのではないかと考えられるわけです。
で、我々はこの争いばかりに気を取られていたので、それよりも遙かに大規模な争い「天皇派」と「教皇派」の争いになかなか気が付かなかった……ということではないでしょうか。
もっとも、「出雲族」が「大和族」に怒って「教皇派」につく、ということも場合によってはあったかも知れません。
徳川家康が「教皇派」と手を組んだのも、彼が「出雲族」だったからではないでしょうか。
○地下鉄丸の内線とGHQと徳川家康とエリザベス女王とイエズス会の奇妙なつながり。東京の地下には教皇派の秘密施設も眠っている。
○徳川家康が行った鎖国とキリスト教禁教令の本当の意味。果たして徳川家康は悪魔崇拝者だったのか。
第一、彼は「天皇」から征夷大将軍という称号をもらっています。最初から彼らが敵同士だったなら、天皇もこんな称号を与えることはなかったのではないでしょうか。
また、第二次大戦の際に日本軍が敗戦に追い込まれたのも、「出雲族」による裏切りがあったのかも知れません。
つまり、「出雲族」が日本軍を無理やりアメリカを攻めさせて、アメリカを第二次大戦に参加させ、日本を敗戦へと追い込んでしまったという可能性が考えられるわけです。
(アメリカは日本などの枢軸国に攻撃されるまで、第二次大戦には参戦できないことになっていました。そのアメリカを参戦させて、日本を敗戦へと追い込むために「出雲族」が一肌脱いだと考えられるわけです。)
まあ、これからはこの辺のことも詳しく精査していくつもりです。
いずれにせよ、これでまた日本史の新たな謎が解明できそうな気がしてきましたね。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(RAPTブログからの抜粋、ここまで)
以上のように、天皇派の中でこれまで代々続いてきた争い、例えば南北朝の争いにしろ、源氏と平家の戦いにしろ、日本海軍と陸軍の戦いにしろ、すべては「出雲族」と「大和族」との戦いだったのではないかと考えられます。
では、ここからもう一度「鬼は外、福は内」について話を戻します。
最初に述べましたように、「鬼」は、出雲族側に属するとするならば、「福」は出雲族の反対側の勢力に属するのでは?と考えることができます。
出雲族の反対側の勢力と言えば、「大和族」です。
となると、「福は内」の「福」は、大和族側に属する、ということでしょうか?
そのような単純な話で終わるようなものではない気がします。
次回、もう少し「鬼」と「福」について突き詰めて行く必要がありそうです。
今日は、ここまで。
(2021.1.10)