前回記事「瀬織津姫と饒速日~ニギハヤヒと持統天皇~」の続きです。
https://s.ameblo.jp/happylife3749/entry-12365364641.html
番外編です。
ニギハヤヒと同じく封印されし神である建御名方のお話。
これ読んで感動して、一気に建御名方さんのファンになりました!
https://s.ameblo.jp/yuji-arakawa/entry-12343478003.html
『封印されし強すぎた神』、
そしてこの地に於ける日本国土の守護神、
タケミナカタさんが現れた。
あ「この夏の旅の時と同じように、
今封印された伝説の女神と言われている、
『瀬織津姫』さんを巡る旅をしています。
その中でどうしても、
タケミナカタさんの言葉が聞きたくなって…。
不躾にすみません…」
タケミナカタ「瀬織津姫…ですか…」
あ「はい…」
タケミナカタ「もちろん私もよく存じ上げている神ですが…。
封印された経緯は、恐らく私と同じようなものでしょう…。
その存在自体が、当時の権力者たちによっての障壁となるという…」
あ「当時の権力者たちと言えば…、
天武天皇や持統天皇の時代…?」
タケミナカタ「えぇ…。
その当時の出来事や、同時に歴史の裏側、
また調べることだけではわからない、
当時の人間たちの感情を『感じる』ことで、
自ずと見えてくることがあるでしょう…。
その上でスサノオさんも仰る通り、
決して頭で考えることではなく、
神事(かみごと)は『感じる』ことを、
大切になさった上で進まれてください」
あ「ありがとうございます…。
しっかりと調べて、その上で旅に出て、
その場の空気や神さまたちの存在、
そこから訴えかけることやメッセージを、
感じる大切さを忘れないように致します…」
タケミナカタ「…そうですね…。
最後に私から一つだけ…」
あ「…?」
タケミナカタ「いつの時代も、
『封印をした、された』という話になると、
『封印をした』側の者が、
完全な悪として、吊るしあげられます。
しかしそれを私は、荒川さんには、してほしくない」
あ「…どういうこと…ですか?」
タケミナカタ「『封印をした者も、一生懸命に生きていた』いうことです。
役割は違えど、それぞれの思いと正義のもとに、
そして後の時代のために生きた痕跡があるということ。
尚更今この現代に於いて、これだけ豊かで自由な時代が作られた。
その礎を築いた先人たちの足跡を、
否定するようなことだけはして頂きたくない。
例えその者たちがどんな存在であれ…」
あ「……はい…必ず……。
約束いたします…」
タケミナカタ「私はこの諏訪の地で愛され、
諏訪の地の人々によって、大切に愛されてきた。
そこにこの地に来ることになった、
過去や経緯に対する怒りはございません。
すべての過去があって、『今』があるのですから」
***
オオクニヌシさんも同じこと言っています。
https://s.ameblo.jp/yuji-arakawa/entry-12350859394.html
僕は『日本史上初の王』、
オオクニヌシさんに会いに来た。
あ「オオクニヌシさんに、
一つだけ聞きたいことがあって…」
オオクニヌシ「何でしょう?」
あ「…封印されるって、
どういうお気持ちなのでしょうか…」
オオクニヌシ「…封印された側の気持ち…ですか…」
あ「…はい…」
オオクニヌシ「…私もかつては、この国の王という立場でありながら、
天と地の思惑の狭間の中で国を譲ることになった。
そして以降は、この出雲の地に鎮まることになった。
確かにこれも見方を変えれば、封印と言えなくはないでしょう」
あ「…はい…」
オオクニヌシ「…ただこれは、以前の夏の旅の際にお伝えしたことでもありますが、
今のこの流れるままに過ぎる生活も決して悪いものではない。
ただそれを私に、思わせてくれたのは…」
あ「………」
オオクニヌシ「国を譲った後でも、
私を大切にしてくれた人々の思いなのです。
国譲りの際でも当事者間では合意と納得がありました。
しかしいつの時代でもそうですが、
譲った側、封印された側に人々の同情は集まるものなのですね」
あ「…確かに…そうかもしれません…」
オオクニヌシ「それは、私に於いても同様です。
国譲り以降、この出雲の地に於いて人々は私を大切に奉り、
それは今この現代に於いても変わりません。
その人々の思いが場合によっては、
私やその周囲から生じていたかもしれない怒りや恨みを消し、
幸せをこの魂に溢れさせてくれるのです。
その逆に、封印した側の方が、
その後、永年に於いての苦しみに苛(さいな)まれることがある…」
あ「確かに…瀬織津姫やニギハヤヒさんを封印したと言われている、
天武天皇や持統天皇の晩年の祟りの連続を考えるとそうかもしれません…。
持統天皇に至っては、今この現代でも責められ続けています…」
オオクニヌシ「…先程申し上げたように、
そういった『封印』に怒った人々からの怒りの想念に加え、
『封印をしてしまった』という罪悪感がその心を縛り、
結果的にそれが『祟り』を引き寄せる場合もありますからね。」
***
建御名方さんもオオクニヌシさんも素敵だわ〜♡
- グリーフケア 何があっても大丈夫な自分になるAmazon(アマゾン)グリーフとは「死別による深い悲しみ」 。父との死別で、うつになったわたしが精神薬を一度も摂取せず「うつ抜け」した体驗談!