8月31日午後4時半前、フランス リヨン郊外のヴィルールバンヌ(Villeurbanne)のバス停で、アフガニスタン人とみられる男がキッチンナイフとバーベキューフォークを振り回して待っている人たちを攻撃するという事件がありました。

アフガン人は攻撃の間、「彼らはコーランを読まない」と言っていたという情報があります。

 

犯人のアフガニスタン人は33歳、Sultan Marmed Niazi、難民申請者だということです。

(左から下矢印 Niaziの顔/メトロ駅前でバス会社職員に制圧され警察を待つところ/勇敢な通行人が犯人を説得しているところ)

 

Niaziは10人ほどに手当たり次第に襲い掛かり、1人が死亡9人が怪我をしましたが、うち3人は深刻な状況です。6人のけがは酷くありません。

最初に攻撃された19歳の男性は地元の人で近くの音楽祭に行こうとバス停で待っていたということです。彼は刺されてその場で死亡しました。

 

逃げる人たちのためにバスのドアを開けて助けた運転手もいました。

 

バス会社のスタッフ4人が犯人に襲い掛かりナイフを落とし、メトロのLaurent-Bonnevay駅まで追い詰めて警察が来るまで犯人を拘束していました。

 

Niaziは警察に3つの相反する理由を述べたそうですが、テロ組織との関係は無いとみています。そのことから一般の殺人、殺人未遂での捜査となりテロ扱いにはなっていません

 

2015年以降キッチンナイフを使ったテロ攻撃がありますが、ほとんどはイスラム国やアルカイダの支持者によるものです。

 

リヨンでは5月にもイスラム国の支持者であるアルジェリア人Mohamed Hichem Medjoub(24)が小包爆弾を仕掛けて14人が怪我をするテロ事件が起きており、この件はイスラム国との関連からテロ扱いとなっています。

 

マリーヌ・ルペン氏は「フランスの馬鹿正直で緩んだ移民政策がフランスの安全への深刻な脅威となっている」とツイートしました。

 

事件のあった場所です。下矢印

当初犯人が2人で1人は逃走中という情報がありましたが、1人でした。

 

https://www.mirror.co.uk/news/world-news/breaking-lyon-knife-attack-one-19114957

https://www.dailymail.co.uk/news/article-7414411/Knifeman-goes-rampage-French-city-Lyon-leaving-six-people-injured.html

https://www.thesun.co.uk/news/9836598/lyon-knife-attack/

 

ダイヤグリーン

 

イスラム国やアルカイダという“由緒正しい”テロ組織が関与する、又はその名前を出さないとテロと言わないのはおかしなことです。

彼らは一般のムスリムにテロを呼びかけているからです。

 

イスラム国広報官Abu Mohammad al-Adnaniによるこんな呼びかけがあります。

爆破装置や弾丸が無い場合は、信じられないアメリカ人、フランス人、彼らの同盟者たちの中から選び出します。岩で頭を粉砕するか、ナイフで虐殺するか、車で轢き殺すか、高いところから落とすか、首を絞めるか、毒を盛ります。

 

フランス語話者の支持者向けビデオにもシリアやイラクへ来られない場合は今いる場所、つまりフランス国内でフランス人を標的に車や簡単に手に入る武器を使って忠誠を示すように呼びかけているのです。

 

イスラムテロリストとは原理主義の行動派のことです。ヨーロッパに住むムスリムの50%がイスラム原理主義の信仰です。

ムスリム一般にある、コーランの原理主義的解釈(字句の通りの解釈)が、彼らを西洋の国々に統合されることを阻んでいます。

(参照:オランダの教授「ムスリムの統合に成功した西洋諸国はない」「イスラムは平和への脅威で統合を妨げる」

彼らは減らないどころか増え続けているのですから、ムスリムを入れてしまった欧州は未来永劫このような組織に属さない一匹狼的なテロに襲われ続けるのです。

 

そして困ったことにテロリストの呼びかけを知らなくて関係が無くてもテロが出来るのです。

頭脳明晰でもおバカでも同じ結果に辿り着きます。

教義に心酔してテロ行為、自暴自棄になり唯一できそうで覚えていたコーランがテロ行為。

 

イスラム教において自殺は大罪で、地獄に落ちます。ただし、神のために異教徒と戦い殉教するのは、天国への一番の近道と考えられています。世界各地でイスラム国(IS)らによる「テロ」と呼ばれる事件が起きるのも、天国に行けると信じているから。(イスラム法学者・中田考) 

 

コーランはアラビア語だけが正文です。ですから( )は日本語訳で補っているもので、世界中のそれぞれの個人がどう理解しているのかは不明です。

コーラン3-110
あなたがたは、人類に遣された最良の共同体である。あなたがたは正しいことを命じ、邪悪なことを禁じ、アッラーを信奉する。啓典の民も信仰するならば、かれらのためにどんなによかったか。だがかれらのある者は信仰するが、大部分の者はアッラーの掟に背くものたちである。
 
コーラン98-6
啓典の民の中(真理を)拒否した者も、多神教徒も、地獄の火に(投げ込まれ)て、その中に永遠に住む。これらは、衆生の中最悪の者である。

 

コーラン47-4

あなたがたが不信心な者と(戦場で)見える時は、(かれらの)首を打ち切れ。かれらの多くを殺すまで(戦い)、(捕虜には)縄をしっかりかけなさい。その後は戦いが終るまで情けを施して放すか、または身代金を取るなりせよ。もしアッラーが御望みなら、きっと(御自分で)かれらに報復されよう。だがかれは、あなたがたを互いに試みるために(戦いを命じられる)。凡そアッラーの道のために戦死した者には、決してその行いを虚しいものになされない

 

当局やメディアがイスラムテロではないと言っても、前回記事で言ったように事実は変わりませんのでそれに惑わされないようにしたいと思います。私たちが被る被害は同じですから。

 

ポリティカル・コレクトネスでは自分の身を守ることは出来ません。破滅あるのみです。

 

 

 

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