羽生さんのフリーの演技を観ている途中から、涙が出て来て、終わってからも30分以上泣いていた気がする。
壮大なストーリーだった。ディック・バトンさんのいう劇場だった。
4Aは私には回転不足には見えなかった。
4Aの転倒、4Sの転倒、謙信が川中島で痛手を被っているように感じた。
そして、それから巻き返す。
どんどんどんどん、すごみと美しさを増して。
足に深手を負っているのに。
ありがとう。こんな演技を見せてくれて。
ありがとう。オリンピックに出て来てくれて。
今も書いているだけで、ぐすぐすと涙が出てしまう。
羽生さん、演技後のあなたは清々しくて、穏やかで、明鏡止水の境地にいらっしゃるようでした。
しばらくテレビを消していたのだけれど、少し落ち着いてから、ジュンファンくんくらいからまた見ました。
昌磨くんの演技は見応えがありました。技術的に少し乱れたけど。
でも、鍵山くんと、ネイサンの演技は、私には学芸会みたいに見えた。ごめん。
2020年の4CCのバラード第1番の再採点をしてくれた@fsjudgeさん(ウクライナのISUジャッジ。前のブログでその内容を紹介させて頂いた)が、今回のオリンピックの上位4人の演技についても、再採点をして下さったので、それをここに貼ります。私にとっては、そのスコアこそ、本物に見えるので。
ショート
フリー
総合
羽生結弦 288.66
鍵山優真 285.49
NathenC 278.14
宇野昌磨 273.59
Rescored the men's individual SP from today. I judged what happened on the ice. pic.twitter.com/fh9msdtpVU
— ISU Judge (@fsjudge) February 8, 2022
I rescored Nathan Chen, Yuzuru Hanyu, Yuma Kagiyama and Shoma Uno's free skates from the Beijing Winter Olympics 2022. I judged what happened on the ice. pic.twitter.com/aTXUWbT9ko
— ISU Judge (@fsjudge) February 10, 2022
羽生さんのプロトコルだけ貼っておく。
ショート
フリー
フリーのPCSは、シリアスエラー2つの場合の満点にほぼ近いので不満はない。
ただ、美しいジャンプたちにGOE加点がしぶいなーと思う。
やっぱり何気なく跳んじゃうからなのかなあ。
ネイサンとか、さあ跳ぶぞ跳ぶぞ跳ぶぞ、成功したあ、てなるから、うっかり5とか付けちゃうんじゃないのか。
加点もらうには、助走しないとダメなのかも(笑)。