少年野球の監督が小学生を殴りつける体罰/暴力の動画- その1

https://www.youtube.com/watch?v=jAqRLqIY_gw

 

 

少年野球のひどすぎる体罰・暴行 19件にわたる「体罰リスト」で日常的な暴力が明らかに

 

野球に励む小学生たちは、監督から日常的に殴りつけられていた。

 

しらべぇ既報のとおり、「少年野球の監督が選手を殴る動画」が物議を醸している。記事が公開されて以降、動画の再生回数は10万回を超え、関心の高さが伺える。

 

この問題については、レイ法律事務所に所属する高橋知典弁護士も、「少年野球の監督に懲戒権は認められていない」「体罰は、暴行罪・傷害罪となりうる犯罪」と、厳しく警鐘を鳴らしている。

 

■動画以上の「体罰リスト」も

 

さらにしらべぇ編集部は、この動画の撮影者が作成した『体罰リスト』を入手した。A4の紙にびっしりと「日時/場所/対戦相手/対象の選手名/体罰の内容」が記されているものだ。

 

2016年12月から2017年8月までの9ヶ月弱の間に19件、11人の子供たちが体罰の対象となっていることがわかる。

 

メモの要点をまとめると、以下のようになる。


・2016年12月25日 X広場 交流戦 Aくん(ビンタ→倒れたところに足蹴り)

 

・2017年1月9日 X広場 交流戦 Bくん・Cくん(ビンタ2発以上)

 

・2017年1月14日 X広場 交流戦 Bくん(ビンタ→鼻血)

 

・2017年1月21日 X広場 交流戦 Bくん・Cくん(ビンタ)

 

・2017年1月29日 X広場 交流戦 Bくん(ビンタ2発以上)

 

・2017年2月19日 Yグランド 大交流会 Aくん・Dくん(動画あり)・Eくん・Fくん(鼻血)

 

・2017年2月25日 X広場 交流戦 Bくん・Cくん(ビンタ)

 

・2017年3月2日 Z市民運動公園 紅白戦 Bくん・Fくん(背後から不意打ち)

 

・2017年3月4日 Vグランド 交流戦 Fくん(往復ビンタ)

 

・2017年3月5日 X広場 交流戦 Bくん(ビンタ→鼻血)

 

・2017年3月18日 X広場 練習中 Gくん(ビンタ2発以上→警察に通報され事情聴取)

 

・2017年3月19日 X広場 交流戦 Bくん・Cくん(ビンタ)

 

・2017年4月1日 X広場 Bくん(ビンタ/熱があるのに投手やらせる)

 

・2017年4月23日 大会2回戦後 Bくん・Fくん(総監督のトレーニングシューズで頭叩く)

 

・2017年6月24日 X広場 交流戦 Gくん(ビンタ)

 

・2017年7月17日 X広場 練習中 Hくん(ビンタ→頬に横10cmの傷)

 

・2017年7月27日 Z市民運動公園 Gくん(ビンタ/動画あり)

 

・2017年7月30日 X広場 練習中 Iくん(ビンタ2発以上)

 

・2017年8月13日 Wグラウンド 練習中 Jくん・Kくん(ビンタ3発以上)

 

19回の記録のうち10回も執拗に暴力を受け続けている小学生も確認された。

 

■動画撮影者に暴行の実態を聞いた

 

このリストには、「殴られて倒れた選手を蹴り上げる」「投手2人の頭を履いていたスパイクで殴る」といったきわめて悪質なものも含まれており、小学生の選手たちが日常的に酷い内容の暴力を受けていたことが判る。

 

今回の動画・リストを作成したのは、この少年野球チームの元関係者だ。本人に話を聞いたところ…


・リストは都道府県の軟式野球協会に見せるために作成し、実際に見せた。日時や対象の選手などの記憶が曖昧なものは省いているため、実際にはもっと多くの回数があった。

 

・体罰の理由のほとんどは動画のような理不尽なものだった。動画に映っていたものはましなもので、もっと酷いものが多数あった。

 

・選手が殴られるというのはあまりにも日常的なことだったので、感覚が麻痺しており、異常なことであるとは気づいていなかった

 

と、チームを離れてから「洗脳」がとけるかのように我に返ったのだという。

 

■統括組織は対応するのか

 

撮影者が語ったように、今回の動画および体罰リストの存在は、チームを統括する少年軟式野球協会にも伝わっていることが判明した。

 

体操協会での体罰問題ではコーチの処分が行われ、ボクシング協会でのパワハラ問題も山根元会長の辞任に至っている。少年野球に日常的にこびりついた暴力に対してはどのような対応が行われるのか、注目したい。

 

しらべぇ 『少年野球のひどすぎる体罰・暴行 19件にわたる「体罰リスト」で日常的な暴力が明らかに』  (2018/09/02 11:00)記事

 

https://sirabee.com/2018/09/02/20161775750/

 

 

関係記事

 

‐立場の弱い人たちをイジメる日本社会の構図(宿痾と化した国民病)‐

 

 

はぁ・・・・・・・。

 

本当にゲンナリしますね。

 

もう病気じゃないですか、ハッキリ言って。

 

終いには、口から泡でも吹き出すんじゃないですか?(笑)

 

まさに「癇癪持ちの暴力民族(弱者限定)」と言われても仕方ないくらい、日本では、まさに『旧軍』さながらの「新兵イジメ」体質が、社会のあちこちで蔓延しています。

 

 

「西洋においては体罰は屈辱的なことですが、いまだに名誉の感情がない中国ではそうではない。さんざんなぐられても痛手からたちなおるのはしごく簡単ですが、なぐられるというそのことが名誉の士にとっては耐えられない。自分が生理感覚に左右される人間だと思われることなどとうていゆるせないような、もっと上品な感受性の持主だからです。が、中国人には高潔な主体性というものがなく、子どもとおなじように、殴打を罰としてよりも、しつけとしてうけいれます。罰はもともと責任の観念をふくみますが、しつけはもっぱら矯正をねらいとします」

 

「体罰を避けようとするのは、なぐられるのがこわいからで、ここにはまだ行動の性質にかんする反省がなく、したがって、不正が内面的に自覚されることもないのです」

 

「中国ではすべての犯罪が、家庭内の犯罪も国家的な犯罪も、体罰をもって罰せられる。息子が父や母に無礼にはたらいたり、弟が兄に無礼をはたらいた場合は、笞(むち)打ちの刑となり、息子や弟が、父や兄から不当なあつかいをうけたと苦情を訴えた場合には、いい分が正しければ、息子や弟は百回の竹打ちののち三年間追放の刑、いい分けがまちがっていれば、絞殺刑。父親にむかって手をふりあげた息子は、焼いた火ばさみで肉をもぎとるという刑です」

 

『歴史哲学講義(上)』 ヘーゲル著 長谷川宏訳 岩波文庫 (<東洋世界編> 二一三頁~二一四頁より)

 

 

これは西洋の歴史哲学者ヘーゲルの言葉ですが、彼のようなユーロセントリストの主張を、今の日本では正当化し続けているのです。

 

私は悔しいですよ。

 

そうした「悪しき慣習」を、今こそ我々は捨て去るべきなのに、逆にそれを美徳としている連中が未だにごまんといる。

 

仮にあの世があれば、ヘーゲルは「私は正しかった。アジア人はまだ未開人だ」とほくそ笑んでいてもおかしくはありませんが、こういうことが、大人の世界で、さらには子どもたちにも向けられている事態について、我々は心の底から恥じなければなりません。

 

正直もうウンザリです。。。

 

 

<参考資料>

 

・Yotube動画 『少年野球の監督が小学生を殴りつける体罰/暴力の動画- その1』

 

https://www.youtube.com/watch?v=jAqRLqIY_gw

 

・気になるアレを大調査ニュース! しらべぇ 『少年野球のひどすぎる体罰・暴行 19件にわたる「体罰リスト」で日常的な暴力が明らかに』記事

 

https://sirabee.com/2018/09/02/20161775750/

 

・拙ブログ 『‐立場の弱い人たちをイジメる日本社会の構図(宿痾と化した国民病)‐』記事

 

https://ameblo.jp/epikutetosu/entry-12395115228.html

 

・『歴史哲学講義(上)』 ヘーゲル著 長谷川宏訳 岩波文庫

 

 

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