前記事のつづきです。
ヘイトスピーチ 司法からの強い戒め
朝鮮学校近くで、差別的な言動を繰り返した団体や会員らに、京都地裁がきのう、計1200万円を超す損害賠償を命じた。学校周辺での今後の同様な活動も禁止した。
判決は、団体側の言動が、学校の名誉を傷つける民法上の不法行為であるとともに、日本も18年前に加盟した人種差別撤廃条約が禁じる「人種差別」にあたる、判断した。
条約が「効果的な救済措置」をとるよう裁判所に求めているとして、あえて高額な損害賠償額を算定した。
外国人らへの差別感情をあおるヘイトスピーチが社会問題化しているなか、裁判所が法に照らして、「人種差別」と断じた異議は極めて大きい。各地でヘイトスピーチを展開している人たちには、司法からの強い戒めと受け止めてもらいたい。
朝鮮学校は以前、隣接する公園を京都市の許可なく占用していた。団体側はこれへの抗議という公益を図る目的があったとし、言動も憲法が保障する表現の自由の範囲内で違法性はない、と主張した。
だが判決は「公益目的とはとうてい認められず、免責される余地はない」と一蹴した。
社会の中の少数者を動物や虫とあざけり、「たたき出せ」などの連呼する、聞く人の心情を傷つける。多様な人々が共生する現代社会の基盤を揺るがす。自由を最大限尊重するこの社会においても、許されているはずがない。
ユダヤ人排斥を唱えたナチスの台頭が大量虐殺につながった記憶が鮮烈な欧州では、ヘイトスピーチそのものを処罰対象にした法規を持つ国が多い。
日本にはこうした規制はない。法制化の議論もあるが、「表現の自由が成約されかねない」という消極論も強い。表現行為の規制は「どこまで許されるのか」という線引きが難しい。恣意的な運用の恐れもあり、慎重に考えていくべきだ。
大事なのは、人種差別撤廃条約が持つ普遍的価値を尊重することだ。条約は1965年の国連総会で採択された。「すべての人間が法律の前に平等」で、いかなる場所でも「人種差別は正当かできない」とうたう。
人が人を差別する考え方が、いくたびも悲劇を繰り返してきたことへの反省を踏まえた、人類の到達点である。
「差別は絶対に許さない」という認識を社会全体で共有し、あおるような言動には厳しい姿勢でのぞむ。そういう積み重ねを通じ、憎悪の増幅を私たち自身で抑えていきたい。
2013・10・8
朝日新聞2013年(平成25年)10月8日 火曜日 13版 オピニオン 第14面
先日の記事でも推測したとおり、案の定ネトウヨらの裁判官の「在日朝鮮人認定」がありました(笑)
在特会らに1200万円超の損害賠償の支払い(仮執行宣言付)と街宣禁止を命じた京都地裁の橋詰均裁判長に怒る人々
過去にも問題判決多々しているそうでは
ないか❗
橋詰均を司法から追放しろ😡
橋詰均を司法から追放しろ😡
さもないと日本は取り戻せ無い❗
京都地裁の通名臭い橋詰均はBかチョン大卒なの?
<京都地裁>在特会街宣に賠償命令…人種差別と認定(毎日新聞) - Y!ニュース http://t.co/QiEfZ8HC7h
http://t.co/glzY7nH1k5
不法占拠されていた児童公園の現状復帰を求めた正当な主張に有罪ですか?
多少言葉が汚いのは知ってますが、有罪はどうなんですか?
橋詰均裁判長は轢かれればいいのに。隕石当たるか通り魔とか
こいつ罷免、あと朝鮮とのつながりを公安は調査しないといかんよww
覚えたよね。
朝鮮学校関係者が拉致に関与したことは無視か。
流石在日天国京都。
地裁の裁判官は頭がおかしいのが多すぎる
京都地裁の腐れ反日裁判官。
名前覚えたわ。
というか、なんで日章旗や旭日旗、アニメアイコンばかりなんでしょうかね。
ネトウヨという頭のおかしな未開人の方々は、自身のコンプレックスとかも色々相まって、「なよなよしいサブカル」と同居しえない「硬派な国粋主義」がごっちゃになって、さぞかしカオスな状況になっております(笑)
しかし、それにもまして彼らの言動が汚い。
およそ教育不足からくる理性の陶冶を放棄した彼らは、貧しいボキャブラリーで底辺らしい罵詈雑言を吐き散らし、セオリーの「キチガイ」「反日」「チョン」連呼や「在日・左翼売国奴」認定のみですね、相変わらず(呆)
【春秋】
人間は口のなかに猛獣を飼っているらしい。「口の虎は身を破る」といえば言葉を慎まないために身を滅ぼす大事にいたることだ。人に愛を伝え、勇気を与え、希望をもたらすことのできる言葉というものが、操りそこねると凶暴なけだものとなって災いを巻き起こす。
▼その猛獣をあえて、これでもか、これでもかと解き放ってい省みない人たちがいる。東京・新大久保のコリアンタウンなどで「死ね」「ぶっ殺せ」などと叫びながらデモを続けている集団だ。差別や憎しみをあおる表現はとどまるところを知らず、紙面が汚れるからいちいち書かないが精神の荒廃ここに極まるといっていい。
▼ヘイトスピーチと呼ばれる、こうした無法を京都市の朝鮮学校周辺で繰り返していた団体側に対して裁判所が街頭宣伝の禁止と損害賠償を命じた。人種差別撤廃条約に照らして違法とする判決だ。表現の自由との兼ね合いも問われるなかで、こんな言葉の暴力はやはり許されないと断じた司法にまっとうな市民感覚とみる。
▼欧州ではヘイトスピーチを直接禁止する法律をもつ国もある。判決を機に日本でも立法を求める声が高まりそうだが、言葉を強権で封じることの是非は簡単には答えがでない。口の虎は身を破る-。まずしき言葉を放つ者たちはきっと自身に報いを受けようが、国を、社会をも破りかねないこの虎たちをどう退治しよう。
2013.10.8
日本経済新聞2013年(平成25年)10月8日(火曜日)第一面
「口の虎は身を破る」。まさに的確なたとえだと思います。
皆さま方も、身の回りで大声を張り上げる者や自慢癖が耐えない輩などを見かけることがあると思いますが、今回のヘイトスピーチを行う愚人どもと共通して、極めて小心者であったり、周りから評価されず内面にコンプレックスを抱えている状況が多いと聞きます。自己を過大評価して他者を貶める、最も愚かしく惨めな行為であり、こういう「現実逃避」は、断じて許してはなりません。少なくとも、ヘイトスピーチに限っては、露骨に少数者を罵倒し、自分は姑息にもマジョリティのスカートに潜り込んで、いかにも臆病者らしい汚いやり方です。
無論、彼らの言い分はおおよそ論拠に値せず、真偽不明のコピペ群からの戯言であり、掲げる「正義」(笑)も、そのような脆弱な基盤から立つ言いがかりとしか言えません。百歩譲って、それが「正義」であったとしても、朝鮮学校の子どもたちを脅迫し、老人に暴行して、ヘイトデモでは「殺せ」「レイプしろ」「大虐殺をしよう」などと、狂人としか言い様のないおぞましい有様に、「表現の自由」という概念は適用外なのは明白でしょう。
まあ今後とも、彼らの居場所はどんどんなくなっていくでしょうし、社会倫理的にも市場原理からたたき出された彼らの「危険な火遊び」を正させる根本的な手当も必要になってくるでしょう。
その具体的概要は、専門家の方々にお決めになっていただきますが、絶対に差別は許されないことで、そんあ臆病者のふきだまりは、直ちに破壊すべきです。
〈参考資料・文献〉
・朝日新聞2013年(平成25年)10月8日記事
・日本経済新聞 同
・『東大物理学者が教える「考える力」の鍛え方』上田正仁著 ブックマン社
・『憲法がしゃべった。(The Constitution of Jopan Spoke)』木村泰嗣著 すばる舎リンケージ