皆さん、こんにちは(*^ー^)ノ
今日の記事は「けいおん2期」の感想です!第10話です!
ふと思ったんですが、今こうして毎週「けいおん!!」を観ることができているのって凄く幸せなことですよね。
なんというか、この当たり前が奇跡のようにさえ感じられます。
放送が終わった後はすごく寂しい気持ちになるんだろうなぁ・・・。
毎週感想記事を書くの大変だったよ、でも楽しかったよっていうふうに思い出に変わるんだろうなぁ・・・。
・・・。
・・・( ̄ー ̄;
・・・「けいおん!!」本編の甘酸っぱい雰囲気にどうやら私の思考はやられたようですww
☆『けいおん!!』第10話「先生!」の感想
脚本:花田十輝
絵コンテ:高雄統子
演出:高雄統子
作画監督:西屋太志
脚本は花田さんですね(^-^)/
第2話「整頓!」、第5話「お留守番!」で脚本を担当なさっていた方です。
第5話と同様、今回もアニメオリジナルストーリーでしたが、とても良い脚本だったと思います。
ギャグも真面目な話も両方ともちゃんと書ける器用な方だなぁと感心しております!
絵コンテ・演出は高雄さんですね(^-^)/
アニメ1期では、第5話「顧問!」、第11話「ピンチ!」で絵コンテ・演出を担当なさっていました。
アニメ2期で絵コンテ・演出を担当なさるのは今回が初めてです。
作画監督は西屋さんですね(^-^)/
第4話「修学旅行!」で作画監督を担当なさっていた方です。
アニメ2期で作画監督を担当するのは今回が2回目ということになります。
個人的に、西屋さんが作画監督の回はキャラ作画の乱れが少し気になってしまいます(><;)
部室などで4、5人のキャラが同時に映っているカットなどになると、ちょっと作画が雑になってしまうときがあるような気がするんです(TωT)
まぁ、全体的に見れば大きな問題はまったくないんですがww
キャラのデザイン自体はすごく可愛いですし(*^.^*)
■ストーリーの要約
さわ子先生の様子がおかしい?
さわ子先生の挙動不審を感じ取った軽音部のみんなは、真相を探るために先生を尾行することにした。
先生は律たちが知らない女性とファミレスで話し込み始めた。
その女性は紀美さんという人で、さわ子先生とは同級生、桜高軽音部のOGだった。
軽音部の同期のメンバーの一人が結婚することになり、その結婚式の2次会で「DEATH DEVIL」のバンド演奏を披露して欲しいと頼まれているのだが、さわ子だけがこの話に乗り気でないので困っているという。
紀美さんはさわ子を説得してバンドに参加するようにして欲しいと唯たちに依頼したが、唯たちは結局さわ子先生を説得することはできなかった。
そして結婚式当日・・・。
さわ子先生の代わりに唯が「DEATH DEVIL」にギターとして加わりバンド演奏を披露することになったが、そのメタルとはかけ離れた演奏を見てさわ子はもどかしさを感じる。
自分でギターを弾き「DEATH DEVIL」の本当の力を見せつけたいという気持ちに打ち勝つことができず、ついにステージに立ち、勇ましい演奏を披露するのであった。
さわ子先生は今まで隠していた本性が生徒に知れ渡ったことで自分の評判が落ちるのではないかと悲しんでいたが、ギターを弾く姿はかなり好評だったようで生徒からの人気はむしろ上がったようであった。
該当する原作エピソード:なし(アニメオリジナルエピソード)
■全体の感想
今回もアニメオリジナルストーリーでしたね(^-^)/
今のところ、原作準拠の話と完全アニメオリジナルの話の比率はだいたい1:1くらいになっていますね。
アニメオリジナルストーリーが頑張っているので現時点で原作3巻のストックは多少残っていますが、やはりこのペースで行くとまだコミックス化されていない分の話がアニメで先に取り上げられてしまうのは時間の問題でしょうか?
アニメがコミックス4巻の内容をネタバレするというのは避けて欲しいので、コミックス4巻はなるべく早く刊行して欲しいものです。
かきふらい先生がんばれ!
で、今回はさわ子先生に焦点が当てられたお話でしたね(・∀・)
さわ子先生に新しい彼氏ができてしまった!?という疑惑が生じるところからうまく話を展開することができていたんじゃないかなぁと思います。
あまり事件が起こらないいつものまったりとした「けいおん!!」とは違って、ちょっとハラハラとさせられるストーリー性が重視されたお話になっているように感じました。
まぁ、もちろんいつものような勢いのあるギャグも健在でしたがねww
さて、このお話でやはり一番注目するべきところは、唯たち高校生とさわ子たち大人との対比ではないでしょうか。
以下、公式HPのスタッフコメント
(6月9日更新分)より引用。
●第10話 絵コンテ演出担当:高雄統子さんコメント
今回は軽音部の面々だけでなく、さわ子先生その友人達との交流の話になっております。
現在進行形で子供である唯達と、かつて子供だったさわ子先生達の対比を考えて作りました。
いずれ訪れる未来でもさわ子の友人達みたいに「きらきらしていられる大人にだってなれるんだよ、」ということを
唯達に、そしてちょっと取り繕っちゃってる大人なさわ子先生にも見せてあげたいな、
と思って各スタッフと相談しつつ頑張りました。
皆さんに楽しんでいただければうれしいです。
なるほど、まさにその通りのお話になっているなと思いました・・・!
まだ大人になっていない高校生の唯たち。
そしてもうすでに大人になったさわ子先生たち。
それぞれがどのような想いを抱いていたのか、主に唯に焦点を当ててちょっと見ていきたいと思います。
けいおん2期はつくづく甘酸っぱいですよ!ww
唯「私も、大人になったら大人になるのかなぁ?」
もうね、このセリフはあまりにも印象的過ぎますよ!
正直、日本語としてちゃんと成り立っていないです。
でも、唯が何を言いたいのか、すごく伝わって来ますよね!
今までのお話でも大人という存在を強く意識したと思われるセリフが唯にはいくつかありました(例えば、第7話の「なんか大人な発言・・・」)。
でも、こういうふうに大人を自分の延長上の存在、自分も将来なれるかもしれない存在、身近な存在として真っ向から捉えているセリフが飛び出したのは今回が初めてですよね。
今まで、唯の大人との交流関係はとても狭いものでした。
学校の先生や近所のおばあちゃんなど、本当に狭い世界に限られた大人しか唯は知らなかったのです。
ムギのようにちゃんとしたバイトの経験があるわけでもないので(まぁ、アニメ1期で交通量調査はやったけれど)、とりわけ社会人とのつながりなんてほとんど皆無に等しかっただろうと思います。
正直、唯には大人のことがよく分からないのです。
憂との会話の中で「大人ってすごいね」と言っているのが、唯が自覚している自分と大人との距離というものの大きさを物語っているように思えました。
大人はしっかりとしていて立派で、自分からは遠くて、なんだか凄そうだ・・・。
つまり、大人をほとんど知らない唯にとって、大人は自分からかけ離れた大きな存在だというイメージが強かったのだろうと思います。
だから今まで唯が大人と自分との間にそれとなく境界線を引いていたことにも納得できます。
そんな唯が今回、軽音部のOGである紀美さんという大人と交流も持つことができたということには、やはり大きな意味があっただろうと思います。
ギターを弾く紀美さんを見つめる唯の表情、とても印象的でしたね!
唯には紀美さんがとても大きくカッコイイ存在に映ったのは確かだと思います。
しかしそれと同時に、紀美さんは今まで自分が考えていた大人のイメージとはちょっと違うなというふうにも思ったのではないでしょうか。
自分から遠い存在であるはずの大人が、自分と同じように熱心にギターを弾いている・・・。
あれ?もしかして大人って実は私とあんまり変わらないのかな?
紀美さんからギターを返してもらい、感触を確かめる唯。
このとき唯の心の中にどういう気持ちが浮かんでいたのか、正直深すぎて難しいんですが・・・
紀美さんはすごいなぁ、あんなにギー太をうまく弾くことができるんだなぁ。
やっぱり大人だなぁ。
でも、ギターが大好きなところは私と全然変わらないんだよなぁ。
私も紀美さんみたいにギー太をもっと上手く弾けるようになりたいなぁ。
紀美さんみたいにずっとギターを好きでいられる大人になりたいなぁ。
こういういくつもの気持ちが重なり合っていたのだろうと思います。
そして、唯の視点でもう一つ重要になってくるのがこのシーン!
さわ子先生が自分のすべてをさらけ出して全力で歌う姿に唯はひたすら感動しています。
とっても晴れ晴れとした明るい表情ですよね!
さわ子先生の気迫は本当にすさまじいものでした。
唯はさわ子先生からギターの特訓を受けたこともありますし、多少は先生の本当の姿というものを知っていただろうと思います。
ギターが大好きで、メタルが大好きな軽音部のOG。
それがさわ子先生の本当の姿。
でも、教師という立場上そういう本当の自分の姿はいつも押し隠して頑張らないといけませんでした。
さわ子先生は少なくとも自分の中でそういう決まりを作ってしまっていました。
唯はそんなさわ子先生の姿をいつも近くで見てきました。
ちゃんと頑張っているのは凄いし立派だけれど、なんだか息苦しくて大変そうだというふうに唯は普段から感じていたのではないでしょうか。
大人は自分の好きなことを我慢しないといけないのかなぁ・・・。
自分の好きなことを表に出さないで仕事を頑張る・・・やっぱり大人って大きいよなぁ・・・。
唯はこういうことを無意識に感じ取っていたのではないかと思います。
そんなさわ子先生が今回、体面すらまったく気にせず、ただひたすらにロックしちゃっているんです!
こんなにさわ子先生が輝いているところを見たのは唯にとっても初めてだったのでしょう。
飾ることなく自分の心の声を高らかに歌い上げる様子は、唯が今までに見てきたさわ子先生のどの姿よりもキラキラと輝いていたはずです。
いつも頑なに教師としての自分を保とうとしていたさわ子先生が、好きなことを我慢し続けてきたあのさわ子先生が、高校生の自分と同じように大好きな音楽に全力を注いでいるんです!
感動したというのはもちろんのこと、大人に偏ったイメージを持っていた唯にとってはかなり衝撃的な出来事だっただろうと思います。
その衝撃はもちろん、良い意味での衝撃。
だからこそ、さわ子先生を見つめる唯の表情には晴れ晴れとした明るさがあったわけです。
唯にとって今回の出来事は、大人を少し身近に感じることができるものだっただろうと思います。
自分の本来の姿をさらけ出してくれたさわ子先生や、軽音部の先輩である紀美さんという存在が、唯の中にある唯自身と大人との境界線を少なからず取り払ってくれたのです。
大人だってすごくキラキラしている!
今の私たちと同じだ!とっても楽しそう!
それなら私もいつかは大人になれるかもしれない・・・!
卒業という大きなイベントを控え、また一つ唯は前に進むことができたようです。
最後に、さわ子先生の視点もちょっと見ておきたいと思います。
さわ子先生の視点で私が一番注目したいのは、この回想シーン!
先生としてしっかりしなくちゃいけない、メタルバンドに走っていた過去は隠しておかなくちゃいけない・・・でも、みんなと楽しく過ごしたあの頃の日々は、情熱を注いでみんなと駆け抜けてきたあの頃の日々は、決して消えたりなんかしないんです。
唯たちとまったく同じなんですよね。
部活でバンドをやって、みんなで楽しく話して、そして一緒に下校する・・・。
今はもう大人になってしまったけれど、さわ子先生たちにも確かにこういう幼い日々があり、その頃の姿は唯たちと何も変わらない普通の高校生だったんです。
ここの卒業のシーンで泣きそうになりました。
唯たちの数か月後の姿を見ているようで・・・。
もしこのシーンの構図が唯たちの卒業式の回の伏線になっているのだとしたら、もう鳥肌ものですね・・・!
この二つの写真、すごく似ている気がするんですよね~。
(唯たちの写真はアニメ1期第11話で登場した物)
バンドメンバーみんなで肩を組んで、楽しそうに笑っている写真。
そして、頭の上には自分たちのバンド名が誇らしげに書かれています。
唯たちとさわ子先生たちは時代を超えて同じ高校生なんだよ、キラキラとした青春を軽音部で過ごしたということは何も変わらないんだよということが、この写真や回想シーンでは表現されているのではないかと思いました。
■個別の感想
気になったところや面白かったところをピックアップ!
①ムギかわいいよムギ
今回もムギちゃんが大活躍してましたな~(〃∇〃)
探偵ごっこ!
第7話でこういう探偵っぽいことに憧れているシーンがありましたし、それを本格的に実行できる機会がやって来て嬉しかったんでしょうね~☆
がんもどき!
意外と普通な見た目にちょっと拍子抜けしちゃっているところが可愛かったです(〃∇〃)
そして、一番の注目はやっぱりこのシーン!
この必死さがたまらんです!(///∇//)ニヤニヤ
ムギにとって、授業中に先生に怒られる=廊下に立ってなさい!ということだったみたいですねww
今の時代、生徒を廊下に立たせる先生なんてちょっとありえない気がしますが、確かに先生に怒られたときの罰の典型例だというイメージがあります。
ムギにもそういうイメージがどうやらあったみたいで、その怒られたときのシチュエーションというものを体験してみたいと思ったわけですね。
怒られて廊下に立つという苦い経験も、今この瞬間にしか味わうことのできない貴重なものだから・・・!
楽しいこともツライことも全力で楽しもうとするムギが眩しいです!!
②澪かわいいよ澪
一人で勝手に空回りしちゃっている澪がめっちゃ可愛かったですね(〃∇〃)↓
澪「わ、私はそういうのに興味ない!」
澪「ていうか今は軽音が恋人みたいなもんだから!」
軽音が恋人Σ(・ω・ノ)ノ!
まぁ確かに今はそうなんだろうけど、「興味ない!」っていうのはさすがに嘘なんじゃないの~?(^~^)ニヤニヤ
だってあんなにメルヘンで甘~い歌詞を書いちゃう娘だしww
あと、律からの手紙を見て笑いを必死にこらえているところもなんか良かったですww
こういう普通な反応ができるところも澪の魅力の一つなのかなぁ~とか思ったりします(*^o^*)
③ここの律の反応がいかにも律らしいと思う
紀美「あ~ちょっと部長さん、あなたこれで口から火を噴いて欲しいんだけど」
律「うえ!?え~っとぉ・・・それは無理ですぅうう!」
りっちゃん相変わらず常識人ですな~ww
こういう度が過ぎたことをやらない(というか、やれない)辺りがいかにも律らしい気がします(・∀・)
普段ボケたり悪ふざけしたりすることが多いけれど、思考回路は実はかなり常識的な娘ですよね。
いつでもアクセル全開というわけでは全くなく、ブレーキをかけるときは普通にブレーキをかける娘なんですね。
いやしかし、もし唯かムギが頼まれていたとしたら・・・ノリノリで火を噴いていたんじゃないかと思いますww
こっちの二人は実は律以上に好奇心旺盛でなんでも楽しんでしまうことができる性格ですからねww
④今回の「あるある!」
授業中に手紙を回す女子高生の図ww
相変わらずこういうちょっとした描写がリアルで良いですな~( ̄▽+ ̄*)
⑤さわちゃんマジでパネェっすww
さわちゃんの本気モードがマジで凄すぎる件ww
かっこえぇええええええええ!!(((゜д゜;)))
というかもう完全に別のアニメですね、本当にありがとうございまs(ry
いや~しかし、DEATH DEVILはホントにカッコ良すぎる!(///∇//)
ドラムは当然の如くツーバスをドコドコ踏んでますし、ギターのメタリックかつ攻撃的なサウンドがまさにハードロックっていう感じです!
いや、ハードロックじゃないですね、もう完全にメタルです!!
ガールズバンドでこんなにも本格的にメタルを追及しているバンドなんてそうそう無いのでは?
マジで惚れるサウンドですよ~(〃∇〃)
ぶっちゃけ個人的な音楽の嗜好だけで言ってしまえば、放課後ティータイムの可愛いポップな曲よりもこういうふうにバリバリにロックしている曲の方が好きですww
(XJAPANやSIAM SHADEなどの主に90年代のハードロック系バンドが私の音楽の根幹を成しているものでww)
そして、この劇中歌「ラヴ」などを収録したCDが6月23日に発売になりますね!
発売早っ!ww
というか、今日は22日なのでおそらくもう店頭に並んでいることでしょうww
アニメ1期のときはDEATH DEVILのCDは結構ゆっくりめに発売されましたが、今回はかなり早い段階で出してきましたね~(^-^)/
DEATH DEVILに敬意を表して今から早速買ってこようと思います!
早くギターソロ部分のフルを聴きてぇえええ!!
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