皆さん、こんにちは!
今日の記事は、「けいおん2期」第9話の感想です(^-^)/
そう言えば、「けいおん!!」が始まってからすでに2か月半くらい経っているんですよね。
TBSでは今晩に第11話が放送されるので、考えてみればもう少しで1クール目も終わり・・・。
信じられません!(^o^;)
月日が経つのは早いなぁ・・・ww
☆『けいおん!!』第9話「期末試験!」の感想
脚本:吉田玲子
絵コンテ:武本康弘
演出:北之原孝將
作画監督:池田晶子
脚本は吉田さんですね(^-^)/
アニメ2期では今までに、第1話「高3!」、第3話「ドラマー!」、第6話「梅雨!」の脚本を担当。
したがって、この第9話で早くも4回目の担当が回って来たということになります。
さすがシリーズ構成を務めている方なだけありますww
いや~しかし、吉田さんの脚本は分かりやすいですね。
Aパートを観ている段階ですでに「あっ、たぶん今回は吉田さんの脚本だな」と思いましたよww
ストーリー全体に流れる繊細な雰囲気とか温かい感じがすごく特徴的なんですよね。
花田さんや村元さんの脚本とは良くも悪くも違いが大きいような気がします。
あと、律がクールにツッコミを入れている感じとか・・・すごく分かりやすいです。
(今回も律の話し方やツッコミの入れ方で吉田さん回だろうなということを直感することができましたw)
絵コンテは武本さんですか~!Σ(・ω・ノ)ノ!
「けいおん」シリーズでは1期・2期を通し今回が初めての絵コンテ担当ということになります。
ちなみに京アニの取締役の方です!ww
演出は北之原さんですね(^-^)/
アニメ1期から絵コンテや演出を担当なさっている方で、アニメ2期では第3話「ドラマー!」の演出を担当。
なので、この第9話で2回目の登場ということになります。
作画監督は池田晶子さんですね(^-^)/
第3話「ドラマー!」で「けいおん」シリーズでは初めて作画監督として登場。
今回で2回目の担当が回ってきたということになります。
ちなみに、このお方も京アニの取締役です!ww
う~む、こうして見てみると、今回は第3話「ドラマー!」と主要スタッフの顔ぶれがほとんど一緒だったんですね~Σ(・ω・ノ)ノ!
■ストーリーの要約
桜高校は早くも期末試験の季節を迎える。
唯たち軽音部のメンバーもテストで高得点を取るために少しずつ勉強を進めて行く。
そんなある日、唯は隣に住むおばあちゃんから演芸大会に出ないかとの誘いを受ける。
おばあちゃんは演芸大会をとても楽しみにしている様子。
演芸大会の日にちは試験の翌日であり日程的にはかなり厳しかったが、唯は小さなころからお世話になっているおばあちゃんに恩返ししたいと考え、参加を承諾する。
試験勉強と演芸大会へ向けた練習の両方を頑張る唯の姿を見た梓は、唯に協力してあげることを決意。
試験と演芸大会に向け、二人で一緒に頑張って行くことになった。
そして演芸大会は無事に終了。
唯と梓は参加賞を獲ることしかできなかったが、おばあちゃんを喜ばせてあげることができた。
嬉しそうに自分を褒めてくれるおばあちゃんの顔を見た唯は、少しだけ照れてしまうのであった・・・。
ちなみに、唯は試験勉強もしっかりと乗り切り、ほとんどの教科で高得点をゲット!
該当する原作エピソード:なし(アニメオリジナルエピソード)
■全体の感想
今回はアニメオリジナル回でしたね(^-^)/
厳密に言うと原作コミックス2巻の会話の一部がちょっとだけ使われていたりしますが、まぁほぼ完全にアニメオリジナルストーリーだったと言って問題ないでしょう。
アニメ2期で完全にアニメオリジナルな回は、今のところこれが3つ目です。(他は第3話と第5話)
やはりアニメ2期ではこうしたオリジナル回が多めになっていますね。
で、ストーリー全体の印象ですが・・・
前回に引き続き、唯たちの学校生活に焦点が当てられたお話でしたね(・∀・)
テスト勉強に悪戦苦闘(?)する姿はまさに高校生の姿そのものですなww
ただ前回とは違い、演芸大会という大きなイベントもありました。
というかむしろ、演芸大会の方が今回のメインになっていましたね。
ここ最近(第6話~第9話あたり)の中ではギャグ要素が一番少なかったような気がします。
おばあちゃんのために唯が頑張る姿や一所懸命になっているところがとても印象的だったので、ひさしぶり(おそらく第1話や第3話以来?)に感動的な面に重点が置かれたストーリーが来たなぁという感じがしました。
イベントがあったため、前回のようにストレートな日常系のお話というわけでもなかったですし。
それから、キャラ作画の感想ですが・・・
第5話~第8話に比べるとちょっと劣るかなと思いました(><;)
キャラの顔がアップで描かれているカットはとても良いんですが、3、4人が同時に映っているカットなど所々の細かい部分で作画の乱れが少し気になります。(目の形や顔の輪郭がおかしかったり)
ここ最近、良い感じにキャラが可愛く描かれた丁寧な作画がずっと続いていたので、余計気になってしまったのかもしれません。
まぁ、アニメ1期に比べると全体的な質は相変わらずもの凄く高いんですが。
さて、本題に入りますが・・・
今回は唯が頑張るお話でしたね(^-^)/
軽音部に入り唯は少しずつ成長して来たんだ・・・と、今まで何度も書いてきたような気がしますが、その成長の成果をこの第9話ではしっかりと見ることができたんじゃないかなぁと思います。
というか正直なところ、唯はこんなにも大きくなっていたのか!と、私自身軽くビックリさせられるぐらいの成長を見せてくれました!
まず驚いたのが、今回の唯は他の人の助けを借りずにたった一人でおばあちゃんの期待に応えようとしていたんですよね。
まぁ、結果的に梓が唯の手助けをする形になるんですが、唯は初めはあくまで一人でこの状況を乗り切ろうとしていました。
軽音部のメンバーどころか憂や和にも頼ろうとせずに・・・これってかなり凄いことだと思います。
唯って実は軽音部のメンバーに対してはちゃんと遠慮する気持ちというか、気を効かせる一面を持っているんですよね。
例えば、アニメ1期の第12話では「いつもご迷惑を・・・」と本気で涙ぐむシーンがありました。
自分にはダメなところがあって、そのせいで軽音部のみんなに迷惑をかけてしまっている面があるかもしれないということをちゃんと分かっているんです。
だから今回、唯が軽音部のみんなに助けを求めなかったことは普通に納得できますね。
唯「一人で出るよ。みんな勉強あるだろうし」
唯なりに考えた結果、今回は軽音部のみんなに負担をかけちゃいけないと判断したのでしょう。
唯は何も考えていないようで実は自分とみんなとの正しい距離感というものをすごくちゃんと理解しているように思えます。(人間関係は近けりゃ良いってものではない)
しかも今回は、憂と和という、軽音部のメンバーと同じくらい自分を強く支えてくれるであろう二人にさえも泣きつきませんでした。
ここまでみんなの力に頼らずに一人で何かを成し遂げようとする唯の姿が描かれるのは初めてだったのではないかと思います。
甘えたがりで他人に頼りがちなところがある唯は、もう昔の唯なのかもしれません。
唯が一人で前に進むことができている・・・!
・・・これが一つ目の驚きでした。
そして、次に驚いたのが、唯はこんなにも他の人のために頑張れるんだ!ということ。
軽音部での高校生活を通じて唯が頑張れる娘になったということは、今までの数々のエピソードでもしっかりと示されてきました。
しかし、今までの唯の頑張りは、あくまで自分自身や自分が所属する軽音部のための頑張りだったんですよね。
頑張れるということはそれだけでも十分に凄いことだけれども、唯の場合、まだまだそれが自分中心のものに過ぎなかったわけです。
それが今回はなんと、お隣のおばあちゃんという、人間関係的に一歩前に踏み出した人のために頑張ることができたわけです。
唯にとっておばあちゃんはとても親しい関係にある人なので、ほとんど家族の延長上のような感覚なのかもしれないですが、それでも「他人」であることは確かです。
しかも、頑張ることで自分に何かプラスがあるわけではない。
おばあちゃんという「他人」を喜ばせることだけが目的の完全に無償な頑張り。
唯は自分のためだけじゃなく、他の人のためにも頑張れるようになったんです!
誰かのために頑張れるということは、周りがちゃんと見えるようになってきた、余裕が出てきたということの証拠だと思います。
自分のことだけで手がいっぱいになっていないんです。
自分が何をしたいのかさえ分からなかった高校入学時に比べれば、もの凄い成長だと思います。
というか、他人のためにこんなにも全力で頑張れるなんて・・・大の大人でも簡単にできることじゃありませんよね。
唯は凄いなぁ・・・。
・・・これが二つ目の驚きでした。
さらに、極め付けはこのシーンでした↓
大会終了後におばあちゃんに褒めてもらうシーン。
ここの唯の表情は本当に印象的です!!
唯がこういうふうに素直に照れている姿が描かれるのって初めてですよね。
今までにも褒められて照れるというシーンは何度かあったけれど、本気の照れではありませんでした。
「でへへ」と笑って頭をかくといった感じで、あくまで茶化した感情表現に止まっていました。
でも、今回の唯は本気で照れているんですよね。
いつもの天然な性格がまったく感じられないくらいに、普通に普通の女の子らしく照れているんです!
唯がこういうふうに常識的な反応もできる娘だということはちゃんと理解しているつもりでしたが、今回のストレートに照れる姿には正直ちょっとドキリとさせられました。
唯「えへへへ・・・」
誰かのために何かをしてあげることができた!
一所懸命に練習して来た成果を見せてあげることができた!
頑張ったことを認めてもらえた!
喜んでもらえた!
唯にとってこういう体験はきっと初めてだっただろうし、初めて感じる確かな手応えがあったのだろうと思います。
そうした「初めて」を、自分を小さなころから見守り続けてきてくれたおばあちゃんという存在を通じて成し遂げることができたということは、唯にとってとても大きな意味があったはずです。
相手は自分の弱いところやダメなところも知り尽くしている人であり、そういう人に努力を示し称えてもらうことができたわけですから。
素直に嬉しかったんでしょうね。
それはもう、普段の天然な性格がどこかに吹っ飛んでしまうくらいに!
だってあの大きな存在であるおばあちゃんを、自分の力で楽しませてあげ、喜ばせることができたんですよ!
ようやく日ごろから感じていた「ありがとう」の気持ちを具体的な形で届けることができたんです。
おこがましいかもしれないけれど、恩返しすることができたんです。
そして、頑張った結果おばあちゃんからもらった言葉は、1パーセントたりとも偽りのない心からの称賛の言葉。
嬉しくないわけがないですよね・・・!
そういう唯の高まった感情がこの照れるシーンには凝縮されているように思えました。
おばあちゃんが客席から楽しそうに手を叩く姿。
唯にはちゃんと見えていたでしょうか?
もし見えていなかったとしたら、唯にこのおばあちゃんの顔を見せてあげたいです。
そして伝えてあげたいです。
君の頑張りでこんなにも誰かを幸せな気持ちにさせてあげることができたんだよ・・・と。
■個別の感想
気になったところや面白かったところをピックアップ!
①第8話で示された「唯=カメ」を改めて確認する回だった
唯「お世話になってばっかりだなぁ・・・」
第6話、第8話、そしてこの第9話と、唯の成長が強く意識されている回が続いていましたね。
私はこの3話分を「唯の成長が一定の完成を見せるエピソード」として一つにまとめることができるのではないかなと思いました。
第6話で示されたように唯は音楽を心から好きになることができていますし、第8話・第9話で示されたように自分の力で前に進んで行ける自立した存在になりつつあるということも分かりました。
唯は高校入学時とはほとんど別人とも言えるくらいにしっかりと芯の通った娘になることができたと思います。
何倍にも強く成長した唯は、精神的な支柱として軽音部にとってますます重要な存在になるのではないかなぁと思いました。
②あずさの気持ち
今回のもう一人の主役であった梓。
唯が頑張る姿を目の当たりにし、自分に何かできることはないか?と思ったのでしょう。
澪、律、ムギは唯の頑張りを信じてあえて手を貸さないことに決めたけれど、梓だけはどうしても唯がちゃんとできるのかどうか気になってしまい助けることにしたんでしょうね。
それは梓が唯の力を信じていないからというわけでは決してなく、「せっかく唯先輩がこんなにも頑張ろうとしているのに、凄いことをやろうとしているのに、それを黙って見ているだけなんて、見過ごすなんて・・・そんなことできない!」という居ても立ってもいられない気持ちからの行動だったのではないかと思います。
梓にとって唯はやっぱりなんだかんだで目を離せない存在なんですよね。
好きかどうかはよく分からないけれど、確実に気になる存在なんです。
・・・うん、これは恋の予感だ。
出番直前に寝込んでしまう唯を梓が見つめるシーンはとても印象的でした。
一つのことを覚えると他のことを全部忘れてしまうという特技(?)を持っている唯が、今回は試験勉強と演芸大会の発表という二つのことを同時にやってのけました。
これって唯の今までの性格を考えると実はかなり驚くべきことで、見ている私たちとしては少なからず衝撃を与えられた部分だと思うんですが、梓にとってもやはりこのことは驚きだったようですね。
唯先輩って思った以上にちゃんと頑張れる人なんだ・・・。
居眠りする唯を見て梓の心に浮かんできた気持ちは、まさにこういうものだったのではないかなぁと思いました。
だからこそ、唯のこんなにだらしない姿を見ても怒ったりしないで暖かく見つめることができたわけですね。
③あずにゃんかわぇえええええ!(〃∇〃)
今回あずにゃんに萌え殺された人は全国に一体どれくらいの数いただろうか!?ww
特にここの練習シーンの破壊力はマジで半端じゃなかったですな(///∇//)ニヤニヤ
④ゆいあず!
なんという強力ユニットΣ(・ω・ノ)ノ!
というか、この衣装めっちゃかわぇえええええ!(///∇//)
いつもと違う髪形&カラフルでポップな着物・・・すごく良いっ!(〃∇〃)
今までのステージ衣装の中で一番気に入りました!
曲のアレンジは・・・うん、結構がんばっていたと思うよww
あずさの歌もちょっと聴きたかったかもww
いや~しかし、この「ゆいあず」っていうネーミングセンスは・・・(^_^;)
まぁ、個人的には全然ありだと思うんですが・・・。
そう言えば最後の教室の場面では「りつみお」という言葉なども出ていましたねww
ちょっと気になったことは、公式が「ゆいあず」とか「りつみお」とか使うのはどうなのよ?っていうことですね(^▽^;)
こういうのはファンが勝手に騒いでいるから良いのであって、わざわざアニメが公式に取り上げるべきことではないのでは・・・?
「けいおん!!」って百合アニメ路線を狙っているわけではないですし。
あんまり露骨にやりすぎたり、見たまんまの人気取りに走ったりすると、逆にファンから冷められてしまう危険性もありますよ・・・とだけ言っておきたいと思いますww
⑤唯の変Tって売り物だったのかww
唯の変なTシャツは普通にお店に売っている物だったということが判明!ww
唯ちゃん、そこのお店って「TBSishop」だったりしない?
⑥平沢家の両親ってマジでどうなっているんだってばよ!?
絶対に両親が登場しない不思議ww
年中外国に行っているのでしょうか?www
謎は深まりますww
⑦前回に引き続き積極的なりっちゃん(〃∇〃)
律「りつみおでどうだ?」
りっちゃん積極的ww
前回は例の告白がありましたし・・・もはや澪が大好きだっていうことを隠す気が全然ないですよねww
ニヤニヤが止まりません(///∇//) ←オイww
⑧走るシーンとか・・・最高に気持ちが良いな
・・・(〃∇〃)
え?
なんでこの画像を貼ったのかって?
・・・。
・・・(´・ω・`)
そりゃ~もちろん唯ちゃんの生脚に見とれてしまったかr(ry
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素晴らしいクオリティの考察記事にはいつも感服いたしておりますm(..)m