皆さん、こんにちは(*^ー^)ノ
今日の記事は、「けいおん2期」第8話の感想です☆
相変わらずUP遅くてダメダメですね(><;)
時間が無い&思うように書けないのダブルパンチはツライものです・・・。
☆『けいおん!!』第8話「進路!」の感想
脚本:村元克彦
絵コンテ:米田光良
演出:米田光良
作画監督:門脇未来
脚本は村元さんですね(^-^)/
第4話「修学旅行!」の脚本を担当なさっていた方です。
アニメ2期で脚本を担当するのは今回が2回目ということになります。
絵コンテ・演出は米田さんですね(^-^)/
アニメ1期では第3話「特訓!」、第8話「新歓!」の絵コンテ・演出を担当なさっていました。
アニメ2期で絵コンテ・演出を担当するのは今回が初めてですね。
作画監督は門脇さんですね(^-^)/
第2話「整頓!」の作画監督を担当なさっていた方です。
アニメ1期では作画監督を一度も担当していなかった方ですが、アニメ2期では今回で早くも2回目の担当が回って来たということになります。
今回は特にサプライズもなく、安定感のあるいつも通りのメンバーだったなぁという印象でしたww
■ストーリーの要約
進路調査表に何を書けばいいのか思いつかない唯。
同じく進路志望が決まっていない律と一緒に、担任のさわ子先生に怒られてしまう。
クラスメイトの子たちに進路についていろいろ聞いて回ったりもしたが、結局自分はどうしたいのか決まらない。
唯の進路は・・・まだ未定。
該当する原作エピソード:3巻(49~54ページ、103~118ページ)
■全体の感想
いや~、今回は原作を消費しまくった回でしたねww
進路の話と、澪律の過去エピソード。
原作コミックス3巻に収録されているこの二つの話をアニメ1話分に詰め込んでくるなんて・・・ちょっとビックリしました。
個人的には、澪律の過去エピソードはアニメ1話分を使ってじっくりとやって欲しかったので、少しだけ残念でした。
う~む、期待していたのになぁ・・・。(´д`lll)
でも、唯と和の過去エピソードに関連する形で登場させることによってストーリーの本筋に上手く絡めることができていたのは良かったですね。
自然な流れで澪律の過去エピソードをストーリーの中に組み込むことができていたんじゃないかなぁと思いました。
で、ストーリー全体の印象ですが・・・
特に大きなイベントなどが起こったわけでもなかったので、いつも通りの軽音部のお話だったという印象がかなり強かったですね(・∀・)
しかも、今回は楽器やバンドのネタなど音楽関連の話もほぼありませんでしたね。
(まぁ、第4話「修学旅行!」なんかでも音楽ネタがほぼ無いということがありましたが、第4話では旅行という大きなイベントがあったわけですし)
イベント無し、音楽ネタも無しということで、ちょっと中身の濃さに欠けるかなという印象を持った人も少なくないだろうと思います。
でもその分、唯たちの学校生活の様子が丁寧に描写されていましたよね。
進路に悩む唯の姿を通じて、少しずつ迫ってくる卒業というものの存在が上手く引き立てられていたのではないかなぁという気がします。
こういう普段の学校生活の描写にメインが置かれた話もやはり必要だし、「けいおん!!」という作品の中でやる分にはまったく問題ないと思います。
というか、変にイベントやバンドのネタがあったりするより、今回のように日常っぽい話の方が「けいおん!!」に似合っているような気もしたりするので不思議ですよねww
やはり、どんな話の内容であろうとも唯たちが唯たちらしく部活生活・高校生活を楽しく精一杯過ごせていれば「けいおん!!」は成り立つのだろうなと思います(*^▽^*)
あと、今回は昔話が語られることでキャラの個性にさらに奥行きを生むことができていたのも良かったですね。
面白かったです!
・・・さて、今回私が注目したいのは、なぜか登場しまくっていたカメです!
皆さんも「今回はやたらにカメをプッシュしてくるなぁ~」と思ったのではないでしょうか?
本物のカメが回想シーンで登場したり、「ウサギとカメ」の歌が頻繁に使われたり、階段のところに置いてあるカメのオブジェがクローズアップされたり・・・
もの凄いカメ回でしたね( ̄▽+ ̄*) ←なんだそれww
今日の感想記事では、このカメの意味についてちょっと考察しておきたいと思います。
今回カメが意味していたものとは、ずばり、唯の姿そのものだったんじゃないかなと思います。
カメは何事をするのもマイペースで遅いです。
ピョンピョンと跳ねて勢いよく前に進んで行くウサギとはかなり対照的です。
なんとなく不器用なイメージもあります。
ぶっちゃけ言ってしまえば、カメ=ノロマな奴なんですね。
そして、唯はそんなカメの姿に自分と近いような何かを感じている・・・すなわち一種の親近感を抱いているんだろうと思います。
「お前も私と一緒でノロマなんだね」
唯はカメに対してこういうふうに思っているのかもしれません。
楽天的な性格の持ち主で細かいことを考えていないというイメージが強いけれども、唯自身は自分にはマイペースでノロマなところがあるということをちゃんと理解しているのではないでしょうか。
で、そんな自分の一面にちょっとだけ呆れているというか、少し負い目を感じているのだろうと思います。
・・・まぁ、そこでクヨクヨ悩んだり腐ったりしないのが唯の唯らしさなんですが、少なくとも自分の性格に関して何も気にしないようなおバカさんでは全然ないんですよね。
唯は自分自身のダメな部分をちゃんと理解しているからこそ、自分と同じような存在であるカメに親しみを抱いているのだろうと思います。
ここのカメのオブジェを優しく撫でるシーンに唯のそういう気持ちがよく表れているような気がします。
さて、しかし、カメは単なるノロマな奴ではありません。
カメには確かにノロマなところがあります。
しかし、ノロマだけれど、前を見据えて自分のペースで確実に前に進んで行ける奴でもあります。
「ウサギとカメ」の寓話の中で、カメは最終的にはウサギに勝ちます。
それは、カメが自分のペースを守りつつ、最後までちゃんと努力することを惜しまなかったからです。
ゆっくりだけれどカメは確実に前に進み続けることができるのです。
「カメ=ノロマな存在」
これに異論はありません。しかし、
「カメ=地道に前に進むことができる存在」
これもまた正しいことであろうと思います。
そして、この第7話で表現されているカメには、まさにこの後者の意味合いが強く込められていたのではないかなぁと思います。
唯自身がカメにもプラスな一面があるということをちゃんと理解しているのかどうかは分かりません。
いや、カメが頑張れる奴だということは分かっているのかもしれませんが、自分もカメのように努力できるんだという考えにまでは至っていないのではないかと思います。
「カメってなんとなく自分と似ているよなぁ・・・。なんかゆっくりしている。・・・けれど、しっかりと前に向かって頑張っているところがカメは凄いよなぁ・・・」
この程度にぼんやりと思っている程度だと思います。
しかし、唯を見守っている私たちからすれば、唯にもカメの持つプラスな一面がちゃんと備わっているんだよ!と言いたくなりますよね。
ゆっくりだけれども、唯は確実に成長して来たんだよ!
カメみたいにゆっくりでも大丈夫だよ!
唯は唯らしく少しずつ前に進んで行けば良いんだよ!
そういうメッセージを唯に伝えてあげたくなりますし、それと同時に今回カメが意味していたことの本質とはきっとこうしたメッセージだったのだろうと思いました。
で、唯を見守る視点を作中で体現しているのが、和ちゃんやさわ子先生ですね。
この二人は、カメが備えている二つの特徴の両方を唯が持っているということをちゃんと理解しているのだと思います。
唯がダメな方向にノロマになったときは多少厳しく叱ってあげます。
しかし、カメの持つゆっくりと頑張れる一面が唯にもちゃんとあるということが分かっているので、頭ごなしに唯のマイペースを修正するのではなく、あくまで唯自身の努力を信じて見守ってあげるという姿勢なんですよね。
この二人の唯への理解・・・とても温かいものだと思います。
■個別の感想
気になったところや面白かったところをピックアップ!
①小学校時代の唯かわぇえええ!
進路のお話と思わせつつ、実は過去回想シーンが結構多かったですねww
唯の小学校時代かわいいですな~(〃∇〃)
髪型に破壊力があり過ぎる!(///∇//)
②唯&律コンビww
この二人がタッグを組むと、もう誰にも止められないですねww
おバカ過ぎてホントに最高ですwww
③オデコの落書きww
いや、まぁ、原作にもあったのでこのネタ自体にはそんなに大きな衝撃を受けなかったのですが、いつまで経っても落書きが消されないまま物語が進んで行くのが面白かったですww
結局、最後まで落書きはオデコに残ったままwww
誰か消してあげようよ(^▽^;)
・・・ん?
もしかして律は澪に書かれた落書きだったから消したくなかったのか!?
・・・なるほどなるほど、そういうことか(///∇//)フヘヘ ←オイww
④澪律の過去エピソード
澪律の過去エピソード!
ついにキタ━━━(゚∀゚)━━━!!!って感じでしたね!!
やべぇよ!二人とも可愛すぎだろ!(〃∇〃)
原作を読んだときにも思いましたが、このエピソードって明らかにアニメ1期第6話でMCの練習をするシーンが意識されていますよね。
人前に出ることが嫌いで緊張してしまう澪を、律がさりげなく勇気付けて背中を押してあげるという。
あくまで脇役に徹し、自分自身を道化にすることで澪を笑わせてあげる・・・。
そんな律の思いやりの深さは改めて凄いと思いました。
というか、小学生の頃からここまで他人の気持ちを敏感にすくい取り、気配りすることができるなんて・・・!
律のそういう魅力的な一面がしっかりと表現されていたので良かったですね♪
・・・ただ、演出面に不満を言いたいです(^_^;)
前半部分はすごく良いです。
構図にこだわりが感じられるシーンが多いし、澪が大きな声で叫ぶところもかなり印象的に描くことができていたのではないかと思います。
でも、後半部分で発表の練習をするシーンの描写はかなり気になりました。
律がおどけて澪を笑わせてあげるところ。
なんか構図が中途半端!(><;)
しかもあっさりと流し過ぎ!(次のシーンに移行するのが早い。もっとこの暖かいシーンの余韻を持たせるべき!)
ここは凄く感動的な部分なんだから、もっとキャラの表情をアップにするとか、間をじっくり取るとかして演出面をしっかりとやって欲しかったです。
実際、原作だと、
こういうふうに律が澪の顔を見て満足そうに微笑むコマなどがしっかりと盛り込まれているんですよね。
ここのコマって凄く重要な意味があると思うんですけど・・・アニメで省く理由が分からない・・・。
なんであんなにあっさりと次のシーン(パイナップル人間が並んでいるところ)に持っていたのでしょうか?
アニメ版の「けいおん!」で演出面にこんなにガッカリさせられたのは初めてかもしれないです。(´д`lll)
ストーリー自体は凄く素晴らしいだけに余計残念です・・・(TωT)
⑤愛の告白キタ━━━(゚∀゚)━━━!!!
律「違う違う、小学生のときって好きな子にちょっかい出したくなるじゃん?あれだよあれ」
サラッと愛の告白キタ━━━(゚∀゚)━━━!!!
唯たちがこの律のセリフに全くツッコミを入れないところが良いですねww
やっぱり澪律は軽音部公認の夫婦になっているということなのでしょうか?ww
あ、ちなみに律のこのセリフに関しては「田井中律が叩かれる回数を数えてみた【私がドMでっ!】 」という記事の中で散々考察したので、よろしければそちらをご覧ください(・∀・)
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