《衛生組合》議会議員研修視察に行ってきました!(1) | 《久喜市議会議員》新井 兼オフィシャルブログ Powered by Ameba

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こんにちは、新井けんです。

去る7月16日(水)、17日(木)の1泊2日の日程にて、久喜宮代衛生組合の議会議員視察研修に行って参りました(当日Facebook,twitterで各視察場所の一報をお伝えしてきました)。

16日(1日目)は、ガラスリソーシング(株)さん(千葉県銚子市)に「ガラス・陶磁器再資源化施設」の視察、17日(2日目)は、成田富里いずみ清掃工場さん(千葉県成田市)に「ガス化溶融炉」の視察および(株)ナリコーさんに「次世代ストーカ式焼却炉」の視察が目的です。

個人的には、久喜宮代衛生組合管内の古い焼却炉をどこかのタイミングで更新する必要があるので、『夢のゴミ処理施設』と言われる「ガス化溶融炉」を勉強したいと思っておりました。

◎ 「ガラス・陶磁器再資源化施設」@ガラスリソーシング(株)

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写真:製造された造粒砂「サンドウエーブG」の前で

(1)久喜市から「ガラスびん残渣」がこの工場へ

久喜宮代衛生組合内の久喜宮代清掃センター(久喜地区・宮代町)および菖蒲清掃センター(菖蒲地区)で混合回収している、びん・缶・ペットボトルは、清久に工場を持つ(株)ウィズウェイストジャパンに回収&選別を委託しています。

【参考】 (株)ウィズウェイストジャパンにお邪魔したときのログ記事(6月11日付)

→ 資源リサイクル推進は市民意識を高めること!


この選別作業により、コスト的に再資源化できる「びん」(リターナルびん、カレット)は売却しますが、「ガラスびん残渣」は、平成24年度までは最終処分場に埋め立て処分されていました。
この「ガラスびん残渣」を更なる再資源化するため、平成25年度からはガラスリソーシング(株)のお力をお借りして、ガラスびんから造粒した砂(商品名:サンドウェーブG)に再資源化し、我々の生活環境での利活用が始まっています。

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<参考> 平成25年度搬出実績量
久喜宮代清掃センター 151.57トン
菖蒲清掃センター    26.78トン
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(2)ガラスびんを自然砂と同等品のリサイクルガラス造粒砂へ

はじめに赤坂社長から概略をお話いただいたときに「処理をしながらリサイクル」、「ガラスを砂にしてしまえば」という発想がこの企業の思想だということが印象的でした。

一般的にガラスを粉砕すると非常に鋭利で危険とうイメージを持ちますが、サンドウエーブGは特許技術を使った特殊な製法により砂と同様に安全な製品となっています。
自然砂と同等品という技術レベルなので、土木工事等に活用が進んでいるとのことです。

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写真:自然砂と同等品を謳う「サンドウェーブG」(0~5㎜)

(3)「サンドウエーブG」の活用事例

① 雨水貯留浸透施設
→ 学校校庭下に貯留層
② ヒートアイランド抑制
→ 雨水等の貯留・浸透効果によってヒートアイランドを抑制
③ ゲリラ豪雨対策
→ 浸水しやすい場所に砂の貯留層を作る
④ 液状化防止対策
→ マンホール周辺等へ部分的に対策
⑤ 防草対策への活用
→ 土地の表面にまくことで雑草が生えにくくなる
⑥ 
土木工事への活用
・軟弱地盤改良工事…サンドドレーン工法、サンドコンパクション工法
・路床の埋め戻し材…液状化対策
・サンドマット

自然砂とサンドウエーブGを比較した場合、自然砂で水遊びをしたときは、水が染込む最初は砂が固くなるが、水をさらに注ぐとベチャベチャなってしまうが、サンドウエーブGはベチャベチャにならない(締固めのピークがない)。
したがってサンドウエーブGは、土木工事や水の貯留層を作ることに向いていると言えます。

(4)久喜市での活用方法は?

これまでの説明を受けて、久喜市でも次のとおり活用を検討できるのではないかと思いました。

① 自然砂と同等以上の機能を有することから、リサイクルの観点も含めて道路の路床の材料に活用
② 水の貯留効果が期待できることから、公園、学校グラウンド、道路、駐車場等の新設・改良時に貯留層を設け雨水対策に活用

なお、工場にガラスびん残渣を持ち込むトラックが定期的に動いていることから、サンドウエーブGに加工後、そのトラックに載せて帰ってくれば運送費は考えなくて済みます。

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写真(左):各自治体等から収集されたびん類
写真右:びんを粉砕する装置


「ガラス・陶磁器再資源化施設」に関する視察報告は以上です。(つづく)

~~~ 蛇足 ~~~
某知人から「議員さん、市役所の職員さん達は、各議員のブログをよく見ているようだよ」と言われました。確かに関係者(?)が閲覧に来ることは多いとは思いますが、一方で市民の方々にもっと見てもらえるように努力が必要だと改めて感じています。また、某知人からも聞かれたのでお答えしますが、閲覧者がその記事内容の善し悪しを判断することは当然だと思います。なお、私は過剰誘導は行わないことを申し添えます。


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