市長の7月25日の記者会見での発言が、本会の質問に対する最終の回答のようなので、市長の回答に対する本会の考えを明らかにします。



今回の「市長への質問」に対する「回答」で、3つのことが明らかになりました。



1.市長は、市民を選別し、選別に基づいて対応することを明確にしました。



市長は、「本会は中立公平でない」ことを理由に、回答を拒みました。

「中立公平でない」とは、市長の勝手な決め付けに過ぎず、「市長を支持しない」と同義語ですから、「市長を支持しない者・団体には、説明を一切しない」と宣言したことになります。

地方自治法第10条第2項にはこうあります。



住民は、法律の定めるところにより、その属する普通地方公共団体の役務の提供を等しく受ける権利を有し、その負担を分任する義務を負う。



明らかに、地方自治法第10条第2項違反です。法律違反を平気で公言する石丸は、完全に市長失格でしょう。



2.市長が回答をしなかったのは、実は「回答ができなかった」からです。

だから、「本会は中立公平でない」などと屁理屈をつけて逃げたのです。



「恫喝発言」では、「市長は恫喝発言があった」と言ったのですから、「あった」ことの証明ができないと、「ウソでっち上げた」ことになります。

本会の質問は、ここを突いていますので、市長は答えることが出来ないのです。



「居眠り問題」では、市長が見ていないとする「黒塗りしていない診断書」に関する発言の根拠が崩れたのですから、市長は答えることが出来ないのです。



「9時開庁問題」では、業務の性格の全く違う市役所と商業施設を並べて説明したのですから、これも回答できるはずもありません。



いずれの質問にも言及すると、ウソや偽善が完全にばれてしまいますので、回答せずに逃げるしかなかったのです。

しかし、逃げたことにより、市長は「一貫してウソをついてきた」ことが明白になりました。



3.市長は、自分の回答書は公開しましたが、本会の質問書は添付しませんでした。

本会の質問書と比較されると、質問に対応した回答になっていない、「逃げる」ための「小理屈」に過ぎないことが一目瞭然だからです。

だから隠したのです。

市長の狡猾さが見事に出ています。



市長は、本会が要求した9時開庁に関わる資料の提供さえ拒否しています。

都合の悪いものは出さないことに決めたようです。



先日の中国新聞の記事に「コロナワクチンの誤接種があった。市は『人数については答えられない』としている(要約)」とありました。

一瞬目を疑いました。

こんな行政あります?

全てが無茶苦茶な行政になっています。



市長の唱える「行政の見える化」は、格好をつけるための呪文みたいなもので、本当は「行政の暗黒化」ではないのですか。