何か、問題のある人なんじゃないですか
そんな失礼な質問を、本人に向かって、
お相手のご両親の前で口にした、私の母。
大人な対応で、質問をかわしたＫさんに、
追い撃ちをかけるように、
更に、
変よね～、
絶対変よ、
と言い続けます。
お兄ちゃん、頼むからこの人黙らせて。
兄に目配せし、
兄が懸命に話題を変えようとするのに、
なおも執拗に、
Ｋさんが大学を出てちゃんとお勤めしてて、きちんとしたご両親に育てられて、見た目だってハンサムとまでは言わなくても愛嬌のある可愛い顔しているのに、なのにその年まで独身なのは何かあるにちがいない！
の話題から離れない母。
挙げ句に
場の全員が凍りつく発言をかましてくれました。＿|￣|○
『あ！あら、でもね
ミキも、もうこんな年まで独りでしたけど、
この子はモテてたんですよ。
ほら、あの高校の同級生のナントカくんとか、
ゴルフに託けて実家にまで挨拶に来たあの取引先の人とか、
皆、ミキちゃんのこと好きだったのよね？
ね？ミキちゃん？
ミキちゃんは、いくらでも選べたけど、今までお眼鏡に叶う人がいなかっただけなのよね～？』
ねぇ････(-_-)
なんで、婚約者のご両親との顔合わせの席で
過去に私に惚れてた男性の話しを披露されないといけないのでしょうか････
しかも、その二人別に付き合ってもいないし。
ってゆーか、付き合う前にあんた(母)に、水差されましたから。
『母さん母さん、そーゆー話はいましなくてもいいんじゃないかな～。うん。
結局、縁があったってことですよ。いや～、良かった良かった。お、ビールないですね』
いや～、良かった良かった。
御縁が御縁が。
と、私の母以外の五人全員で唱えて、なんとか無事に婚約お食事会を終えました。
疲れた。
本気で疲れた。
思い出すと、今でも当時の疲労感がどっと････
