2024/8/24(土)  23:08

 

とある土曜日。雑事が溜まっててさすがにそろそろ自由な時間が欲しいと願い、8月にしては筆者は初めてであった、土日に一切ライブ参戦を決めた休日。明日は適当に上野あたり買い物とか遊びに行くかー、とそろそろ寝ようと思っていた頃。

 

不意の通知。YouTubeだ。SKE48、の文字と、MVっぽいサムネイル。そうか、確かにSKE最近曲出してなかったか、最近乃木坂で熱狂の捌け口とかチートデイとかですっかり情報追えてなかったなぁ、と、MVを観てみた。

 

SKE48 「告白心拍数」 Music Video / 2024.10.2 on sale

 

センターは末永じゃない、となればベテランメンバーっぽいな、と、概要欄を見てみた。

 

熊崎晴香、と書かれていた。

 

待てよ、この名前、見たことあるぞ、と思ったのも、最近ではなく割と古い記憶、故に、まだSKEで生きていたか、と、既に玄人アイドルへの尊敬の念が湧きつつ、詳細をwikiで確認したが、デビューは2013年2月なので、11年半。

 

文字にすると、本当に一瞬だが、当たり前だが、実際に過ごす年月となれば、相当な長さだ。

 

地上地下関係無いだろう。同じグループに在籍し続け、貢献し続けるというのは、相当な苦労だ。

 

もちろん、アイドル当人が抱く想いも相当だろうが、筆者としては、応援する側の方にどうしても、情が動いてしまう。SKE48を、そして推しであるアイドルを信じ続け、応援し続けたこと。アイドル界だけでなく、世間的に見てもこの年月というのは様々な変化があった。そんな方々にとって、ようやく、推しがセンターを飾るというのは。

 

言葉にならないだろう。超広範囲DDな筆者としても、とても重いものを感じ得てしまう。

 

遥か昔の話だが、48グループの握手会には何度も行ったことがあるし、最近ではライブアイドルの対バンにもよく行く。いろいろと共通点はあるが、やはり、熱い想いを抱き、ファンとして生きる方々を目の前にすると、自然と尊敬の念が湧いてくる。特に中年男性に対してだ。既婚者であれば家庭を持ちながら小遣いを貯めて推しに使う、未婚者であればアイドル応援に専念しつつも奥に秘める寂しさと日々闘いながら応援する。いずれにしても、立派な社会人な歳である以上、アイドルのイベントへと足を運ぶこと自体に、人生に対してどこか虚しさや諦めみたいな哀愁をも、なぜか感じてしまうものだ。

 

その生きる姿というのが、全力で沸くことや恋人感覚で会うような男子ファンや、バチバチに女子力高く物販ループする女子ファンなどとは違った趣を感じるのである。これに惹かれて、今でもドルヲタを続けてしまっている節はある。

 

そして、なんだか背中を強く押されたような衝動をも妄想してしまう。今、自分は真っ当に、アイドル応援できているか。雑に風俗開拓などと現を抜かして、生きたいと願った道から外れてしまっていないか。有難い喝だ。

 

この勢いのまま、適当にライブアイドル対バンへ参戦計画を立ててもいいのだが、既に櫻坂46_9thSingleBACKSLIVE配信チケットを購入してしまった。正直後悔は一切無いぐらいに、櫻坂46へのリスペクトは強いのだが、そうだな、現存する48グループのうち、櫻坂46と真っ当に勝負できそうなのがSKE48ぐらいだと思うぐらいには、同様に、SKE48も一目置いているアイドルグループの一つである。今日、すっかりドームライブが定期化、定着した櫻坂46だが、SKE48もまた、玄人アイドル多きグループとしての気迫のようなものも感じ得るものだ。何か対決企画あったら面白そうだが、さすがに難しいだろう。ただ、この2グループが現存していること、ライブやステージなどに貪欲に立ち向かえるアイドルの、確かな証明とも言える。

 

様々な形で戦うアイドル。そんな時代に生き永らえていることへの感謝もあるが、最後は改めて主題に戻り、デビューしてから本当に長い年月、そして27歳と年齢的にも、SKE48の一員として今回、センターを務めた。

 

著しい感謝、そして尊敬を以て、短いながらも、本執筆を終えたいと思う。(1784字)