2024年3月9日、土曜日。それはとある快晴の日のことであった。

 

前日まで振り返れば、仕事が終わって溜まっていた家事を疲労を押し退けて片付けて、深夜も返上し、眠りに就いたのが深夜5時となってしまった。とはいえ、せっかくの快晴予報、そろそろ真面目にアイドルを応援しないとドルヲタとして相応しくない、という想いを抱きつつ、春一番、強風のあまり暖かさよりも寒さが勝ってしまうような体感であり、上野公園での野外ライブに貴重な土曜を全賭けするのは良くないとも思っていた。かつ、そろそろ風俗開拓したい頃でもあった。

 

昨年については、ひたすらソープに通って、逢えない間はホテヘルやピンサロやイメクラで埋めて遣り過ごしていた。そしてもう某ソープ嬢には会わないと決めた今年、1月はアジアンエステ開拓で見事フィニッシュ、2月は馴染みピンサロの系列店でボロ負け、そして3月。資格勉強でもっと忙しくなるかと思っていたが、早めの準備と隙間時間の効果的な活用により余裕で合格圏内、一応引き続き調整はするが土日を犠牲にするほどでもない状況となった。

 

そろそろ、何か風俗開拓するか。そんな想いも抱いて、ひとまず上野公園へと赴いた。

 

正確には、上野水上野外音楽堂であり、唯一の難点としては、物販スペースが会場後方のために、ライブハウスやホールなどと違って、物販スペースにもライブ音が垂れ流されてしまうことだ。はっきり言って話しにくい。ちなみにこれと同様の理由で、キネマ倶楽部への参戦もすっかり足が遠のいてしまっている筆者である。話を戻して、そんな難点とはまた違った、時代の変化に伴う新たな制限が敷かれていた。それは、絶叫的な声援を禁ずるというものだ。結局は感覚で絶叫か否かが決まってくるので、実質声援禁止と見做すべきだ。ちなみに理由としては、近隣住民が迷惑だからとのことだ。

 

入場して、あまりの着席率の高さに幻滅したが、LEVEL7とは懐かしい、と思いながら軽く振りコピなどしたが、一人だけ浮いてしまっている感じがしてむしろ寂しくなったことと、制限関係無くUtaGe!Tシャツ来たヲタクが絶叫的声援を飛ばしていたこと、そして昔こよなく愛したLEVEL7がどこの馬の骨かわからないような少女が務めていることに嫌気が差し、総合的に判断して、このまま居座っても不愉快だと判断し、結果、たった1組観ただけで、ライブ会場を去ったのであった。

 

とはいえ、上野公園はすっかり賑わっていたし、さすがに真冬ほどの寒さではなかったので、軽く散歩するぐらいなら十分楽しめた。やはり筆者個人としては、家族連れで幼児が自由に遊んでいる姿が本当に微笑ましく感じる。先日の豊洲参戦でも感動したように、やはり子供が育つ姿、瞬間に、ほんの一瞬とはいえ立ち会えているだけでも、なんだか尊い気持ちになってくる。

 

ちょうど近くに家電量販店があり、資格受検に向けて必要なアナログ時計、そしてマークシート用鉛筆セットを購入。合わせて2Kである。雑に地下アイドルとチェキ撮るよりも十分有益だ。

 

そんなわけで、すっかり対バンのことは関心から外れ、筆者は錦糸町へと向かっていた。

 

 

 

 

 

 

 

今回開拓したのは、M性感ヘルスで御馴染みの闇鍋会である。

 

闇鍋会にも系列店があり、公式サイトでは本店ということで一番左に新宿店が出てくる。しかし、新宿についてはピンサロ開拓を果たしたし、池袋もそうだが、そもそも東京の大都心は風俗嬢のサービス精神が薄いことは体験済みである。もっとも、相応の金額を払えば十分もてなしてくれるのだろうが、それほど金をかけるぐらいなら、家でAV買ってひたすらヌく方が都合が良いものだ。なので、筆者としては、今後回収するにあたっても苦にならない、つまりはその嬢との距離だけでなく街全体としてもより関心が湧くもの、ということで、普段絶対に行くことの無い錦糸町店を今回選択したわけだ。

 

なお、先程、AV買ってヌく云々を書いたが、正直なところ、性欲解消についてはオナニーで十分間に合っている。ただ、オナニーでどうしても解消できない点が2つある。1つは、オナニーはあくまで自分の性器を弄るだけに過ぎず、女性器ありきのプレイは一切不可能ということだ。それならマッチングアプリなどでヤればいいのだろうが、昨今ではマッチングアプリによるトラブルが増えており、サクラも含め回避するなど、コツを掴んで使いこなすのはそれなりに労の伴うものだと考えている。そしてもう1つは、オナニーの分だけ他者交流が減ってしまうことだ。そんなこと言ってしまえば、そもそも友達や恋人も一切いない、かつ趣味として地下アイドルのライブ参戦を掲げていることが主因な気もするが、以上を踏まえて、オナニーでは限界があるとも考えるところだ。なので、風俗開拓をしながらも、あくまで自分がイくことが主目的ではない、逆にこちらから攻めるとか会話を楽しめるとか、なかなかニッチな主旨となっていることは理解いただけただろう。実際、昨年1年間を振り返っても、風俗嬢が故に大抵は目の前の男性をフィニッシュへと導くことを大義としており、そうでない場合は固定客がいて十分だからフリーはどうでもいいと雑に扱うなどで、上記のたった2つの目的をも達成が難しいこともまた理解いただけたに違いない。ただ、かといって風俗以外で達成できる見込みも薄い。だからこそ、今回、視覚を奪われた状態で楽しめるのか、というのももちろんあったが、理想に近い裏の目的としては上記を掲げていた筆者であった。結局は相性で決まるようなものだ。

 

そんなことを考えていたら錦糸町に着き、駅を出るとどこか赤羽に似たような感覚を抱いていた。都市開発を駅周辺で間に合わせているような見た目であった。ただ、赤羽の場合は、中心部から抜けると飲み屋街があって、昼間からも賑わいを感じさせるものであった。しかし錦糸町の場合は、ただ道が広いだけですっかり寂れており、目についてもタイ古式マッサージぐらいであった。もしラブホテルに空きが無さそうだったら、という回避策も即練ることはできたが。

 

そんなわけで、公式サイトで見て推測した通りで間違い無かったが、あらかじめ、サイトに載っているおすすめホテルを巡って、空き部屋があるか確認して、確認できたら闇鍋会へ電話、という流れがスムーズで良かった。もっとも、空きホテルを見付けられていない中で掛けてもよかったのだろうが、風俗というサービスを提供してくれる以上、こちらができることはできるだけやっておこうという精神である。なお、今回確保できたのは、レンタルルームプチテルである。レンタルルーム、と言っておきながら、普通にラブホテルである。部屋にコンドーム置いてあったし、テレビでは無料で古いAVを観れるし。グレード等について全く下調べしていなかったこともあって、部屋選択時にはかなり手こずってしまった。ここで肝心なのが押さえる時間だが、今回100分コースを選択したために2時間休憩だと若干足りない。なので4時間。グレードはベーシック。5,200円であった。

 

 

 

 

 

ホテルに入る前にも、コースやオプション選択等のために電話はしたが、入室完了して再び闇鍋会へ電話をした。なお、電話してほしい時間も指定があったので、それに倣った形である。この2回目の電話では部屋番号を伝えるだけである。すると、3分程度という速さで黒服の登場である。

 

黒服の役割としては、サービス内容の説明と、料金徴収と、アイマスクと貴重品袋の貸出である。まずサービス内容の説明については、闇鍋会は他の風俗と違って、客側が終始目隠しをするという点が大きく異なるため、1回目の電話でも確認されたが、改めての確認と、万が一途中で外した場合には罰金1万円を追加徴収するという旨の誓約書へのサインである。新宿ルシファーと比べて随分安い設定だなと思いつつ、目隠しプレイを楽しむために来ているので、ここは迷いなくサインである。続いて料金徴収だが、100分フリーシングルで13,000円、と公式サイトのイベントページには書いてあるが、ここから消費税が発生するので、実際には14,300円である。ちょうどか15,000円で欲しいと1回目の電話で伝えられていたので、ホテルに入る前に缶コーヒーを買って崩しておいたのでちょうどで支払った。そしてアイマスク等の貸出だが、アイマスクについてはハンドタオル込みで付けてほしいということだったので、崩れないように慎重に扱った。貴重品袋については簡易的な錠が付けられており、外そうとすると鈴が鳴る仕様だった。なお、ロックする際の鍵についてはどこかに隠しておくよう指示があったので適切に対応。まあそんなこんなで、どの風俗店でも言えることだが、こうしたひと通りの説明というのは大変なことだ。ましてや、ただの人生経験などで訪れる者の多さを考えれば、本当に大変だとは思うので、プレイ含め相応の金額だとは筆者は考えるところだ。

 

黒服が部屋を去ってからは、服を脱いで全裸になった。指示があったためだが、まずはシャワータイムなので、イメクラなどのようにポージングで待っている必要は無い。そして貴重品を先程の袋に入れて鍵をして、よしなに隠して、あとはアイマスクを付けて待機。なお、嬢が来るまでは頭の上に外していてもいいとはあったが、嬢がノックする「目隠ししてますか?」→付ける→「はい目隠ししてます」→嬢が入室、という手順を少しでもカットしたかったので、既に付けていた。

 

それにしても、と、目隠しをしている状態で、いろいろと考えていた。最近、そんなに忙しくはないのは有難いが、あまりにも刺激が無いために本当にこのままでいいのかという、逆方向の悩みが湧いてきている。ただ、資格勉強を隙間時間にこなしている日々ではあるので、トータルでは疲労が溜まっているのは間違い無い。考え過ぎてしまう癖で確かに悪影響を被っている。

 

性欲解消は間に合っているから、全然激しくなくていい。ゆっくり休みたい。

 

そんな想いもまた、目隠し、つまりは目を休ませるという、一つのメリットだと感じ得てしまうほどに正直疲れ切っており、しかし同程度に、若い女の子とイチャイチャしたい、という欲求も溜まっていた。だからこそやはり、外部の声に忖度して現場の在り様を喪った地下アイドル現場に長居しなくて正解だったし、他の気になる風俗を開拓せずに、闇鍋会で正解だったと、改めて考えていた。

 

ひと通り考えたものの、まだ来ないか。10分、15分、いや20分ぐらい経ったか。でもスマホは貴重品袋に入れているから見れないし、とモヤモヤを感じながらも、日々、様々なモノに振り回されて疲れていることを何度も再認識して、まるで瞑想の如く、ひたすら待っていた。

 

 

 

 

 

次第に聴覚が研ぎ澄まされ、フロントの音など割とはっきり聴こえてきたあたりで、ドアをノックする音が聴こえてきた。目隠ししてますと答えると、一人入室する気配が感じ取れた。

 

ここで素晴らしかったのが、よろしくお願いします、としっかり述べていたことだ。いやそんなの、客は目隠ししているし当然じゃないか、と言われそうだが、務める側からすれば、固定客でもなくフリーでしかないからと雑に扱ってしまう嬢も少なくなく、この第一声を言えていること自体が、風俗嬢の中でもちゃんとしている方なんじゃないか、しかもこのクラスの風俗にしては、と思いつつ、よろしくお願いします、と答え、嬢は諸々の準備に取り掛かった。

 

シャワーに入る準備ができたということで、何も見えないが、とりあえず両手を前に出したら、優しく取ってくれて、ほんの数歩で辿り着けるシャワールームまで丁寧に導いてくれた。一応、部屋は暖房が点いており、故障している様子も無かったが、全裸で割と待たされたこともあって、何も見えずに肌に当たるお湯がとても有難く感じられた。ボディソープを塗ってくれるのも感じられたが、そのまま流れるように性器も優しく擦られ、思わず体が動いてしまった。複数回、しかしどれも優しく擦ってくれて、あとは洗い流して。シャワータイムは割とあっさり済まされた所感であった。

 

バスタオルを渡されるものの見えないままでとりあえず拭き終わって、背中は嬢が拭いてくれるといった感じだ。そしてベッドへ。まずはこちらが横になってだが、そういえば拘束という要素も闇鍋会にはあったじゃないか、と、手首を拘束してくれる最中に思い出したものだ。とはいえ、両腕が手錠のように繋がれた状態だと、嬢が攻めるにあたって邪魔じゃないか、と思っていたが、まずは乳首を攻めてきた。思わず声が漏れた。初めは手でだったが、次第に舐めてくるよう感じられ、同時に攻められた時は本当にヤバかった。なお、書き忘れていたが、どんなプレイがしたい?と訊かれて、とりあえずおまかせで、と回答した結果である。そういえば、そんなに性器は弄られなかった憶えである。

 

女性の柔らかい肌、そして胸が当たるのも↑で感じてはいたが、乳首を攻め終わったら、今度は徐に跨って、胸をこちらの口へ押し当ててきた。口先の感触だけでも、それなりに大きいことは判った。とはいえ、全容が解らないし、視覚の無い状態で若干夢見心地であったのも否めず、そこまで目一杯に口を開けられなかったようにも感じ得てしまった。いずれにしろ、口にすっぽり押し当ててきたので、吸って舐めてと、制限ありながらも攻めてみたら、じょうず、と、甘い声で彼女は言った。胸の攻め方については、昨年多々風俗を経験して慣れているし、胸の大小問わずプレイできるし、肝心なのは歯が当たらないように吸う際など勢いを付け過ぎないことぐらいか。まあ、普通に楽しかった。

 

嬢が胸を上げる(外す)まではひたすら攻めて、多少口や舌を休ませたいな、と思っている最中、再び何のプレイがしたいか訊かれた。シャワータイム除いておそらく20分か30分程度か、このあたりで風俗嬢は二分し、一方は嬢が脳内に描いたコースでそのまま続ける、もう一方は再び訊く、で今回は後者であった。まあどうせ無理だろうな、と思いつつ、クンニがしたい、と言ってみたら、案外あっさりといいよ、と答えてくれた。歓喜であった。というのも、風俗のジャンル問わず、フリー初対面の客に性器を舐められることについて、風俗嬢でも抵抗感を持つ者は少なくなく、こちら側のコンディションの問題もあるが、やはり一番は相性である。そもそもクンニが好きじゃないなどとなれば当然だし、だからこそ今回、フリーでもクンニ好きの嬢に当たったことは間違いなく素晴らしかった。

 

 

 

 

 

それにしても、視覚が奪われた状態でクンニするというのは、女性の性器がある程度イメージというか、記憶に無ければまず無理だ。AVでもモザイクで映らない箇所なので、本当に風俗で経験するしかない。そしてあと挙げるとすれば、ハンドタオル込みでのアイマスク、ハンドタオルが若干鼻下あたりまでがっつり被さっているので、舌の動きと吸引ぐらいで勝負するしかなかった。ただ、クンニもまた自信があったためにプレイ選択したのはあって、今年1月でのアジアンエステで、外国人をもクンニでイかせることができたので、多分大丈夫だろうという想いで今回挑んだ。

 

クリトリスから膣にかけての部位は口周りで感じ取れたが、この直前に、ある程度手で箇所を入念に確認するという工夫をした。というのも、箇所が解っていきなり口を押し当てて、となると女性は驚いてしまう。ある程度、遊びを持たせて攻めることで、女性が感じ入る状況を作りやすくなる。

 

アジアンエステで長時間クンニさせてもらえたこともあって、規則的な動きを取り入れつつ不規則に攻める、という感じで交互に組むことで、かなりビクビク感じてくれた。しかも、プレイ後曰く、攻められることをそこまで想定していない状態でイかせることができたので、これはかなりの自信になった。しかも何も見えない状態である。と自分で言うのもそろそろ鬱陶しくなってきたので割愛するが、たぶんクンニだけでも15分か20分ぐらいひたすら攻めて、若干口周りが疲れてきても嬢は押し退ける様子も無かったのでひたすら攻めて、攻めてでイったわけである。

 

さすがに筆者も疲れたので、しっかり嬢がイった後は、筆者が体を起こしたものの息をするので精一杯で、嬢はというと凄く気持ち良かったのか余韻に浸っている様子でこちらも言葉の無くただ呼吸する音だけが聴こえた。数分程度そんな感じで微笑交えつつな時間で、とりあえず横になろっか、と聴こえてきたので横になるが、ここで嬢は特に攻める様子が無かった。まあ正直、筆者も筆者で、見えない状態でもイかせることができた、という達成感に浸っていたこともあって、ここで何かプレイが始まってもそこまで反応できなかったかもしれない。とりあえず、クンニについて、そこから派生して昨年筆者が経験した風俗について、いろいろと話した。これも楽しい時間だった。

 

何も見えない状態で、かつ横になっているというのは、記事タイトルにも含めたが、どこか夢の中にいるような感覚だった。すぐ傍では若い女の子の声が聞こえてきて、寄り添ってくれる中で会話を楽しむ。それだけでも十分、筆者にとっては良い休息になった。もはや会話というより、寝言に近い感覚でもあった。もちろん会話のキャッチボールはしているが。嬢もいろいろと他の風俗に関心を持ってくれていて、あと筆者の引き出しとしてあったアイドル関連についてはそこまで盛り上がることは無かった。そう考えれば、昨年の経験というのがしっかり活きてきたと言えるだろう。

 

あとは他にやってみたいプレイについて、手マンしてみたいとは言ったものの、正直クンニだけでも十分満足ではあったからどっちでもいいと思っていたら、そんな濡れてないんだよねもっと水分摂ってくればよかった、と言ってたが、雑に爪をそこまで切っていなかったためにこの流れでよかったとも思っていた。ピンサロであれば普通にアウトなぐらいに白い部分が残っていたので。なお、その延長で調子良いとクンニされたら潮吹くとも言っていたので、ここまでの話しやすさといい、リピートするメリットも告げてきて、再回収は濃厚だと感じ始めている自分がいた。

 

 

 

 

 

会話の最中、彼女は徐に名前を伝えてきたが、これも評価が高い。というのも、フリーであればその1回限りである場合も少なくなく、故に嬢は名前を告げぬまま終了するケースも少なくない。筆者の場合は、そう終わろうとしていても、サイトのプロフィール情報と突き合わせてフィードバックを取りたい性分なので訊いているが、逆に伝えてきたということは、また来てほしいという表れでもある。何度も、めちゃくちゃクンニ気持ち良かった、と言ってくれたこともあって、そんなにまた来てほしいのか、と、これまで出逢った嬢とは明らかに違う反応だった。

 

こちらが相手の姿が見えない状態というのは、嬢からしても大きなメリットになり得ると筆者は考えていて、要は、価格帯とルックスを突き合わせて店もそうだが、嬢自体に優劣のレッテルを貼られるようなものだ。つまりは、ルックスに完璧な自信を持っていない限りは、幾分か見られてしまうことへの恐れはあるだろうと考えるわけだ。そこまで自信が無いのなら風俗嬢など務まらない、という意見も重々承知しているが、二十歳超えたばかりの女性というのは、そう強くないものだ。

 

多様性と綺麗事を並べてはいるが、実際には男女格差は解消されておらず、時折政治家の要らない発言などもあり、さらには子育てに膨大な金銭が必要である日本の現状を踏まえても、強く生きろ、というのはあまりにも可哀想じゃないかと、筆者は感じてしまう。それが風俗嬢云々というのは暴論かもしれないが、今を生きる女性であることに変わりは無い。そのあたりも寝言の如く話してしまったものの、しっかり聴いてくれて話してくれるというのが、本当に良かった。

 

とはいえ、どんな見た目か気にならないの、と訊かれはしたが、正直なところ、見えない方が好都合だと感じていた筆者である。というのも、日頃Twitterで、モデルやアイドル、AV女優やコスプレイヤーなど、かわいい美しい、そして妖艶な女性たちを多々目にする筆者がために、ちょっとルックスが良いぐらいだと満足できないことは自分でも解っていた。だからこそ、暗黙的に高められたハードルを下回ってマイナスに作用するぐらいであれば、見えないぐらいがいいと答えてしまったわけだ。ただ、今となっては、帰宅して一人でヌくことがあまりにも切なく感じられるようになってしまったので、やっぱり、どんな顔か、姿なのか、というのは、どうしても気になってしまうものだ。

 

そう感じ得てしまうのも、不意に投げた質問、オナニーはしないの?に対して、しないなーなんか一人でヤってても虚しくなるわけなんだよね、というやり取りも影響しているのだろうか。いや正直、自分でもここまでオナニーに支障が出るとは思っていなかったし、嗚呼、また今年も、風俗に推しを作ってしまうのか、と、帰宅してこうして深夜に執筆している最中でも、再認識してしまうものだ。

 

話を戻すが、そんな感じでひたすら会話を楽しんでいたら、あっという間に時間は過ぎて、最後、嬢だけがシャワーを済ませて部屋を出る、といった流れである。なお、アイマスクを取って、嗚呼朝か、と寝ぼけた様子も束の間、時間を確認したら、まだ1時間半程度部屋を使える状況だった。逆に言えば、余裕持たせずに2時間休憩で部屋取っていたら延長取られていたことになる。余った時間で、入室時に気になっていたAV観賞だが、最新作でも2023年9月と半年前だったので、画質も微妙だなと思いながら手コキを一人楽しむという。なお、ここでもフィニッシュはならなかった。

 

あとは、服を着て、貴重品袋の中にアイマスクと鍵を入れて、ルームキーを取って部屋を出た。ホテルを出るとすっかり日は落ちていて、夜へと更けていく錦糸町がどこか趣深く感じられた。

 

 

 

 

 

 

 

結局、何も見えない状態で楽しめるのか、という点については、今回、偶然にも話し上手な嬢に当たったのと、クンニ攻めたい客&クンニ攻められたい嬢、で相性面でも抜群だったので、もはや奇跡的なレベルで最高に楽しかった。もし上記のような好条件が無かったら、まあ風俗ってこんなものだよねで終わっていたに違いないが、忘れてはいけないのが、筆者は風俗を多々経験して、様々なプレイにおける女性の姿、性器までもがイメージできるために楽しめたところが大きい。なので個人的には、風俗初めでいきなり闇鍋会というのは微妙な気もするが、あえて何もプレイを知らないとかでやってみたら、それはまた新鮮なのかもしれない。なんだか若干羨ましくなってきてしまう。

 

で、今後、どの程度通うかについては、さすがに今月中は無いとしても、来月、遅くても再来月には行っていそうなレベルだ。まず、ここまで当たりを引いたのが初めてであること、他風俗と比べても(ホテル代込みで考えたら超安いわけでもないが)コスパが良いこと、そしてどうやら、日記を見る限りでは、そこまで固定客が多くないこと、をトータルで考えて、再々来月というのはあまりにも離れすぎじゃないか、と感じ得てしまうわけだ。なお、昨年のような、出勤しただけ回収する、みたいな破滅的思考は無い。もう風俗の味は知り尽くしたし、今回の開拓だって、対人交流面での欲求が溜まったために選択した程度である。何かに駆られて開拓したわけではない。

 

あと肝心になってくるのが、仕事が割と平和な状況か否か、というところだろう。ちょうどこの頃、平和、というか、平和過ぎるぐらいにはなんだかタスクが積まれないが、そのおかげで今回、風俗を体験し、充実した1日を過ごすことができた。逆に言えば、何かと忙しくなってきて、土日は手を動かさずともタスクの整理に充てたいとなってくれば、風俗云々どころではなくなってくる。そもそも顔だって見えていないし。なんて思ったけど、昨年散々通った某嬢とて、数日程度でだいぶ記憶が薄れるほどに日々Twitterで多くの女性を追ってしまっているので。

 

ちなみに金額については、昨年のソープから比を計算すれば、一応、毎週通うことはできる。しかしさすがに、そこまで高頻度だと話のネタが尽きてくるし、だとすればそこまで楽しい空間は創れなくなるだろう。金銭的よりかはむしろ、マンネリ化しない程度に、程よい頻度で、と考えれば、専門ヲタクが推し現場への参戦頻度と同様にして、月1、多くても月2ぐらいが丁度良いだろう。

 

忘れてはいけないのが、そもそも、今回風俗開拓へと舵を切った理由として、参戦した対バンが望む様相とは大いに懸け離れていたことである。つまりは、もし、魅力的な対バンが開催されていれば、今回開拓することは無かったとも言えるわけだ。この「魅力的」という要素については、既に十年以上この世界に棲んでいる筆者が故に、すっかり我儘になってしまっている。たとえば、チケット代がイベント様相に見合うものか、会場が狭すぎないか、治安が悪すぎないか、世情に忖度し過ぎて無難なイベントへと成り下がってしまっていないか、出演者が知名度ゼロに近いアイドルばかりになってしまっていないか、等々、求めるものは数多い。だからこそ、今日、本当にアイドルをライブベースで追い続けるべきなのか、と考えれば、正直、答に詰まる。それについては、まだ時間はある。急いで結論を出さずとも、不祥事の尽きない世界が潰える心配などは無いだろう。

 

愛情、か。昨年も諸々、言葉へと起こしてしまったものだが、姿形を全く知らないからこそ、妄想としての飛躍的偶像。もしかしたら、昨年のそれ以上に、筆者の思考を支配するかもしれない。

 

 

 

 

 

最後に、あえて議論するのであれば、応援に値するか否か、という観点だろうか。

 

ひと通り、直近の日記は確認して、尊敬、などと呼ぶべきほどに崇高な女性ではなさそうだ。一方で、ライブアイドルや地下アイドル、この業界については、もちろん日々努力を重ねる者は数多いが、先程も記した通り、不祥事の多さ、そしてファン側が奇行へと走りアイドルや運営に迷惑をかける事案が起こるなど、業界全体で考えれば、同程度に微妙な気がする。そんなこと言ってしまえば、じゃあ前者については個人ではなく風俗界全体で議論すべきじゃないかとか、後者はもっと個々人に焦点を当てて向き合うべきじゃないか、などと如何に雑な比較かは説明を要さないだろう。

 

このあたりも、また時間をかけて考えていくとするが、ただ一つ、改めてあの夢のような時間を思い出せば、何度も彼女は、また来てほしいと言ってくれた。あんなにわかりやすく、しかし確かに、筆者の存在を必要だと伝えてくれたことは、今、明日から延びていく未来をとりあえず生きてみるか、という、間違い無い原動力になる。散々、アイドルを信じて裏切られてきた筆者だ。アイドルを信じるぐらいなら、直接、何度も言ってくれた少女を信じる方が、賢明と呼ぶべきではないか。

 

いずれにしろ、今回、開拓時同様、舐めたいとか話したいとか、そういった欲求が溜まったらまた考えるとしよう。とはいえ、今後の行動選択において、重要なカードを手に入れるに至った今回の開拓、改めて、初めてということで丁寧に説明してくれた黒服、ラブホテルのフロント、そして奇跡的に出逢えた嬢、全てに感謝して、今回の開拓レポの執筆を締めるとしよう。(11177字)