2024/2/12(月祝)  16:58

 

 

 

と書いてしまうぐらいには、このところ、ゲーム依存が本当にひどかった。3連休は東京はすべて晴天だったが、天気良い日に家に籠ってゲームするのは良くないよなぁ、と思うまではいいものの、かといって深夜にひたすらプレイするのは本末転倒じゃないか。実際、対バン参戦してもわずか4時間で離脱、しかもその離脱理由が、フロアに人が増えてきて盛り上がりの点でも退屈に感じ始めたから、という非常につまらないものであり、このことからもステージに立つ少女たちと真に向き合えていなかったことは、説明を要さないだろう。故に、自省の念強く、先日の記事が仕上がったということだ。

 

じゃあ全くの無駄足だったのかと考えると、それも違うと感じる。資格勉強ではなくゲームによる徹夜明けというコンディションの悪さであったが、振り返れば昔、夜勤明けでそのまま参戦なんてこともあった。案外、その方が記憶に残る参戦が多く、満足感も後悔も、通常の参戦以上に濃く感じられたと懐かしく思うところだ。これを踏まえて、今回、直感的思考を中心とした参戦によるレポ執筆もまた、価値があると判断し、こうして書き残すに至ったわけである。

 

しかし、先日の記事にもあった通り、今一度、気を引き締めて生きていきたいという想いが強く、具体的には受検まであと2ヶ月と迫った資格の勉強である。昔から、タスクドリブンやスケジュールドリブンで自身を奮い立たせてどうにかなってきたので、今回も雑に勉強しても間に合う気がしなくもないが、受検者以前に一人の人間として、生き改めたいと願う所存だ。

 

故に、価値あるレポ執筆とはいえ、多くの時間を割こうとは思えない現状である。一応、参戦した11組すべて何らか書き残しはするが、その分量の差に関しては、前述の通り、ご容赦いただければ幸いである。それでは執筆していこうじゃないか。

 

 

 

「01」アイドル革命「劣」

歌唱力など論外なレベルではあったが、それ以上に問題視すべきなのがダンスである。典型的な振りが多く、楽曲間で振りが重複しているものが多く、トップバッターでも持ち時間20分という多さである。にも関わらず、単調な表現が続くというのは、果たしてアイドルとは何なのか、音楽を多彩に表現する存在ではないのだろうか、という疑問に苛まれる。まあ、昨今のライブアイドル界の動向を考えれば、彼女たちのようなビジネススタイルの方が時代に即しており、パフォーマンスレベルで戦えないのであれば物販を軸として売り込んでいった方がまだ収益面を考慮した持続性では賢い戦略ではある。しかし、それが「革命」と名が付くアイドルグループが目指すべき方向性なのだろうか。知名度を得るアイドルというのは、ルックスに限らず、パフォーマンスでも間違いないレベルの高さ故に、本アイドルの戦術および方向性にはどうしても同意しかねるものだ。

 

 

 

「02」Zero Project Z2-A「劣」

相変わらず歌が下手すぎる。ピッチぐらいちゃんと調整してほしい。あと、これは採用時点でしっかり選り抜くべき要素なのだが、歌声が歌唱として質の高いものとは御世辞にも言えないものである。ここを過去形にしていないのは、外部対バンで頻度高く出演している割には一向に成長が見られないので、過去から現在まで継続しているためである。直前に出たアイドル含め、対バン序盤40分間だけでも、体に鞭打ち参戦するほどの価値は今日のライブアイドルにはあるのだろうかと、ひどく考えさせられる地獄の時間だった。いずれにしろ、何度観て聴いても不快なライブなので、次回以降はしっかり避けて参戦時間を調整したい。

 

 

 

「03」IIIIIIIDIOM「優」

前述の通りの流れなので、正直あまり期待はしていなかったが、ダンスの手数の多さ、以前観た時よりもキレを中心に上達、しかし笑顔の多さやレスの積極性は健在であり、何よりメンバー間で阿吽の呼吸と呼ぶべきか、絆というものが深まったように感じられた20分間であった。本当に感動した。時間としては11時頃の出演とはいえ、この時期、朝は身を切るほどの寒さであり、昼頃になってもそこまで気温が上がらないのが、ヲタクたちの参戦時間を遅くさせる要因の一つだと筆者は考えているが、そんな逆境とも捉え得られる早帯での出演である。だからこそ、他のどのアイドルよりも元気良く、エネルギッシュに魅せるというのが、地上アイドルや地下アイドルなどとの棲み分けにあたって、ライブアイドル各位には求められているわけだ。今回、彼女たちはライブによってそれを証明してくれた。素晴らしいことだ。思わず物販も久々に行ってしまったが、スムーズに回収できたのと、想像以上に喜んでくれたので、確かに価値ある再会だった。ちなみに、メンバーは数馬京乃を選定した。白く長い髪にギャルなメイクとSNSの限りではどこか怖い印象を持つかもしれないが、実際に会ってみるとあどけない可愛さのギャップ故に、評論チックなトーク展開無ければきっともっと惚れてしまっていたに違いない。スタイルの良さも込みで、ステージでは映えるし、技術面でも高い方だと今回分析した。アイドルとして生き続けてくれていることに感謝しつつ、是非また参戦したいと思えるアイドルだ。

 

 

 

「04」Rune collect.「優」

どのメンバーも安定感が凄かった。活発に魅せるアイドルが直前で出ていたこともあって、スタンダードに落ち着いて魅せる方向性は良い対照性だと感じた。ただその中でも気になったのが青色担当のメンバーだったが、高音を難なくこなしつつ初手落ちなどの低音も完成度高く魅せてくる。かつそのどちらも、力み無く伸び伸びとできているのが凄いと感じた。彼女のような技術者がアイドルとして務めてくれているのは、本当に有難いことだ。一昔前であれば、そもそもアイドルという職業の持つイメージが違っていたためにもしかしたらアイドルという選択肢が、生きる時代が10年違っていただけでも無かったかもしれない。だからこそ、今日のアイドル界の在り様にも併せて感謝したい。またライブという瞬間を通して、その技術を堪能したいものだ。

 

 

 

「05」クチナシ「可」

確かに完成度は高かったが、対バン序盤でも既に二極的に魅せるアイドルが揃って出演したこともあって、プラスアルファでの魅力が欲しかったところだ。清楚で洗練された世界観は悪くなかったものの、たとえばフロア後方などで観ると一連のパフォーマンスが壇上で完結している感が否めなく、フロアを巻き込んだ要素が欲しいと感じてしまった。しかし、それは打ち出す方向性からすれば逆境的とも言えるので、シンプルに、もっとキャパの狭いライブ会場にて魅せるのが定石といったところだろう。

 

 

 

「06」蒼穹アンブレラ「優」

完成度が高いだけでは不十分だという議論は、決して本対バンの出演アイドルの流れに限ったものではないが、本アイドルはその点も踏まえて、良く差別化されていた。完成度の高さにさらに追究した結果の整然としたステージングである。ダンスの安定感だけでなくフォーメーション展開も積極的ながらもミス無くこなす。ただ、推されるアイドルとしての魅力、と考えれば、ここに人間味も欲しいところだが、そこもしっかりカバーしてくるところが凄い。パフォーマンス中の表情など観れば自明ではあるが、駄目押しな証拠として若年層のファンの活気も挙げたいところだ。インフルやコロナ、あとはシンプルに風邪など、何かと体調を崩しやすくライブ参戦自体億劫になり、参戦したとしてもつい萎縮してしまいがちなこの頃だと考えるが、じゃあ冷めたフロアを前にして彼女たちは幸せかというと、これも自明な議論だろう。だからこそ、ただの定型的な応援だけでなく、愛を込めた唯一無二の応援こそが価値あると、筆者は考えるのだ。だからこそ、彼らの雄姿たるもの、尊敬と感謝の念を抱くわけである。

 

 

 

「07」スプスラッシュ「劣」

インフルエンサーっぽく魅せる戦術は悪くないが、歌唱面をもう少し磨いてほしい。曲調は虹コンなどと似ているが、明らかな違いとして歌唱力を挙げたいところだ。アッパーで沸ける楽曲雰囲気というのは、ピッチの精確性や余裕ある歌唱あってこそだと考えるので、同様に技術を磨くのが定石だとは考えるが、何か別の秘策でもあるのだろうか。もし集中して20分間観賞していたら何か発見があったかもしれないが、その前に仮眠に入ってしまったので已む無し。いつかまたリベンジしてみたい。

 

 

 

「08」Sekaisen「可」

完成度は高く、振りコピも楽しかった気がするが、じゃあ他と比べて何が特に良かったのか、楽しかったのか、というのが、参戦から明けて1日経ってしまえば忘れ去ってしまうというのは、アイドルとしてどうなのだろうか。足を運んでもらった人の記憶に残れないようでは、次回また参戦したいとか、あえて避けるべきだとか、いずれの候補にも全く挙がってこなくなってしまうというのは、数多く競合が存在する今日が故に、致命的とも呼べるのではないだろうか。故に可と位置付けた次第だ。

 

 

 

「09」My Sugar Light「可」

こちらも同様。プリュ所属で以前から気になっていた雨宮サクが居たのは良き収穫ではあったが、じゃあ他のプリュアイドル、そして事務所問わず数多く存在するライブアイドルと比べて、何を差別化していくのか。現場のどこか懐かしい感じなども悪くはなかったが、どこか懐古的な当時の筆者の心情が相性良かっただけで、次回また参戦したいかというと、正直微妙なところだ。

 

 

 

「10」#ドレミファソラシード「優」MVP

32組中11組しかライブ観ていない中でMVPというのもなんだか雑な気がするが、だとしても、一応二桁なアイドルの、しかも同じ対バンに出ていたアイドルすべての中でMVPというのは、十分称賛なのではないか。それはさておき、約1年ぶりの参戦、特に印象的だったのが、ダンスの安定感である。格段にキレが増しており、パフォーマンスを通して余裕さというのもとても素晴らしかった。また、以前観た時には、アイドル経験者と初心者の間でパフォーマンスの差が大きく映っていたが、今回それを全く感じなかったというのは、如何にこの1年で大きく成長したかを強く感じ、感動に至ったわけである。別にバラード調など感涙的な楽曲があったわけでもないにも関わらず、涙を誘うライブというのは、本当に素晴らしいことだ。あと、運営の方々のラフな感じも凄い良かった。昔振り返れば、同事務所のライブアイドルとしてキャンディzooやloopなどが筆頭だった頃、ここまで多様的に運営が居たわけでもなかったし、いつ参戦してもワンマンに近い運営ぶりだったので、複数人で和気藹々として運営に携われる雰囲気、そして相性の良さというのは、今の時代の良さを柔軟に吸収できた、ライズプロダクションの素晴らしさというのもまた感じた瞬間であった。アイドル、運営、ファン。この三者が順調に噛み合っているあたり、しばらくは安泰だろう。

 

 

 

「11」ANA®KIE「劣」

可に位置付けようと思ったが、よくよく考えればパフォーマンスもそこまでレベル高いものではなかったし、楽曲もそこまで面白みあるものではなかった。何より、途中離脱を決定づけたアイドルでもあったので、可は少々甘い評価だろう。動員できているところは悪くはないものの、事務所問わなければ同様の方向性で攻めるアイドルは今の時代数多く、どうやって差別化して魅力を創製していくのかが難しい領域とも言えるだろう。それにしても、FreeKは外部対バンに弱い。chuLaやSTAiNYなど、幅広く支持を得るアイドルなどは例外ではあるが、これ以外のアイドルについては、やはり外部対バンで戦うのは依然として厳しいと考える。

 

 

 

ということで11組、流れるように一気に執筆してみたが、やはり特に感動したのはIIIIIIIDIOMと#ドレミファソラシードであって、他については、まあ、別のアイドルでもよかったんじゃないか、と思ってしまうような参戦となってしまった。しかしこれはやはり、徹夜明けに参戦したがために記憶や感動という点で薄まってしまっただろうし、そのあたりは今後、まずは2ヶ月間、律儀に生き直すことによって、参戦時のアイドルとの向き合い方を改めていきたい所存である。

 

2月に掲げていたプチ抱負として、桃鉄ワールド100年プレイ完走、年次の消防設備点検、などもあったが、共に既に達成済みなので、あとは資格勉強で午後問題を盤石な正答率へと押し上げることだろう。もっとも、今月中では、まだ午前問題に専念しても遅くない算段ではあったが、深夜に夜更かしして午前問題80問連続で解いても正答率7割半と合格ラインを超えていること、そして続けて午後問題を解いたら想像以上にボロボロでメンタル圧し折られるほどだったので、予定を早めて今月のうちにも午後問題をある程度解いて、知識を固めたり問題形式に慣れたりしておきたい。そんな勉強に専念した方が、ダラダラゲームやって雑に生きるよりもよっぽど有益だし、何より、ゲーム中毒の結果として、長期間のライブ参戦忌避、そして参戦したとしても寝不足でまともにライブ観れないというのは、是が非でも避けねばならない。

 

そんなこんなで、4月中旬までは参戦が依然として少ないままだろうが、かといって土日に全く外出しなくなるわけではないし、食料の買い出しや散髪など、必要最低限の外出は行うし、ついでに何か買うなどもするだろう。また、ライブ参戦に関しては、天気の良い日に集中して、かつ終日参戦してコスパを追い求めていきたいところだ。

 

課題が積もっているほど、全て完了させた時の達成感は一入だろう。張り切っていこうじゃないか。(5683字)

 

 

 

日時:2024年2月10日(土)、10時15分~21時15分

会場:WITH HARAJUKU HALL

タイトル:WITH IDOL

出演組数:32組