2024/2/7(水)  01:39

 

 

 

 

 

 

今日、世間的に注目を得つつ、かつ女性からの支持も根強いアイドルとなると、乃木坂46、日向坂46、=LOVE、FRUITS ZIPPERなどが挙げられるだろうか。もっとも、櫻坂46は欅坂時代を生きた1期生の卒業に伴う新メンバーの台頭により、グループ全体でのイメージはかなり変わってきた。それでも独自の表現の追究ということで、他の46グループとは確かに埋もれていない。あと挙げるとするならば、超ときめき宣伝部やハロプロアイドルなど、なんだかんだで多岐に渡ってくるだろう。

 

故に、純粋な総数という観点で議論するならば、依然として、アイドルとは、その知名度を問わなければ、完全な飽和状態だと言っていい。特に知名度の低い者たちだが、不祥事や過重労働、さらには方向を問わない契約違反などが後を絶たなかろうと、アイドルに夢を見て、憧れを抱く少女というのもまた、後を絶たないものだ。アイドル界全体を考えれば決して楽観視などできないと筆者はつい考えてしまうがために、勇みよく就いてくれる少女たちには、感謝が尽きないものである。

 

しかし今の時代、その総数よりも、幅広く支持を得る、所謂、売れたアイドルの動向を真に追うべきだと筆者は考えている。なぜなら、コロナが明けた今日、もっとも昨今は厳しい寒さやインフルをも含めた感染症の広がりなどもあり、無防備で歩くというのもまた勇気が要るのかもしれないが、街中歩けば、コロナ前とさほど変わらないほどに賑わっていることからも、そう著しいほどには警戒心を抱いていないのではと考えるところだ。これが何に影響するかというと、大衆的な応援が行動レベルで可能か否か、というところで、解り易く言えば、乃木坂46が益々一強な人気を得ていることが挙げられる。

 

その点では、乃木坂以外の女性アイドルというのは、なかなか厳しい戦いを強いられているようにも思えてくるが、そう敵視する必要は無いだろう。アイドルに就く彼女たちは、ファンの方々のことを本当に大事にできている。アイドルの根幹とも言える、非常に大切なことだ。だからこそ、ファンとして得られる人数には差が生じ得たとしても、肝心なのはそこじゃない。一人一人を大切にして、アイドルとファン、ちゃんと互いに必要とし合えることこそ、決して見失うべきではない、信念だと考える。

 

 

 

イコラブこと=LOVEに関しては、活動経歴の長さにも関わらずメンバーの入れ替わりがほぼ無いことが凄い。その結果、グループもそうだが個々人での知名度の高さ、メディア出演の多さ、そしてパフォーマンス技術の高さが、現存する女性アイドルの中でも、もはや極致と呼ぶべきほどの高みへと達しているように感じる。何度もイコラブに関して零してしまうことだが、ここまで長くアイドルとして務めてくれていることに、本当に感謝している。5年後や10年後などの未来のアイドル界を考えた時に、次世代を担う少女たちに、アイドルとして生きることの夢や希望を与えていること。本当に有難いことだ。

 

最近観た、超乃木坂スター誕生での、スタ誕ライブのダイジェストで某メンバーが発言していた、ファンへの信頼というか、皆さんの前で何をやってもきっと許してくれるという安心感。MVでどのメンバーも表現に徹して、非常に活き活きとしているところを見ると、グループが違えど、この発言を思い出してしまうものだ。もっとも、決してMVに限らないし、知名度問わずアイドルすべてに言えることだ。特にライブアイドルであれば、日々立つステージにて、目の前に信頼できる者がいるか否かというのは、パフォーマンス、特に自己肯定という側面から、大きく変わってくるものだ。故にライブアイドルとはファンへの依存性が強いなどとも議論できるわけだが、雑な導出でありかなりの説明が必要なので、今回は割愛しよう。

 

話を戻せば、表現力を引き立たせるような世界観演出というのも凄い。一歩間違えればネタで台無しになってしまうところだが、表現に真剣に向き合うこと、そしてダンスシーンで完成度高く仕上げているところから、世界観の一環として成立している。それにしても、アイドルのMVの範疇を超えた演出のようにも思える。ルックスもパフォーマンスも申し分ない少女たちを演出する、MV制作に携わった方々のワクワク感が伝わってきそうだ。攻めた姿勢にはどこか清涼感すら覚えるものだ。

 

個人的に一番苦労したのではと思ってしまうのが、表題である。歌詞、メロディー、ダンス、映像、などなど、いろいろ合わさった中、ここまでハイレベルな作品にあたって、どう名付けるべきか。相当苦労したに違いない。自分だったら逃げ出したいぐらいだ、どう名付けたとしても到底自己肯定できそうに無い。本当に頭の下がる想いである。

 

それにしても、カップリングとはいえ繊細に恋心を歌った『どこが好きか言って』MV公開がまだ2か月前にも関わらず、今回のMV公開である。スパンの短さには驚かされてしまうし、多忙でないかなど心配してしまうが、MVでの表情を見ればその心配は要らなかったようだ。音楽表現に徹し、悦びを見出す姿。やはり何度感謝しても、尽きないものだ。

 

=LOVEに限らず、アイドルとして音楽に向き合う少女たちの多さに感謝して、明日からも応援していきたい。(3000字)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

追記:

 

そういえば、久々に某ソープ嬢の出勤予定を見たら、某週で二日間も出勤という予定ぶりであった。若干驚きもあるが、よくよく考えれば、昨年もこんな感じで気紛れだったじゃないか。なんだろう、彼女の性格に限ったものなのか、それとも世間一般、女性とは気紛れなものなのか、男性しかいない職場故に、どう足掻いても知り得ない領域である。

 

呪い、か。

 

歌詞を読む限りでは、ラストノートに位置付けられるイコラブ楽曲同程度に重いように感じるが、その割にはテンポが速めで、どこか爽快感すら覚え得てしまうものだ。愛する者へ向けられる情念というものが、一周回って本楽曲のように軽快さをも得得るものなのだろうか。これも知り得ない領域であるが、そうだな、昨年同様に、嬢を据えて世界観を歪に描いて、

 

振り返れば中学時代、そんな感じで妄想に溺れていた記憶だ。

 

それは果たして純然たる愛なのだろうか。それこそ、どこか呪いに近い、執着的なものに感じてしまうものだ。

 

ただ、そんな思考で脳内を占めることで、日々のストレスや虚無感などの雑念を締め出すことができる。だからこそ、昨年の筆者は特に、中毒などと呼ぶことで、本能的に求めるように自分自身を仕向けたのだろうか。

 

かといって、嬢に対して、永遠に愛してるなどと零すつもりは無いし、誰かをそんな妄想の主に据えること自体が、一年通して疲れ切ったようなものだ。とはいえ、本楽曲、再び特定の誰かに縋る頃には、思い出したいものである。