2024/1/13(土)  03:03

 

 

 

よし、どうにかこの土日、仕事について何も考えなくてもいいほどにタスクを片付けてきた。

そもそも、金曜の日中時点で、先輩や上司のレス待ちな状態が続くようなタスクバランス状況だったので、筆者一人が突き進んだところでその確認やレビューによるコストが膨れ上がるので、筆者が抱えるタスクの進捗が遅れるとはいえ、プロジェクトやチーム全体レベルで構成した場合のクリティカルパスへの影響は少なく済む。

もっとも、自分一人でやらなきゃいけないような仕事の方が、プレッシャーに圧し潰されてしまいそうだが。

 

そういえば某後輩が、仕事も資格も二の次程度、一番は女でしょという旨の助言をしてくれた。

ある意味この土日、仕事の呪縛から解けてやっと普通の人間としての感覚なので、やっとこの言葉に同意できる深夜の筆者である。もっとも、この執筆に至るまで、夕食や飲酒、Twitterやパズルゲーム、金曜ロードショーやアニメなど諸々、しっかり休日を謳歌してはいるが、やっぱり印象的なのが、想像以上にライブアイドルの体調不良が多いということだ。

 

本当にこの頃、寒い。シンプルに寒暖差だけでも体調不良になってしまいそうだ。

インフルやコロナなどの感染症も怖いところだが、何より、アイドル衣装で物販するのが見ていて寒そうに感じてしまう。閑散としていれば1時間近く薄着で何もせず立ちっぱなしというのは、それでもどこか拷問的である。私服物販増やすなどしてもいいから、もっと負担の少ない活動であってほしいと願ってしまうが、収益発生を考えればそうも言ってられないのだろうか。

 

 

 

最近何かと、知名度の優劣問わず、ライブアイドルの卒業や解散が多く見受けられる。

 

じゃあそれでアイドル対バンイベントが開催困難となるほどに追い込まれるかというと、正直そうではない。

やはり一番は、アイドルとして務める者が致命的なほどには減少しているわけではないということだ。地下アイドル、というレベルでのアイドルまで含めれば、全然まだ数はいるし、土日、都内だけでも複数箇所で、しかもキャパ3桁後半のライブハウスや広いホールなどで、対バンが開催可能なほどではある。正直、筆者も驚かされるほどには依然として数多い。

 

また、コロナ禍やコロナ明け直後などの状況を踏まえれば、ライブアイドルが注目され過ぎた、というのがある。

浴びる注目、それに伴い求められる活動の多様化や頻度増加、ではそういった活動の変化に真に耐えられ得る人財だったのか、などと考えれば、あまりにも早いスパンでライブアイドルという世界が広く知れ渡ってしまった。

ただもちろん、嬉しい悲鳴ではあるし、結果論ではあるが、低知名度スタートでも結果長く続けてくれて知名度を得るとか、初めから高い知名度を得てそのまま残り続ける、などという良き人財も一定数存在した。

そんな感じで、ライブアイドルに適合した少女たちというのが、今日のライブアイドル界を支えている。

 

そして忘れてはいけない要因というのが、地上アイドルと呼ぶべき、世間的に知名度を得ているアイドルの強靭化である。

乃木坂46でいえば、5期生が早いスピードで個人仕事獲得および高品質での遂行。日向坂46としては、玄人メンバーの卒業が相次ぐ中でもバラエティーの強さが売りである価値たるものは健在である。

ファン目線としては、リアルミーグリ、つまり握手会に近い大衆兼交流イベントの復活により、実際に逢える存在だということの再認識、そしてファン同士の交流により界隈という側面でも応援モチベが増したことも挙げられるだろう。

故に、結果として、更なる大衆的な知名度の獲得。相対的に、ライブアイドルは不利になったわけだ。

 

 

 

不利、と雑に書いたが、これは暴論であることは、説明を要さないだろう。

地上アイドルを推す者は高価値や偶像的意識、ライブアイドルを推す者は逢える頻度や親近感など、応援する側によって、どちらをより応援したいと願うかは様々である。良き棲み分けと化しているからこそ、そう懸念すべきでもないだろう。

また、稀ではあるが、筆者のように、在宅音楽については地上アイドルを、体感音楽としてはライブアイドルを、選り好んでいるように、各場面に応じてどちらに属するアイドルを据えるかもまた千差万別であり、

 

本当に、贅沢な時代になったと、改めて、感じ入るところである。

 

やはり一番は、アイドルとして務めてくれる者が、それぞれのフィールドで確かに存在すること、これ無くしては、まず無理な享受だからである。かつ、その存在の安定性という点でもそこまで楽観視はできない。あくまで他者、ファンの存在によって肯定され、持続可能と化すからである。また、これは個人的所感でしかないが、務めてからすぐに辞める者というのが、昔と比べて減ったように感じる。仮にそうでなかったとしても、それぞれの世界の魅力に限らず長所短所をしっかり把握した上で、就いてくれているように思えてしまうものだ。人生選択だ、むしろそれが当然なのかもしれない。

 

今回も結局、残るのは感謝である。運営、アイドル、そしてファン。少なくとも、この3者がいなければ、ここまでアイドルという世界が知られ、愛されることは無かった。それぞれの立場で、純然に愛してくれることに、強く感謝したい。(2173字)