2023/11/26(日)  18:37

 

 

 

ふと我に返ったのは、既に日曜の大半が終わろうとしている頃であった。

 

今年の2月または3月などの時期と同様の心情であれば、きっと今頃、アイドルを真面目に応援する自分自身の抗いを嘲笑うかのように、ソープ嬢への愛情を拭い切れずにいただろう。しかし、今は確実に違うと言える。

わずか11日ぶりに彼女に逢ったことによって、はっきりした。正直全然可愛くない。気分屋の範疇を越えた奔放ぶりであって、あれはソープとかどうかに限らず、接客に向いていない性分だ。かといって今の時代、八方美人レベルで接客の仮面を被れる者はそれはそれで作り物だと見做され煙たく感じられるだろうが、よくもまあ、飄々と風俗嬢が務まるものだと思えてくる。

 

となればそれこそ、じゃあ筆者は何故半年以上も彼女を愛すると貫いてきてしまったのだろうか。この期間は本当に無駄だったんじゃないかとも思えてくるが、まあ回収した回数は一桁で済んだわけだし、一途に誰かを愛してみる、という仮定的行動というのを実施してみたところで、筆者はどう感じ周囲含め人生がどう転じるのか、というデータを採りたかったに過ぎない。

結果としては、やはり一途に誰かを愛するというのは非常にリスキーに感じ得てしまう性分であり、何か理由をつけて一番理想的だと称したところで結局は筆者の多重人格な厄介な性分に呼応できるわけが無く、おまけに風俗についてはもはや対面ではフィニッシュできないほどに自慰を極めてしまったがために、どう考えても、風俗嬢を愛することが間違っていたわけだ。

 

となれば婚活か。それも微妙に違う。兄を例に挙げれば、結婚して子育てのために年収アップな転職先は多忙を極めており、奥さんからは尻に敷かれているような状況で、あれはまだ妻がその場に居たから、なために致し方ないが、プラスもし子供がいなかったらかなり寠れていたに違いない。ただじゃあ独身だったらもっと幸せだったのかというとまた違う話だし、そもそも筆者と兄は性格などもかなり違うし一概に断言はできないが、結婚にはどうしても夢を見がちな筆者だ。それに、たぶん子育てに飽きる。兄家族の様子を見ていると、そこまで長時間で一途に関心を持つのは無理だ。孤独という点でも問題無いし、性欲解消も前述の通り無問題なので、はっきり言って、結婚するメリットが無い。それよりも、純粋に興味を持てるライブアイドル界全体を、これからも応援していきたいし、ソープに明け暮れて疎かにしてしまった分、どうにかして取り返したい想いが強い。

 

 

 

ただ今回、ブログ執筆に至った衝動はこれではない。乃木坂46アンダーライブ密着特番を観て、如何に志高くアイドルに邁進できる少女たちか、そしてそんな彼女たちを熱く応援するファンの方々、そんな呼応的な雄姿に心を打たれ、ドルヲタ再始動にあたってのダメ押しという意味合いでの執筆である。本当に見逃してしまっていた自分が情けなくなってくる。

 

しかし、と、ふと考えてみる。昔、地下アイドルやライブアイドルを今以上に熱く、かつ現場ベースで応援していた頃、地上アイドルとの比較議論は多々行ってきた。そこには例外無く、乃木坂46も含めていた記憶だ。

当時としては、まだ1期生が強かったし、生駒、白石、西野、などのヒロイン的なメンバーがセンターを飾ることによって、わかりやすい構図でアイドルグループを成していた印象がある。だからこそ、アンダーの位置付けというのも確かにわかりやすかったが、ただ、正直わかりやす過ぎた、という想いも無かったことはない。

AKB48のようなセンター集約的な戦い方であれば、自然と階層化され、已む無く溢れる存在は出てくる。そんな少女たちが寄り合って、まさしくアンダーという位置付けでライブを遂行する。それも知名度的にも正直、わかりやすいものだ。

 

だが、昨今のアンダーはというと、あくまで選抜に選ばれなかったから、な意味合いの方が強いものだと考えてしまう。

何が言いたいかというと、今日、多様的な時代になったことや、それに伴って有能な人財がアイドルに就いてくれることも増え、結果としてアイドルを一般的なバラエティーや音楽番組、さらにはラジオなどに起用するプロデューサーも、昔よりかは増えた印象である。故に、乃木坂内で相対的に知名度が高くないメンバーとしても、何らかの仕事はあり、ファン側もまた多様化したことによって広く愛されるようになったことで、そんな活躍の場も見て愛してくれる者が増えた印象だ。

 

だからこそ、今回の特番で抱いた印象としては、これほどに強いメンバーでもアンダーなのか、というのが強い。

まあ、その表題曲でのイメージなども関わってくるものだろうし、難しいところではあるが、だとしたらじゃあ、彼女たちは何のためにアンダーライブをするのか。正直、仕事だって超暇なレベルで少ないわけでもないはずだ。

 

となってきて、改めて、彼女たちはライブが好きなのだと、歌って踊ることが好きなのだという「本質」に気付かされる。

 

 

 

知名度上昇に限らず、そもそもアイドルとしてライブが好きだから、ということで理解はできたが、ただ、本当に熱いのは、そんなアイドルとしての本質を愛する者たち、ファンの方々がしっかりとそれを認識していることだ。

もちろん、アイドルだからこそライブで応援したい、というのもあるだろうし、むしろそっちが先行しているかもしれないが、ドルヲタ復帰した筆者とはいえ、やっぱりそんな熱い想いには、泣けてきてしまうものだ。

なので、今回の特番を観て、そのライブの熱気というのは、已む無くアンダーになってしまったことへの怒りや悲しみというよりかは、ライブを愛する本質への呼応ではないかと、筆者は今回、考えてみた。

 

過去にブログで多々議論したと書いた。地下アイドルやライブアイドルの方が熱い。楽しい。一体感を強く抱けて盛り上がれる。などと多々、かつ偏愛的に称賛していた気がする。そんな状況への反骨心というか、地上とか地下とか関係無い、アイドルならば歌って踊っている姿を全力で応援してこそ、ヲタクじゃないかと、そんな意志をも感じ得てしまうものだ。

故に、かなり自賛的に導くのであれば、過去の筆者の議論の結果、バタフライエフェクト的に活性化された地上アイドル界の熱気たるものが、ドルヲタ復帰した今日の筆者への良い刺激になっている、と見ることもできるだろう。

 

この土日、結局は、土曜は妹とライブ予習して実家帰省、日曜は性欲解消に明け暮れながらもTwitterヘッダー更新やライブスケジュール調査など、正直まだ、本調子が戻っていない感が強い。なので、あくまで徐々にという形にはなるだろうが、きっとそんなに遠くない未来だ。最後にヘッダー画像IN/OUTの一覧を載せて、執筆は終えておくとしよう。(3041字)

 

 

 

【OUT】

・Jewel☆Rouge (2023/6/3)

・LOVE CCiNO (2024/3/13)

・ラテラルアーク (2023/7/26)

・群青の世界 (2023/12/23)

・功夫少女 (2023/9/17)

 

【IN】

・#2i2 (2023/8/13 代々木公園野外ステージ)

・Sweet Alley (2023/10/14 横浜ランドマークホール)

・アンスリューム (2023/8/13 代々木公園野外ステージ)

・かすみ草とステラ (2023/5/28 渋谷DUO)

・点染テンセイ少女。(2023/10/29 白金高輪SELENE)