2023/11/5(日)  22:15

 

 

 

阪神が38年ぶりに日本シリーズで勝利を収め、監督や選手、さらにはファンの方々の様子を見て感動してしまうぐらいには、筆者もまた、日本野球を観るのが好きである。ただ、あくまで、家でのんびり、SNSチェックや家事などをCMなどの合間にこなしながら観るのが好きな程度なので、野球場へ赴くほどのレベルではない。いわゆる"にわか"である。

そんな筆者が主張するのもおかしな話ではあるが、そんな"にわか"で推すぐらいがきっと、趣味の範疇としては丁度良いのではとも考えるのである。というのも、筆者の推し事の主軸としてはライブアイドルや地下アイドル、さらには地上アイドル、はたまた予定が合えばソープ回収などもあるが、正直、どれもあまりの深さでのめり込んでしまっているために、第三者と会話するにあたってはどうしてもギャップを感じてしまう。しかし、あくまでこれも持論でしかないが、"推し"というのは、それほどに強烈に想いを捧げる対象なのではないだろうか。だからこそ、野球中継で映るファンの方々には、ディープなドルヲタ同様に、深い尊敬の念が湧いてくるのである。本当に頭が上がらない。筆者のように、のらりくらりと生きている程度では、あれほどに熱量込めて推しを愛して全力で応援して涙するなどできないなぁと、そんなファンの方々の雄姿もまた、心を打つものであった。

 

結局、今年の日本シリーズについては、7戦中4戦をリアタイ視聴するぐらいにはハマってしまっていたし、その前の各リーグ内での試合も土日特に予定が無ければ観ていた。あと、野球に限らずとも、卓球やゴルフ、バレーやバスケなどもイイ時間帯にやっていれば普通に観ていたし、結局のところ、どれも"にわか"程度の対峙でしかなかったが、いずれにしろ、普段、ブログにはアイドルか風俗しか書かない筆者である。読者からすれば、本嗜好は意外にも感じ得るかもしれない。

ちなみにテレビ視聴としては、相棒や孤独のグルメ(再放送)、呪術廻戦やSPY×FAMILYも観ているし、今期は割と観たい番組が少ないが、それがむしろ有難いぐらいには、すっかりテレビっ子である。もっとも、既に齢28、"っ子"と称するには既に老いてしまっているが、まあ、仮にテレビが故障したら新しいのを即買ってしまうぐらいには、今時珍しくテレビをよく観ている。

 

そんなわけで、休みの日とて、ずっと家に居ろ、と言われたら全然できるし、それこそこの執筆時点、3連休ではあったが、プロジェクト開発に関わる方々の半分弱ぐらいは休日出勤しており、そう気軽に歓楽街へ赴けるような雰囲気でもなかったから、その点ではタイミング良く日本シリーズが終盤を迎えていたので、一層と在宅時間を楽しめたものではある。

話を戻せば、何はともあれ、テレビによってかなりの時間が溶ける。点けていたらその番組の種別関係無く観てしまうから猶更といった感じである。ということで、こうした自由時間の使い方、という側面もまた、基本的に長丁場で開催されるライブアイドルの対バンライブへの参戦頻度が低下した理由の一つでもある。もちろん、これが第一の理由ではないことは、過去の幾多の記事を見返していただければ容易に理解できることではあるので、ここでは説明を割愛しよう。

 

 

 

それでもやっぱり、Twitterでアイドルのツイートはチェックしてしまうし、土日であれば各日200枚も画像保存してしまうぐらいには、カワイイ美しいアイドルは好きだ。そんな嗜好性は変わらないし、推しであるソープ嬢の店出勤は平日に限定されているようなものだし、さらにはここ最近、推し以外の風俗嬢とプレイしても全然楽しくないことに気付いてしまった。

いやもちろん、性器を触られれば感じはするし、逆にこっちが攻めて濡れてくれるのも楽しくはある。ただ、たとえばピンサロであれば30分、ホテヘルであれば60分か80分経過して別れた後、ふと我に返った際に、これでこれぐらい金銭を消費したのか、と冷静に考えてみれば、それなら推し一択に絞る方が全然楽しいし罪悪感も無いよな、と気付いてしまったわけだ。

 

さらには、そんな推しの出勤が、前述の通り平日限定ということもあって、もし回収するとなれば有休を消費する必要があるだけでなく、その前提として、平日に休む断りを入れる必要が出てくる。一緒に働く者としての信用を失墜させないよう、これは頻度を低くして、かつタイミングを窺ってこなす必要があるので、嬢が出勤する毎度、逢えるわけではない。

となれば、通っている店がスタンダード、もしくは格安と呼ばれるクラスなので、正直、池袋の風俗エステやイメクラなどと比べても、ホテル代込みで考えれば実はそんなに差は無いものとなる。あとはどちらが好きか、については、交通アクセスの良さやプレイ内容や店舗規模など様々あるだろうが、結局は、好みのタイプに出逢えるかどうかだろう。

 

筆者の場合は、出逢ってしまった、ために、もう一途に推すしかない現状である。まあ正直、何年ドルヲタやってんだ、ってことで何度も抗ったものの、結局愛に嘘を吐くことになるし、ヲタク以前に一人の人間としての性分故に受け入れた今日である。

ただ逆に、そんな生き方で割り切ってしまえば、これまで背負ってきた様々なものが無くなってかなり息がしやすくなった感じはる。如何に使命感でアイドルと向き合っていたかである。今の時代、そんな推し方は、アイドルからも運営からも、そして同じアイドルを推す者からしても、煙たく好かれないものであろう。本当に時代の変化とは、恐ろしいものである。

 

 

 

さて、いつも通り前置きが長くなってしまったが、本題に移るとしよう。今回議論したいのは、タイトル通り、時間効率の観点からライブアイドルのチェキ会を考える、というものである。そもそも、ライブアイドル、という区分のアイドルにおいては、活動形態はライブ出演が中心、他にもメディア出演や他イベント出演など今日ではすっかり多様化しているが、ファンからすれば、彼女たちに逢う機会としては、対バンまたは生誕祭やワンマンなどでの物販、つまりは特典会が一般的である。

しかし、ファンの多様化に伴い、ライブにはそこまで関心は無くとも推しと話してみたい、などと抱く者も現れ、この理由としてはライブアイドルと言えども運営または自己によるプロデュースがハイレベルなものとなり、結果これまでリーチできなかった層にも知られ愛されるようになったと考えられるが、ではそんな欲求を満たすためには、と考えた時に、チェキ会、つまりはライブは行わずにチェキ撮影&1分2分程度の会話を楽しむ、というイベントは確かに需要を帯びるわけである。

 

ここではわかりやすく、ライブに関心が無い者、と著したが、ライブに関心を持つ者でも、チェキ会で十分と抱く者は一定数いるのではないか、というのが筆者の見解である。というのも、たとえば対バンに出たとしても、与えられるライブの持ち時間は一般的には20分、ひどければ15分、待遇良いとか売れていれば25分30分などだが、やはりどうしても、ワンマンや生誕祭などと比べると短いものとなってしまう。おまけにチケット代もそう安いものではなく、仮に全て通うとなればなかなかの額となってくるのは想像に難くないだろう。幅広くアイドルを愛するまたは関心を持つ者であれば問題ないのかもしれないが、むしろヲタクの大多数はその逆、特定のアイドルを推しと据えて専門的に応援するために、一層とコスパが響くわけである。

 

また、この純粋なコスパに限らずとも、専門的に応援するとなれば、自然と他のアイドルのライブは観ないことになってくる。これはかつて専ヲタを務めた身だからこそ改めて書いておきたいが、界隈においてアイドルの話をするにあたって、他のアイドルを出した瞬間に一気に場が冷め、何故専門以外のアイドルを応援しているのか、という侮蔑的な眼差しを向けられる。

それでも筆者としては、当時は幅広くアイドルを応援したかったがために専ヲタを辞めて、というか専門的に応援していたアイドルが解散して、晴れてDDとなり今に至るわけだが、話を戻して、専ヲタとして生きる者はそんな感じで自然と、推すアイドル以外のライブを観ないがために、変わり映えの無いライブをそれなりの頻度で見せられることになる。

 

はっきり言おう。飽きる。相当ライブパフォーマンスが凄いアイドルでない限りは、ライブを観るのがしんどくなってくる。

 

 

 

で、今日の筆者だが、アイドル応援の軸を地上から地下へ移したのが2015年、DDへ転身したのが2016年、1推しを設けずに問わずアイドルを応援するようになったのがたぶん2019年かそのあたりなので、ライブアイドルの対バンを毎週あるいは隔週で観ていたのはかれこれ6年間になってくる。この期間中にコロナがあったので実際にはこれより短い時間になってくるが、いずれにしろ、ここまでアイドルのライブを多く観てしまうと、もはや、よっぽど凄いライブじゃない限りは全てがテンプレとして見えてしまうので、出演するアイドル問わずその大半が見飽きたような、前述よりも一層とライブ関心が薄い状態である。

そんな状況だからこそ、仕事が充実してきたとか、ソープ嬢を推すようになった、となれば猶更ライブを観なくなるわけだが、いずれにしろ、アイドルと話すにあたってタイムパフォーマンス、時間効率を考えるようになってしまうぐらいには、対バンにおけるライブというのがどこか、回収効率の悪いものと感じられるようになってしまった。哀しいことだ。

 

もちろん、チェキ会となれば、前述の通り、ライブは観なくていいと考える者も足を運び得るために、参加人数は自然と多くなってくるだろう。それでも、筆者のような者や、あとはシンプルに忙しい人や多趣味な人など、効率よくアイドルに逢いたい、話したい者にとっては、対バンにおける物販回収よりも時間効率良く、かつチケット代もかからないためにコスパでも間違いなく良いものとなっている。果たしてそれが「推している」と呼べるほどの行為なのかはもちろん議論の余地はあるが、あくまで筆者個人としては、今日ほどに多様的な時代となれば、十分にアリなイベント形態ではないかと考えるのである。

 

もちろん、推しへ抱く愛の本質としては「効率」などというのはむしろ相反する要素であり、実際、筆者個人として考えてみれば某ソープ嬢に対して、ソープ回収にあたっては割と遠い場所にあるし、2時間前に電話入れる必要があるので、どうしても終日時間を食われてしまうし、金銭的には説明を要さないだろう。それでも、やっぱり一番に愛しているし、好きだという想いが揺らぐことは無い。今回は書かないが、いろいろと理不尽被っていても、それでも愛してしまうのが、推しではないだろうか。

しかし逆に、推し以外の女性には全く関心を持つべきではない、となればそれはあまりにも窮屈であり、特に今日のアイドル界を考えてみれば、コロナや不祥事など、様々な側面から厳しい風当たりであった。それでも今日、アイドルという職業や居場所、そして存在そのものを信じて愛せる者が、アイドル、運営、そしてファンとして、それぞれがそれぞれの在り方で介入し互いに助け合っている今日である。気付けば全体的にレベルは底上げされ、一昔前とは比べ物にならないぐらいに、広く愛されるほどの魅力を有するようになった。そんな彼女たちを、1ミリも愛するな、という方が難しい話である。

 

結局は女たらしじゃないか、と言われそうだが、某映画のように、失礼だな純愛だよ、と反論するのも若干ニュアンスが違ってくるのがなんとももどかしいが、いずれにしろ、人それぞれ、アイドルへの向き合い方は千差万別である。

故に時間効率を上手く兼ね備えたイベント形態、チェキ会もまた、需要があるのではないかと筆者は考える次第だ。(4861字)