「01」キャンディzoo「方向性や事務所力に見合った『挑戦』を期待して」12:00~12:25「05」
最終参戦:2021/11/21:『超地上力:他称賛を塗り替える表現力とは』
調べた通りではあるけど、そんなに広くない会場。ホール系会場なんだけど。キャパといい、場内様相といい、映画館のような感じ。都内探せば、もっと広い映画館があるぐらいなので、このキャパでアイドルアラモード。プチと付いているとはいえ、開演時で既に動員多し。さて、本日はどうなることやら。
ふおお、この至近距離で生執筆。ワンチャンスタンディングの方が良さげだが。1曲目は前メロからわちゃわちゃした感じ。たぶん他会場でやったことあるけど、この会場、聴こえ方が全然違う。衣装込みではあるけど、相変わらず揃ったキレイなステージングだ。トップバッターで1曲目、いきなり沸かすのが難しい時間ではあるが、その割にはフロアは反応良い方だと思いたい。楽曲の世界観、プラス事務所補正の完成度高いステージング、この塩梅の範疇で上手くライブできている。とはいえ、このステージの近さ、座り込んでPC使っているのが躊躇われそう。そこは柔軟に立ち回りたい。鬼沸き現場、アイドルであれば、雰囲気を感じ取って云々。
そうですね、2曲目で加速追加するのはこのフロア様相だと納得。定石としてはクールに魅せる、落ち着いた楽曲を据えるものの、まだ対バン全体でそんなフロアの空気感ではないし、キャンズーのコンセプトや方向性的にも、ここでダメ押しな楽曲、セトリ構成というのは納得。どうにか表情も多少は柔らかくなった気がする。それにしても、アイドル側としても、ホール系会場にも関わらずキャパの狭い会場。ライブハウスでもなければ、キャパが大きいわけでもない。この要素の組み合わせ、アイドルにとっては酷な条件なのかもしれない。ただ、その逆境にも関わらず、魅せられたら大きいし、そこは初めから諦め抱くこと無く頑張ってほしい。そんなこんなで次曲へ。
MC挟んで3曲目。前メロのフロアの感じ、据えるとしたら5曲目、トリがベストだった気がするけど、それはキャンズーにしては無難すぎる気がする。やっぱ難しいな…、キャンズー特有のはじけたパフォーマンスというのがそれほど目立ってこない。この感じだと、やっぱりキャパ関係無く作品系のアイドルの方が勝てる気がする。ただ、その観点だとしても、対バンイベント全体を棄てた感じしない出演者の揃いようなので、後続に期待か。
ここで4曲目はキャンズーの中でもかっこいい感じの楽曲。ステージは比較的広く使えているフォーメーション幅だし、移動もごく自然ではある。ここでやっと作品的な対峙にギアチェンジ。B終盤のキレの鋭さが良い。その割にはサビが弱い気がする。ただこれもグループの方向性的には楽曲全体、そんなに固めない方が賢い気がする。あくまで、方向性の割にはダンスの揃いようや振りの特異性などが他事務所と違って素晴らしいぐらいなので、いずれにしろ、観賞特化な会場には相応しくない。いやホントに、この広さで椅子や座席無ければ、筆者もPC持ち込むこと無く沸き一択の立ち回りなんだが。まあ、いろんな会場にトライする挑戦心は評価したい。
最近ライブ観る機会が多かったので、5曲目へ至るセトリ構成は既視感がある。仮に実際に体験しなかったとしても、各楽曲踏まえて筆者がセトリ組むとしたら、という定石が強いので、事務所としてはしろもんやあいまいが最近楽曲増などで挑戦している分、キャンズーにも頑張ってほしいとつい思ってしまう。これがそれほど力無い事務所であれば、そうそうこのセトリが観たかった、ぐらいで完結するんだろうけど、フェスやマイディアなど高知名度グループがあるだけに、もっとプロデュースで意外性というか、キャンズーらしさを見てみたかった。頻度高いライブ対峙、そして相性良いとは言えない会場での25分ライブ。どこか期待し過ぎてしまったようだ。



「02」純真アムレット「字余りな称賛」12:26~12:51「05」
最終参戦:2021/11/14:『晩秋室町:初手は正統派で、締めは熱気強く。』
物販1「水色」初音りこ「サインあり2shot」1,500円
って、おいおいおい、キャンズーより全然スタンディング多い、というか上手く散らばっているじゃないか。
1曲目で初手歌唱難しい割には、上手く仕上げている。A初手歌唱も上手く仕上げているじゃないか。Bメロのフォーメーション展開の自然さといい、場数由来とも言える完成度の高さ。グループでの仲の良さもありきではあるし、確かにそこはキャンズーとの差だと言わざるを得ない、と表現するのも、キャンズーは決してグループ仲悪いグループではないし、一昔前であれば普通に仲良いグループではあった。ただ今の時代、ライブアイドルがレベル上がっていて、グループ仲がただ良いだけではなく、その深さやちゃんとライブへの想いというか、アイドルとしての在り方も近しい必要がある。その結果で、箱で推せるグループが出来上がるわけで、そう考えれば、一層とその集団としての温度感というのは、昔よりも敏感に感じ取るようになったのかもしれない。ということで、1曲目で既に明暗が分かれたようなものだ。
2曲目で最新曲。先日のぴるあぽのセトリ展開を考えれば、定石では4曲目なのでこれは早めにカードを切った感があって興味深い。ちなみに4曲目というのは持ち時間25分で考えた場合で、外部ファンに限らず専ヲタにとっても飽きが来るタイミングのためだ。もっとも、毎度のように定石セトリを組むわけにもいかないので、そのパターンを既にこなした上での挑戦という感じもしてくる。で、ふと2番サビで、今後また完成度が上がってきそうな余地があって良い。初めから完成度100%だと成長が見られないので。新曲としての塩梅でも良い攻め方じゃないか。ちなみに、楽曲のマンネリ感も無いし。
3曲目初手寄りターンの揃い、A歌唱展開といい、また一段と磨きがかかった感じ。サビのダンスのキレの塩梅、振り幅も良い。2番Aの歌唱といい、フォーメーション212の幅、サビのフォーメーションも良い。普通、ここまで頻度高くライブ観て、かつライブ定番な楽曲であれば、如何なるアイドルだろうとマンネリに陥って評価は詰むはずなのだが、この一ヶ月でもまた表現面を主として完成度を上げてきている。新曲に限らず、持ち曲全てをレベルアップさせていく。いいじゃないか。
ここで4曲目で明るいテイストに戻す。これは定石とかではなく、セトリ構成として不可避なので納得感強め。しかも表情総じて柔らかく転じているので、純アムの良さがちゃんと出ている。2番初手、あのカノンとも違ったダンス展開、あれが綺麗に見えているあたり、やっぱりすごい表現力じゃないか。2番サビ直後でフロア全体を見渡すレス展開なので、ちゃんとファンとのレスポンスの時間、余地もある。生のアイドルを観たい。そう思わせる原動力で改めての高評価である。
ここまでセトリ展開したら、最後どう転んでも正解感あるのだが、ここは鉄板でちゃんと固めてくるので、満を持しての鉄板な戦術すら思えてくる。このあたりも上手いと思う。ふと白浜氏が一旦はけてたけど、普通ならマイクトラブルあったら会場スタッフが来るまで待つ。その時間を惜しんで、よりかは2番初手のパートを肝心だと思っている証拠だと思う。にしても、誰に注目しても、やっぱりパフォーマンスすごい良くなっているし、普通に沸きたい。あと、執筆無しの観賞でも楽しめるので、なるほど、ライブアイドルが普通苦戦する会場での単騎出演は深く納得できてしまう。



「03」メルティハート「完成度と人間味のバランス」12:52~13:17「06」
最終参戦:2021/1/30:『疎保社離:需要を超えるライブの完成度の高さ』
物販2「水色」涼乃みほ「サインあり2shot」0円(新規初回無料、条件:グループ垢Twitterフォロー)
こちらもスタンディングが万遍無い。広い推されよう、前歴持ちが多いためではあるが。
初手で鉄板くるか!A初手であいぼん、良い歌割り配置じゃないか、続くメンバーが声色近いながらも、歌の筋というかテイストが絶妙に違って味わい深い。サビのダンスの塩梅も上手にできている。純アムと確かに近しい方向性ではあるが、ここをフレオらしく仕上げている感じがしてくる。要は、グラヴィティでは王道とも呼べる正統派、しかしフレオはライブの熱量も兼ね備えている、この出番順で似た方向性のアイドルグループを堪能でき、かつ共に方向性に見合った良き仕上げよう、さらには事務所まで踏まえた方向性まで違いを以て楽しめる。アップデートさせたフレオのプロデュース。なるほど、良き対抗じゃないか。
2曲目はAがサウンドに負けている感がしなくもない。ただ、1曲目の感じからして、サウンド強めで歌声よりも楽曲を聴かせる感じの楽曲を据えるのは納得できる。フォーメーションに関しては、純アムは綺麗に揃えてきてきたが、こちらは人間味を残して細かいレベルではあるがズレを「良く」残している。正統派という方向性、そして昨今のライブアイドルのレベル向上を踏まえて、フォーメーションを場ミリ込みでどう仕上げるべきかというのは事務所によりけりだし、そこは違ってきて当たり前だと思う。
雪色の恋。初手歌唱では6人中5人で切るという予想外の歌割りアサイン。ただ、楽曲で大事なパートを、致し方なく切り捨てるのは、それほどに個々の楽曲、ライブ、そしてグループに賭ける想いが強い表れだと思う。当たり前ではあるが、たとえ歌割り一つとっても、真剣に考えてプロデュースする。歌唱という、メンバー個々に責任と役割を与える。気付けば既に2番サビで、至るまでの個々の歌唱、誰に注目しても存分に楽しめるレベルの高さである。アイドルとしての歌唱の仕上げ方。実力者揃いじゃないか。
4曲目初手でも、歌割り展開が良い。ちゃんと意味のある順番、配置になっている。A初手であえてぼかして、後半でメンバーを活かして、Bメロで安定の起用でサビに繋げる。この並びがあって、サビはただかっこいいだけではなく、正統派アイドルとしての表現という要素が見えてくる。当然、同じ楽曲でもアイドルグループによって仕上がり方が違ってくるものだが、如何にそこに特異性を持たせるか。ぶっ飛んだキャッチーが欲しいわけではなく、楽曲を与えて表現させて、そこに彼女たちならではの価値を乗せられるか。気付けば既にラスサビ。歌唱の混ざりが上手く粗を残していて、人間味で推せる。
5曲目は初手の突き抜ける高音を、間違いない歌割り配置。やっと5曲目にして、他歌割りも本グループの鉄板らしさが見えてきた。サビの一体感がここまで綺麗にいけるのか。伸びで締めるところも揃っているし。これ、本当に沸きでも観賞でも楽しめるし、今日までDDヲタク続けてよかった。Cメロ初手が長めな一任で、落ちといい、ラスサビ展開といい、完成度も人間味も本当に素晴らしい。



「04」elseed「生き生きとした表現力+表情」13:18~13:43「05」
最終参戦:2021/11/14:『晩秋室町:初手は正統派で、締めは熱気強く。』
物販3「ピンク」櫻木あいな「サインあり2shot」2,000円
あれ、1曲目の仕上がりが良いじゃないか…、ちょっと待ってくれ、これはどこで純アム物販に行けばいいんだ…。良い表情じゃないか。歌唱力も大幅に刷新された。
2曲目の初手のダンスは滑らかさが増して表現面が改善されている。一人一人ちゃんと見て歌うところも良い。サビ直前の細かなダンスも表現面改善が大きい。純アム、メルハーと続いて、ここでさらに人間味をエスカレーションさせてくる。何よりも、メンバー総じて生き生きとライブしているのが良い。2番では一層と人間味を強める。それは完成度と相反するものかもしれないが、応援したくなると思わせる要素って、結局それに尽きると思うから。ラスサビでちゃんと締めてくる。上手い。
未来クロニクルな3曲目。初手の斉藤の思い切った表現が良い。他のメンバーに目を遣っても、表現が間違いない。サビでそういえば聴き馴染みある曲じゃないかと気付かされるけど、そう思うということは、今日でやっと楽曲の真価を引き出せた、もあるだろうけど、筆者の思考や考察がやっと追い付いたと考えたい。嗚呼、メンバー名全員覚えていれば、ここで誰がどうだったってもっと細かく称賛できるのに。Cメロの上手最前のメンバーの表現力。ラスサビのダンスも大幅に改善されている。
4曲目こそは新譜。曲調的に難しいところだが。A初手の個々のポーズが惹かれる。なんだなんだ、そんなに可愛くポーズされたら好きになるなという方が難しくなってくるじゃないか。3曲目までの布石があったので、サウンドの強い楽曲だろうと、声量に限らず雰囲気、歌う時の仕草まで観察したい、彼女たちの全身を以てまで楽曲を聴きたいという想いが湧いてくる。そう思わせることは、最終的な印象付けとして、一層とアイドル個々を応援したいと思わせる、策と言えば確かに策ではあるが、そんなに疚しいものには感じない。少女たちの魅力を自然に引き出す。そんなプロデュースは広く推せるものだ。
5曲目、初手歌唱で控えめにフロアダウンさせて転調で明るくさせてくる。そこでメンバー全員表情晴れやかに仕上げてくるのだから、本当に魅せ方が上手い。ここも上手いというよりかは、一層と自然に自身を表現できるようになった、それはアイドルに限らず、芸能に生きるものとして大事なことだろう。やはり見ている側としては、対人間だからこそ、そのハート、熱意の強さを感じ取るはずだからこそ。ライブで何を魅せるのか。その方向が固まっているか否かだけでも、見え方というのは大きく違ってくる。



のらくら出番で、純アム、メルハー、elseed物販回収と、先々週とかと比べると、かなり財布の紐が緩いような年末回収感←←
トリ曲の2分程度しかパフォーマンス観れなかったので、今回はレポ断念と判断。大晦日に1stワンマン。会場次第だけど行ってみたい。



「06」いちぜん!(出番1回目)「思考含めたリフレッシュ時間と捉えて」14:10~14:35「08」
最終参戦:2021/9/12:『蒼録室町:活力を送り返してこそ現場たる所以』
やはり2回出番ということもあってスタンディング多し。しかも良き点在なので、個々の現場猛者感が良い。
初手から鬼の沸かせ曲。序盤から難しいフォーメーション幅のはずなのに上手く仕上げてきている。若干ソロ声量が乏しいAだが、集団で魅せる、歌割り以外のメンバーがちゃんと踊れているので、8人と、割と大人数な構成なので、サビとの声量差が浮き彫りとなってしまうのは致し方ないとは思う。とはいえ、一考挟んで称賛、というのはここまでの高評価率の高さ、さらにはその内容を考えると、及ばずといった感じがしてくる。まあ、1曲目はこんな感じで。ううむ、辛いスタートだな…
目まぐるしいフォーメーション展開についていけているところを評価したい2曲目。Bの左右移動のフォーメーション展開も良い。ただ、サビ含め歌唱の仕上がりを考えると若干悩ましい。沸きなら間違いなく楽しいライブではあるものの、兼観賞でも、となると前述に軍配が上がるのではないだろうか。
さて、早々ではあるが結論が得られたようだ。ずっと座り込んで執筆も退屈だろう。適した立ち回りで堪能しようではないか?
ただ、後方を軽く見ると普通に人いて観賞している様子だったので、不本意ながら執筆を再開しようじゃないか。それにしても、不公平なものだ。本当に素晴らしいライブというのは、沸きたいし、観賞したいし、生執筆もしたい。しかし、そうでないライブというのは、すっかり退屈になってしまうので、この瞬間の手持ち無沙汰さを足して2で割りたくなってくる。ふと、2番全体を振りコピを想像してみたものの、会場的にどれも小振りになってしまうし、いちぜんのライブを存分に楽しむのであれば、そもそも狭い会場に出ること自体違和感しかないのだが、無駄に広い会場では一体感を不必要に失ってしまうものだし、たとえば三井ホールなどはフロアに見合うほどに動員できるのかという心配もある。そう考えれば、この様相の会場に出ることは納得だが、ならばライブハウスでよくないか。
おそらく、筆者が気付き得ていない魅力があるのだろう。そうでなければ、いくら事務所自体の知名度プラス信頼度や事務所内知名度序列があったとしても、2回出番というのは納得以前に、理解ができないために。他に可能性があるとしたら、同事務所で出演予定であったグループの出演キャンセルによる穴埋めがあるが、だとしたらアクアノートやラブアグレッションでいいじゃないか。そこは純粋な数量依存だろうか、1グループのメンバーが最も多いグループを出しておけば動員量も増えるだろうという可能性に賭けてである。確かに、ガッツに近い状況で動員増分が最も大きいとは思えるのだが、収益ベースな戦術なのが同意し難いところだ。
って、思考を巡らせていたら最後の曲。さて、対バン全体を考えてみれば、ここで3分の1が終了することになる。次のブロックでは、アクアノートの安定感、翡翠キセキのリベンジ執筆、いちぜん直前でのあげもんの対抗ぶりが個人的な注目ポイントだ。と、一旦整理できるあたり、そうか、思考含めた小休止、もしくはリフレッシュの意味合いがあったのだろうか。沸き重視なアイドルファンであれば、きっと逆張りで休憩が生じるだろうし、そう考えれば、対バン全体で事務所偏りが少ないとは言い難いが、自然と多様的にアイドルを呼べている証ではないだろうか。なるほど、それならイベント設計としては賢い組み方だ。一つの正解、結論を得た筆者であった。
さて、2回目出番でも同様に、良きタイミングでの休憩を捉えて、有効活用していこうじゃないか。
新宿alta keystudioで生誕祭予定。物販では新規無料あり。時刻は14時36分。引き続き頑張っていこうじゃないか…。。。



「07」I MY ME MINE「新規層にも楽しめるライブ」14:40~15:05「08」
最終参戦:2021/10/30:『至近観賞:多彩な6組への称賛的考察』
おやおや、キャンズーからの予想を遥かに超えるスタンディング量じゃないか。これは筆者もスタンディングで立ち回りたいが、狭い会場なのでやめておこう。
初手の奇抜なフォーメーションからダンス展開。フロアの反応ぶりも良い。MXIDOLまで遡れば確かにイベンター単位で相性は良い。故にここまでスタンディング多いのも納得だが、あとはスタンディング地蔵と化してしまわないかぐらいだろうか。そこは間奏部分のダンスを主として、好感触ではある。マイク渡し合っていると斬新に感じたけど、そうかこの会場、マイク少ないのか。でも8人同時ってアイドルライブに限らずあるんじゃないかと思うけど…
いや、全員手には持っているから、おそらくどれか音が入らないんだと思う。さて本題に戻るけど、こうしてライブ観てるとキャッチーな振りが多いことに気付かされる。アイドルに馴染み薄い者や、それほど振りコピ慣れしていない人にとっては、普通のパフォーマンスはついていけないと仮定すれば、そういった人にも楽しんでもらえるライブ、空間の創製ということで、本ライブの意味が出てくると考える。ただ、これは称賛すべきものなのか、というのは難しいかもしれないが、そんな堅苦しい表現は取り払って、正解なのかどうか、というのは結局、動員の多さやスタンディングの多さに表れるものだろう。と考えれば、このフロア、確かに正解じゃないか。
MC挟んで恋はプリズムな3曲目。大方ツイートの方向性は固まったので、あとは自由な徒然執筆タイム。ダンスの完成度を無暗に上げること無く、こなすべき箇所を着実に固めている印象を受ける。無難さが多少目立つ。アイドル≒人間、だとすればキャンズーまではいかなくとも開放性が欲しいところだが、パレードという一単語をどう捉えるかで変わってくる気がする。なんかもっと自由でいい気がする、それは表現の開放性という意味ではなく、そもそもアイドルは表現を強制される存在ではない、というもっと根本的なところまで立ち返ってのことだ。やりたいようにライブをする、その自由さに賭けたいところだ。
ふと思ったが、アイドルとして経歴長い者であれば、キャッチーなダンスばかりで難易度がそれほど高くないものは退屈に感じるかもしれないが、それは頭ごなしな決めつけに過ぎないのではないだろうか。新規にも楽しんでもらう、まずは体を動かしてもらう、そこに重点を置いて突き詰める。筆者からすればまず逃げ出したくなるし、その追究に向き合ってパフォーマンスに取り組めているのは素晴らしいことではないだろうか。確かに表情を観察してみれば、誰もが表情死んでいない。どのようなアイドルをやりたいのか、ライブをやりたいのか。もっと多様的な視点で考えるべきだと再認識させられた。
5曲目は確かに沸き据えるのが定石ではあるが、それは理想論で済ませて、メンバー個々のスタミナを考慮してコンセプト重視の楽曲を持ってくることが多い。そうではなく、理想論で攻める、プラスそれが実現できているというのは、もちろん事務所がアイドルというのを熟知しているためではあるものの、それだけではなく、メンバー個々が経験豊富で長尺だろうとスタミナが尽きないためだろう。表情は最後まで晴れやかだし、ここまで観察してみれば、アイドルを愛する想いの強さ、それは執着とも呼べるレベルだが、結局は当人がそうありたいと願えるか、行動できるか。空間を創る力というのは、その原動力ありきだと信じるからこそ。
百千氏が某オーディションでグランプリ目指して頑張っているとのこと。某メンバーの生誕祭予定もあり。充実しているじゃないか。



「08」I’mew「瞬間の共有に躍起な熱意で!」15:06~15:31「05」NEW!!
そうそう、こういうライブが欲しかったんだよ、とアイドル特有のキラキラさで攻めてくるライブ展開。しかも総じてスタイル良い。冬には寒そうに見えてくるけど、普通にフロアは暖かいし、ステージ上は照明もあってさらに熱い。その上、ダンスで体動かしてもっと暑くなるわけだから。ダンスのキレがすごい。
特殊なサウンドで攻めてくる2曲目。初手のリズム的に難しい歌唱も上手にクリアしてくる。待て待て、1曲目で既に十分なキレだったはずだが、さらに増して魅せてくるなんて。サビでは力強い歌唱で見事に揃えてくるし、執筆分量としては乏しいかもしれないが、魅入って全然書けない。フロアの雰囲気も凄い。一極集中じゃないにも関わらず一体感が凄い。これこそ、現場。まさか一昔前のあの熱い現場が、今日でも見られるとは。一昔前であれば、ここは加勢に転じていただろうが、時代が変わった。筆者は一発信者として、変化を起こせる存在であり続けたい。それにしても、凄い楽曲だったなぁ…。。。
キャッチーか、いや爽やかな青春感。Aで日常という歌詞があることからも。待てよ、あの歌唱。イコラブの野口氏に近い。いや、ノイミーの冨田氏か。こんなに好奇心強くライブ観れたのは久々な気がする。実力とか戦術とか、そんなことは置いといて、純粋に気になってしまう。もっと観たい、聴きたいと思わせる。それは現場由来だろうか。
MC。クリスマス当日に川越で単独ライブ。2月11日、MMブロンテで1stワンマンライブ。
完成度高い現場。ううむ。なんたる4曲目。手拍子MIX、振りコピ、サイリウム。総じて楽しそうなのがいい。そうだよ、ドルヲタとは本来こうあるべきだ。若干暑苦しいぐらいがちょうどいい。サビの歌唱の混ざりが美しい。そうか、椿さんの歌声は前者、イコラブの方だな。ってか、パフォーマンスの完成度の高さよ。反応率の高さ、ここが映画館のような会場であることを忘れてしまいそうだ。さて、最後の曲ぐらいはPC閉じて楽しもうじゃないか。



「09」アクアノート「出番順影響で1ハードル高い議論」15:32~15:57「04」
最終参戦:2021/9/12:『蒼録室町:活力を送り返してこそ現場たる所以』
さすがに長時間縮こまってタイピングするのが疲れてきた()ので、1曲目のみ振りコピ。2曲目から執筆再開。アクアノートにしては珍しい落ち着いた感じの楽曲。ほぼ白一色な衣装、なかなか強気だと感じる。そこで何を表現したいか。肢体の滑らかさ、腕の細さは確かに際立たされるものの、彼女たちの歌唱をどう捉えるべきか。なかなか難しい。おそらく、透明感ではないはずだ。無垢な少女たちの健気さだろうか。
そうか、I'mewの直後だから褪せて見えてしまうのか。なるほど、だとしたら不遇極まりない。出演者で考えれば、未知は無視したら確かにアクアノート指名は納得ではあるものの、出番順まで考えた、アクアノートからすればリスク考慮とも著せるが、そこまで各出演者で考えたら純アム指名になっていた可能性が高い。大半は観たことあるアイドルだし、とすっかり早合点してしまっていたようだ。なんたる不覚。ただ逆に、こうした計算外の出来事があるからこそ、アイドルとライブベース、もっと言えば、対バンベースで向き合うことはやめられそうにない。って、ライブレポじゃないのか。全然書けてないじゃないか。
MC。ソメイヨシノが咲く頃にのMV衣装。最近では珍しいらしい。
そして4曲目の愛だよね。初手歌唱難しいにも関わらず自己肯定強めで攻められているあたり、他メンバーに良いプレッシャーじゃないか。4曲目を踏まえると、出番順関係無く、自分たちのライブをやる、その姿勢が強く感じられる。ワンチャン、5曲目の動向次第で称賛エンドはあり。いや、本当にそれは正しい感想なのか。ふと冷静になって観てみたが、全員とまではいかなくとも、置きに行ったパフォーマンス感がある。ただ、エネルギッシュ感で言えば、手羽センやラブアグに期待すればいいか。
あれ、5曲目がアクアソニックじゃないだと…、確かに衣装曲をやんないわけにはいかないか…。とはいえ、話を戻せば、アクアノートは本事務所でどういった立ち位置のアイドルグループとすべきなのだろうか。軽率に推せる、敷居の低さで動員をライブ、物販共に固める戦術でどうだろうか。それならメルハーとの差別化ができるし、かつてのエネルギッシュ枠を他グループに譲って、というか現にそうなっているし、方向性復活で衝突する心配も無い。ただそうなると、出番戻せばあいまいがそうだったし、いわゆる親近感、推し易さでは既視感が強まってしまう。結果、出番順が不遇と結論づけるのが相応しいだろう。無念ではあるが。



「10」翡翠キセキ「三者三様の歌声の共通点は翡翠:REVERSE」15:58~16:23「03」
最終参戦:2021/11/21:『超地上力:他称賛を塗り替える表現力とは』
物販4「担当カラー無し」仲谷水伶「サインあり2shot」0円(新規初回無料、条件:グループ垢&メンバー垢全員Twitterフォロー)
途中までなら執筆いける気がする、とSEで確信。出番切り替えでフロア抜けると人多いし。さてとリベンジ執筆。
これだ、アクアノートで欠けていたのは。白一色の衣装であれば、少女ならではの清楚感、キレは鋭くないながらもズレの無い完成度の高さが欲しい。かといって衣装は白一色ではなく、グループ名に沿って淡い緑色が中心だ。延長の議論ではあるが、白または黒一色というのが、本当に攻めた衣装面でのプロデュースであって、大抵は紛れるように差し色を入れるし、もしくはデザインを凝らせて解消させてくる。そのどちらもせずして壇上に立つ。そう考えれば、MV衣装だろうと白一色というのはやめた方がよかった。ある意味、その出番順を上手く活かしてきた印象だ。ふと最前見れば、ほぼ男女が1:1。多様性もここまできたか…!
2曲目は赤照明が一層と強まった初手から、照明で緩急つけて解れた状態で歌唱開始。Bメロのダンスの脱力感もいい。力みゼロ。そこまで軽く舞えるなんて。声色に注目してみたが、三人ともかなり近い。しかし、歌い方が違うというか、三者三様で欠かせない歌声だ。歌割り展開に注目しても楽しめる。ただそれよりかは、次世代のアイドルソング、ステージングを堪能するのがより相応しいだろう。
3曲目は緑照明から始まった。曲調としても爽やかだ。彼女たちの歌声を聴いて、真っ先に浮かんだような楽曲に思えてくる。それにしても、若者のスタンディング率の高さ、振りコピ精度の高さ。なるほど、瞬間を共有するという要素もちゃんと残している。ただの作品観賞に完結させない、自然に体を動かさせる、セトリとしても中盤以降に据えるのは納得だ。納得できる要素しかないプロデュース。今の時代に即した、賢い戦術じゃないか。
ここでかっこいいテイストに戻る。照明は白濁。霧の中の自然を連想させる。以前書いたかもしれないが、観賞可能な会場の方が良い。キャパとしては最低は今回ぐらい欲しい。若者がスタンディングで沸くためだ。若者にアイドルとして支持されている。人間味でもそうだし、楽曲やダンスも生半可にできない。そして、何より一番大事なのは、プロデュースとして一貫性があるか。若者は本当に、この感度が凄い。だからこそ、筆者もまだまだ学びを続けなければ。
5曲目、初手で普通ならインパクト強く叩く振りを柔らかに仕上げてくる。これが翡翠たる所以だろう。Aのダンスは止め強めで曲調に沿ってちゃんと仕上げてくる。Bの溶けてしまいそうな歌声を引き出す。あのプロデュース、仮に思い浮かんだとしても楽曲に乗せる勇気があるか。強く感服。少女たちをアイドルとして活かすプロデュース。あまり安直に記したくはないが、やはり頭に残るのは「奇跡」という言葉だ。決してグループ名に負けてやいない。
追記:物販回収なぁ…、筆者のような存在は不相応だったようだ。いきなりライブ褒めてこっちからトーク展開するのも微妙な空気だったしなぁ。結局、物販で上手くトークできるかどうかというのは相性次第な気がする。目の前の相手に興味を持てるかどうか、というのは、たぶん人間性どうこうという問題じゃない。相性なのだと。だとしても、あそこまで無関心貫かれたのは痛い。これが新規無料じゃなかったらワルエン同様に捨てた感が否めなくなってくるものだ。行かなければよかった…



「11」あげもん!「感じ取られる息苦しさ」16:24~16:49「06」
最終参戦:2021/10/9:『新旧混合:コロナを越えて再び豊洲の地へ』
AndroidのTwitter不調があって、翡翠キセキの称賛ツイートが遅れて、2曲目からの生執筆。待て待て、この出番順影響も完全に予想外。翡翠キセキのダンスの完成度が高過ぎて、衣装のせいもあるとはいえ、ブレッブレに見えてしまう。歌唱力は声量も考慮してあるのだが、じゃあそれがアイドルというフィールドで上手く組み合わさっているのかとなると、やっぱり一貫性、プロデュース面での技量が欲しくなってくる。これは次曲次第で物販回収に行くか決まるか。
ここで加速曲。サウンドは存分に強い。Aは雰囲気歌唱と思いきや声量巻き返してくる。この方向性のアイドルをやりたかったのか。若干ながら、そんな迷い、納得感の欠如が感じられる。筆者もここ最近痛感しているから嫌というほど解るけど、その解消は無理だ。心底好きで、それしか生きる場所が無い者と比べたら勝ち目など無い。本グループ、いや、アイドルというフィールドに限ること無く、彼女たちの人生に幸あれと不憫に思えてならない。



並行物販で回収したいアイドルが特にいないので、フリーな執筆を。気晴らし程度に読んでいただければ感。
今月になってから、筆者が属する企業が出社再開になったので、通勤時間2時間/日ずっとTwitter見ているものの、その影響でパケット消費が一気に増えた。ただ、会社にいてチャット通話するための社内アプリの影響も捨てきれない。なので、切り分けして調査したいものの、ここ最近は条件揃えられずで捗っていなかった。気付けば今月も終わるし、そのあたりは来月から複数回に分けて調べねば感。さすがに平均値とらないと信憑性が感。万が一、普通にTwitterの使用の原因ならパケット購入プラン変えないといけないなぁ…、ううむ、これ以上弊社へのヘイト溜めたくないんだけどなぁ…、頑張れ、筆者よ…。。。ってか、別に出社する必要無いか。調査するだけなら。
追記:軽く調査したところ、弊社アプリは関係なさそう…、確かにそこはちゃんと考慮されているか…。。。



「12」いちぜん!(出番2回目)「再びの思考整理フェイズ」16:50~17:15「08」
最終参戦:2021/9/12:『蒼録室町:活力を送り返してこそ現場たる所以』
2回目出番だけど執筆はしてみる。たまたま前方が空いていたので座ってみたけど、一つ後ろがスタンディングというわけでもないし、かなりスタンディング率高いけど執筆してみる。翡翠キセキの件といい、一気に高揚感が失せたのでどうにかテンション取り返したい。ということで、気付けば3曲終了。早い…
4曲目は熱量ある楽曲。フォーメーションダンスはやはり前述の通り良き。あいまいの議論観点があれば称賛に倒せる気がしなくもないけど、いや無理だ。頭がうまく働いていない。ただ、経験上、否称賛が続いたアイドルというのは、後日新たな議論観点を得て称賛に倒れるので。
PC残量は59%。ここまでの消費量を考えれば、どうにか完走できそうではあるが、果たして完走する価値があるのかというのは悩ましい。シーオンは観賞会場に適しているので観たいし、アプロは成長幅を観たい。じーくらむはホール系会場との相性は悪いがキャパが小さいことをどう活かすか。シュアネス、ラブアグはほぼ主催なのでその動員補正ありでライブがどこまで昇華されるのか観たい。だが、このあたりで確実にコレットプロモ動員でかなり圧迫状態になるので、先日の参戦同様に早々に離脱する可能性は十分にある。だとしたら、帰り道に夕飯でも食べられるだろうか。有楽町付近は期待薄だけど、電車代踏まえて日比谷まで歩けばどうにか見つかりそう。



「13」C;ON「ダントツのスタンディング数!」17:20~17:45「05」
最終観賞:2021/7/23:『プロの在り方を学ばされた、真夏の耐久観賞。』
周囲のファンで気付いたけど、今回だけ撮可らしい。やっぱりコミュニティによる情報共有は強い。情報量が全然違う。ってか、普段は不可なのか…
SE開始。相変わらず動員強い。ってか、タイピング音も躊躇われるんじゃないか。生演奏だし。そこはどう転ぶのか注目したい。
追記:結局、スタンディングでライブを観る運びとなった。本対バン振り返ってみるが、持ち時間(ほぼ)フルでスタンディングでライブ観たのは、本グループのみであった。はっきり言ってしまうが、映画館のような今回のライブ会場、立ち上がってライブを観るまたは応援するというのは、他の(ホール系会場ではなく)ホール会場同様に目立ってしまうものだ。なぜなら、そういった会場では、本来座って観賞するのがその会場の使用目的のためだ。だからこそ、一層とスタンディングには勇気の要る、もっと厳密な言い方をすれば、推しや現場に対する一層深い愛というのが求められるわけで、以上を踏まえれば納得できるとは思うが、本対バン、全体的にフロア動員の高々3割程度がスタンディング比率といったところだ。しかし、本現場は圧倒的なスタンディング率であって、体感7割ぐらいというダントツの多さであった。これに次ぐのがあいまいぐらいでそれも5割程度に留まる。これが、本アイドルのライブ様相を考えれば一層と不可解な事象だと理解できるかもしれないが、本アイドルは演奏を伴うステージング展開、一方で普通のアイドルは歌とダンスのみで、一層と応援が求められるのは後者なのである。そのため、整理すれば、ライブ会場に足を運ぶ者のうち、使命感を持ってライブや現場に強く貢献しようという者が減っているのではと思うところだ。ただ、あくまでこれは全体的な傾向であり、かつ割合の話であって、新規が関心を持って会場に足を運んでくれることが増えているのは本当にありがたいことだと思うし、あと全体的な傾向に過ぎないので、本現場のように使命感というか、ライブに対して応援を以て、それが声援や動作の有無に関係無く、少なくとも立ち上がってライブと向き合っている意志を示そう、と自然に抱いて行動できる者は今日でも素晴らしいし有難いし、そういった方々が占めるフロア無くしては、筆者も生執筆を断念してスタンディングで向き合おうとは思わなかっただろう。以上をまとめても、本アイドルは唯一無二の現場として、強く魅了してくれた。加えてではあるが、メンバー総じてパフォーマーとしての自己肯定の強さも同等に素晴らしいものであった。それでも、本対バンのMVP、称賛順をつけるとしたら本グループは3番目というレベルの高さである。なお、2番目はI'mewで、1番目はシュアネスを選定したい次第である。



「14」UPローチ「葛藤の最中の表現力」17:46~18:11「05」
最終参戦:2021/6/13:『実力追究:憑かれるほどの実力的執念:後半』
1曲目はシーオンの称賛ツイートで対峙スキップ。かなり良いステージングだったんだけどなぁ…
2曲目は電子音スタート。さらに加速させてくるか!わちゃわちゃした感じが良い。これぐらい速い方が合っている。一昔前であれば、完成度固めていたけど、そこは親近感重視で方針転換したのかな感。良いと思う。シーオンと比べるとかなりスタンディング数少ないけど、それでも笑顔でライブできているのは素晴らしいことだと思う。ってか、アプロの場合は方向性的に笑顔消えたら詰みなので、如何なる状況でも表情豊かに攻めないと感。なかなかの修行だと思うけど、常に笑顔で、と志したい子たちが集まっていると思うので、そこは苦じゃないはず。ってか、ライブハウスではちゃんとライブしているのかな…、その方が勝てそうだけど…
歌なのか。何か足りない気がする。3曲目では半ばカオスに化しつつある。昔のテンシメシを観ているみたいだ。どうにか改善が必要そう。それは実力面ではなく、どういったグループでありたいかとか、ライブ頻度やその他の活動の幅、またシビアかもしれないけどどういった子たちとグループで活動していきたいか、も含めて。なんかパフォーマンスがすごいちぐはぐしている。弊社も今そんな感じなので、どこの間かは不明ながらも、コミュニケーションの薄さは喫緊の課題かと。
そろそろMC欲しいと思ってたけど、ここは突破か。なんだか、強い失望感。だって、普通に総じて実力は悪くない。前述では歌かと思っていた課題もかっこいいテイストではちゃんと歌えているし、ダンスだって完成度は高い。だからこそ、本当にこのパフォーマンスがアイドルグループという形式じゃないといけないのか、というのが躊躇われる。それほどに、彼女たちのアイドルとして、ではなく、一人の人間としての語り掛けが聞こえてこない。対面じゃないといけないのか。そのパフォーマンスは配信でもいいのではないだろうか。ちゃんと、目の前の観客を想って、いや、想える存在がいないという証なのだろうか。曲調に重なって葛藤。もしかしたら、葛藤な曲調が合っている、相性が良いように感じてしまうというのは、現に彼女たちが葛藤の最中に居るからではないだろうか。
これが5曲目。MC挟んでだけど、双子メンバーの生誕祭がキネマ予定。この場内様相に満足していない様子、どうか生誕祭では会場いっぱいに、彼女たちを純粋に愛する者たちが集ってほしい。このままだとアプロが終わってしまいそうで怖い。旧体制のテンシメシに感じた恐怖感に近い。もっとも、テンシメシは現体制、魅せたい方向性がしっかり定まっており、活動に対するモチベーションも高く維持されている。ではその原動力はと考えると、結局、頑張る相手がいてこそではないだろうか。
森川姉妹の歌唱力はアイドル界から喪いたくない。トイプラかフレオあたりに移籍させて、グループ誕生か加入したら、ライブアイドル界へのインパクトは強そう。先日知った、元ドルフィーの藍川がアイドル復帰したように、事務所移籍というのはそう珍しい話でもなくなってきている。あの二人の輝きを、どうにかステージから消したくない。そんな想いを抱きながら、まさかこの沸き鉄板曲を聴く日が来るとは、果たして過去の筆者は予想できていたであろうか。



「15」じーくらむ!「過度なマネジメント」18:12~18:37「06」
最終参戦:2021/10/9:『新旧混合:コロナを越えて再び豊洲の地へ』
おっ、衣装変えてきたか。鉄板感があるけど、色主張強過ぎないしいいかと。1番だけ聴いても、これはどう評価倒すのかが難しい。対抗として挙げるべきは、パラディークやログインなどのインフルエンサー系アイドルだろうか。あー、でもスタンディング多いな。キャッチーに楽しむなら悪くない気がする。ただ、それならあいまいで十分な気がするんだよなぁ…、兼強ルックスと条件付与すればユニークにはなるか。やっぱり体動かしてなんぼだけど…
2曲目、聴いたことある気がしなくもない…、ううむ、何が足りないんだろうか。歌唱力も低いわけではないし、アイドルとしての歌い方と考えれば普通にクリアしてはいるけど…、そうか、アイコン、偶像として魅せるなら悪くないのか。ヤバい、全然執筆が進まない。
煽りが自信無さげ。そうか、そうだ。このテイストのアイドルグループであれば、プラスのエネルギー、笑顔や元気が欲しいものの、それが弱い。もっと言ってしまえば、そうでない方向性のアイドルでもこれができていて鬼に金棒な無双アイドルはいるわけだし、こちらも抜本的な改善無くしてはグループ存続は厳しい気がする。本当に彼女たちのなりたいアイドルというのは、対バンライブに出てステージで歌って踊ることなのだろうか。もっと別の仕事がしたいのではないだろうか。そう考えると、なんだか深い闇を感じる。なぜ気付いてしまうのだろうか、筆者がここ最近、そういった環境に身を置いているからだろうか。到底他人事とは思えない。鏡のように映った、生きる方向が当初とは食い違って屍と化した人生ほど、虚しいものはない。しかし、果たしてそれが本グループの課題の本質だろうか。
…、そうか。ワントップの弊害、リーダーが過度にマネジメントした際の生き苦しさということか。全てのピースが嵌ったような感覚。
詳細は説明しないでおくが、これはプロデュース如何の問題ではない。正直、打つ手が無い。将棋のように、詰みに気付いて進めるゲームの味気なさといったら。



「16」シュアネス「アイドルへの熱量に応える現場」18:38~19:03「07」NEW!!
ちょっと空腹がすごいので、これ最後に切り上げよう…、想像以上にスタンディング多い。発足したばかりだからだろうか、それともアイドル経験者がいるからだろうか。いずれにしろ、最後も真摯に対峙しよう。ライブ動画一つ聴いたけど、それよりも仕上がりは良い。真面目に実力上げている感じが良い。各自がちゃんと考えて、楽曲に向き合って、実力限られど、表現に精一杯務めている。たぶん、上手いか下手かというのはレッスンで挽回はできるものだし優先度は一番ではないかと。どれほどアイドルとして己を捧げたいか。発足したばかりであれば、それは原石の如く粗く、どう足掻いても丸みを帯びてしまうもので。
感動しているのは、もちろん彼女たちが真面目にステージングに向き合っているためではあるものの、そこに輝きを魅力を見出し、勇ましく応援しようと思ってくれる人がこんなにも多いのだということだ。どうか離れること無く支えてほしい。一人前になるのは三年など長い期間を見据える必要があるだろうけど、無理な話じゃないと思っている。現に筆者はDDではあるけどこの世界に五、六年ぐらいは居るわけだし、結局は応援対象の熱意次第だと思う。その熱量にファンは感化されるものだし、アイドルを続けたいと願えばその望みを叶えようと尽くすものだし、そこは甘えてもいいと思う。再三ではあるが、続けたいという熱意があれば。
ここまでの流れで3曲目展開されるとマジで涙が出そう。彼女たちの想いを活かすプロデュース、これがフレオの今の一つの答、どのような存在がアイドルに相応しいか、という問いに対する。欲を言えば、グループで一丸となって頑張ってほしいけど、たぶんそれも行く行く自然と解決されるもので、急ぐ必要は無いと思う。今回のライブの限りでは、どうしても緊張が強く出てしまうものの、その割には笑顔が多い方だと思う。琴線に触れるライブ。
MC挟んでそれでも君が好き。加速的。彼女たちにしては挑戦強い一曲じゃないか。表現の葛藤、追究の末の表情、ダンス、声量などと考えると、今のこの目に見えているライブ、決して取り戻せない奇跡じゃないか。絶対、半年後とか観たら変わっているだろうし。それが成長だとしても、彼女たちが考えた結果の今のパフォーマンスの重なり、どうしてだろう、25分は短くないはずだし、トリでもないのに、既に時間が惜しい。発足したばかりのアイドルグループ、昔ここまで眩しく見えただろうか。
わんふぁす目当てだろうか、場内に人が増えてきてもはやろくにステージは見えないが、それぐらいがちょうどいいじゃないか。なぜなら、今の彼女たちを目に収める者がそれほど多いことを意味するのだから。なんだかここまで暑苦しい執筆になってしまったかもしれないが、やっぱりアイドルにはその要素、想いの強さは代えがきかないし、方向性云々で済む問題でもない。アイドルに限らず、ファン側も新規が多い昨今だ。共に成長する場として。
そして、その過程を時折だろうと、対バンで観測できたらと願って。明日からも頑張って生きていこう。(18979字)



日時:2021年12月18日(土)、12時~19時 (実参戦のみ)
会場:有楽町オルタナティブシアター
タイトル:アイドルアラモードプチ vol.8 全組25分SP
出演組数:14組 (実参戦のみ、重複出演を除く)
出演者数:78名 (実観賞のみ、重複出演を除く)