「01」Parasite.Kiss「正解かどうか断言できない成長途中な現体制」9:20~9:35「07」

最終参戦:2021/6/27:『生等合援:痛みや苦しみあってこその共感:2/3
さてと、トップバッター。撮影可能ということで、余裕あれば撮影できればだが、それは執筆断念時を意味するのでなんとも。SE時点でも想像以上に活気は良い。壇上が華やかだということで、初手には良い感じだ。さて、1曲目。割と沸きな楽曲だが、MIXは飛ばされない。昔と比べて、コスメでもファンの刷新には抗えないということか。サイリウム率が高い。ここは地上上がりはある程度いそうな予感。思い返せば、筆者もドハマりした時代はあったので、まだ地上への想いが残っていた頃に。水色の煽りの声量が足りない。いや突然。まあ、現時点での体制は、メンバー総じて成長段階にあると思うので、やっぱりステージング云々で執筆のは相応しくない気がする。
間髪入れずに2曲目。てか、開演間もなく全体動員多くないか。後続考えてみるけど、buGGやChou2Precedeだろうか。ライブ動員レベルでの知名度をよく知らないので、このあたりな気がする。他のアイドルでそれほど動員影響えがつないのは無かったはず。あとは、若年層がそれほど多くないので、ニトクリやアンビス目当てというのは早計な分析な気がする。ピンクの落ちの声量が足りない。続くは紫だけど、リズムのとりかたが甘い。まあサウンド抑え目で難しいのはあるけど。てか、現体制の雰囲気的に、あえて極めない方向性なのか。ううむ。
だとしたら、間髪入れずに楽曲を続けるスタイルが理解し難い。上記プラス楽曲的にはかっこよくきめたいんです、な感じなのか。それも一つの戦術ではあるか。個人的にはそこから知名度獲得なビジョンは描けないけど、現に動員できているわけだし、これでいいのか。無暗にアイドルどうこう議論できないのは、多々アイドルを見て、戦術を見てきたからこそ、多様性とか諸々踏まえて最終決定するべきなので、今目に見えている戦術が正しいのかどうかというのは、もっと考える必要がある。
持ち時間15分間に4曲も詰め込むのは一つの現体制の在り方だけど、Aメロもっとどうにかならないかな。。。全体的に歌唱改善すべき、と純粋に実力志向、というか、今日のライブアイドルのレベルの高さを考えれば指摘できるものの、あえて成長途中を長引かせる、同情を誘う戦術なら、そんなに焦る必要はない気がする。実際、物販動員は多かった。
いずれにしろ、技術的実力で真向に議論する筆者とは相性が悪い。個人的見解なので、こういった表現で締めておくことにしよう。



「02」最後の晩餐「MC中の不要な方向性説明」9:35~9:50「12」

最終参戦:2021/9/4:『想世原宿:散り際のアスフォデルスの美しさを嘆いて
前回観賞ではステージング間違いないといった感じの実力だったものの、今回既に3回目の観賞対峙。そこに収穫はあるのか。
動員多いフロアでも物怖じしない様子。ただ、パラキスと比べると目当て動員は乏しいといった感じ。今回のような知名度の高いイベントだと、やっぱり内輪動員が多いか否かというのが、地蔵の総量、言い換えれば、フロアの雰囲気で露わになってしまうものだ。ただ、この活気ベースでの現場判断は、彼女たちのステージング踏まえれば不適な気がする。別にサイリウム振ってなんぼなステージング様相ではないし、それこそ「観賞」という言葉が似合うフロア様相なのは、むしろ喜ぶべきなのかもしれない。
2曲目では手拍子煽る楽曲で、前述の議論とは食い違う感じだけど、この懸念はフロア観察して杞憂だったのでは感すらある。てっきり手拍子ゼロかと思っていたものの、半々といった感じだ、もちろん外部ファンも含めて。まだ朝方なので頭がどれほど働いているかは定かではないが、いずれにしろ、フロア全体、割とライブを集中して観ている様子なので、やはり一昔前の現場議論はすべきではないだろう。煽る手拍子に応えないのも、観客個々による一つの楽曲とどう対峙すべきかという一つの答なので、筆者としてすべき議論は、応えるべきと押し付けることではなく、その対峙結果の多様性を認めて、称賛することだ。
MC。確かに朝10時前とは思い難い動員量だ。感動や楽しさを伝えたい、もっと知ってほしいといつも考え、焦っている。にしても、深いメッセージを伝えている間でのとあるファンの声援的なものが五月蠅かった。一応声援禁止じゃないか。てか、ああいったメッセージが無いと響かないとでも思っているのだろうか。
うーん、MCの持っていき方、そしてファンの声援が納得できずに3曲目に来てしまった。マジで物販回収も視野圏内だったのに。芸人のコントにあたって、説明というのは相性が悪い。なぜなら、そこに観客の思考が必要となり、直感的にその芸を受け入れることが難しくなってしまうからだ。それでも笑顔や元気にさせるというのは、その思考を超えるファーストインプレッションな芸を届けることだが、彼女たちのステージングがこれに達しているとは。

 

 

 

「03」【eN】「説明不要なエネルギー発信型ライブ」9:50~10:05「06」

最終参戦:2021/6/13:『実力追究:憑かれるほどの実力的執念:前半
物販1「黄色」成瀬せな「サインあり2shot」1,500円
直前と反して、ステージングで全て伝える系なので、これは出番順を活かしてきたか。ダンス含めパフォーマンス面でも問題無いので、これ相当頑張っているじゃないかと真っ直ぐに称賛できる。フロアも反応良い。
手拍子でろくに執筆できない中で既に2曲目。てか、前2組はそういった現場じゃなかったから、ステージング誘導じゃなかったから、という、以下略。
補足:物販回収を急遽行った。それは、対バン序盤にも関わらず、エネルギー発信型というスタイルを貫いていたからであった。あのライブは、如何に情報量多かれど、生執筆という形で対峙すべきではない。という判断、プラス、新体制にも関わらず、メンバー総じて完成度高く、しかも最も記憶に残った、好印象な楽曲こそ、最近振り入れしたばかりということで、彼女たちの向上心の高さという点で、明らかに旧体制とは違ったアイドルグループになったのだと再認識した物販でのトーク内容であった。



「04」buGG「わかりやすさも一つのセールスポイント」10:05~10:25「07」

最終観賞:2021/7/23:『プロの在り方を学ばされた、真夏の耐久観賞。
eNのライブの直後だと、スタンディング多いしちゃんと応援しようと思っても、手持無沙汰な時間が多いことに気付いてしまって、こうして執筆に戻るスタイル。サビでの真似も難しいものじゃないし。専ヲタの熱気か。確かにそれが欠けているという見方もできる。確かに実力面は間違いないのだが。
あれ、そういやこのイベントって沸く専門のやつだった気がする。そこで翌日仕事とはいえ、生執筆して向き合うのはどうなのだろうか。ただ、筆者の周辺は(人いるけど)スタンディング皆無だし、盛り上がりとしてもそんなにキチガイなレベルじゃないので、着席で中途半端に沸くよりかは執筆に専念した方がまだ退屈じゃない気がする。相変わらずストイックな筆者だな。確かに上手いライブではある。ただ、深く探究したいかというと、それほど欲は湧かないし。とはいえ、万人ウケするように狙うのなら、本アイドルのような「わかりやすさ」というのは、案外重要な要素なのかもしれない。こんな観点からも、自身が運営になるべきではないと言えるのだ。
称賛はできるけど、個人的に推薦したいかというと微妙。アイドル新規な人には普通に薦めるかもしれないけど。



「05」bob up.「物販回収で執筆は最低限」10:25~10:45「03」

最終参戦:2020/11/29:該当参戦レポ無し
ぼばっぷもそれほど深みは無いライブだった気がする。振りコピ回避するか、スタンディング多ければだけど。それほど周辺活気も無いので、一旦物販回収へ。
補足:一応フロアに戻ってからはスタンディングで振りコピするスタイル。だけど幅も幅なので、それほど達成感的なものは無く。

 

 

 

「06」Chou2Precede「アイドルへと昇華させるプロデュース」10:45~11:05「06」NEW!!
女子の動員は多いけど、フロアが湧いているかというと正直微妙。周囲にスタンディングいないし、視界遮られることも無いので執筆に返り咲き。既に1曲目のBメロだけど、総じて歌唱力は悪くない。あくまで正統派、しかも女子力高い感じで固めている。これだけ聞けばニコラバなどのSPPと同じじゃないか感があるけど、かつての中年男性ヲタを狙った見え透いたプロデュース感がしない。あくまで、今らしい女の子たちをアイドルへと昇華させた結果の、女子力高い正統派に化した感じで、故に、スタンディングで振りコピなどして向き合うのは違うのではと判断した次第だ。かといって生執筆も違う気がするけど。とはいえ別にやることもないし。
2曲目初手は加速をかける感じで、前奏も良い。やはりプロデュースが上手い。一貫性がある。Aメロ歌唱も歌詞の明瞭さ含めちゃんと歌えている。Bメロでピンク起用でしっかりと聴かせる感じで興味深い歌割り展開。気付けばサビで全員歌唱のまとまりも良い。フォーメーション展開も白の統一衣装にも関わらず、華やかさを感じる。2番初手でサウンド抑えるのは納得な定石戦術。って、2番Bメロでもピンク起用か。あえて同じメンバー配置といった感じか。間奏のダンスもバッキバキに仕上げないところが方向性というかコンセプトの範疇に上手く抑えている。女子力を活かすというか、素の美しさ、かわいさを活かすプロデュースは、何度観ても素晴らしいものだ。
3曲目で飽きに一石投じる的なハイテンポかつクールな楽曲だ。ここでも女子力残してキレをあえて出さない戦術は可能だけど、大抵の場合は中途半端に陥ってしまうので、ちゃんとキレ込みでダンスを固めてくるのは良い判断だと思う。元eN在籍の雪平が歌割り務める2番Aメロ初手だったが、それほどサイリウム多くなかったので、eN出演による動員補正というのは無視していいだろう。むしろ、本グループとしての方向性、雰囲気による動員の増加、様相変化というのが大きいわけで。さて、ここまでのセトリ展開は完璧と言えるほどに秀逸だ。持ち時間が20分でよかった。最後の1曲、どんな楽曲を持ってくるか。つい高望みをしてしまう。
ここでMCか。なるほど。渋谷WOMBでの事務所公演があるなど。簡潔に済ませて4曲目へ。
前メロ的にこれ完全にSPPじゃん。いやはや、期待しすぎたけど、全体的には称賛なので、この間にツイート済ませてしまおう。



「07」ReXlus「魂には魂を以て応える」11:05~11:25「08」NEW!!
振り返ると、ついそんな言葉が浮かんでくる。てっきり遠方で推され強いアイドルなのかと、動員様相、かつ現場様相から感じたものの、実際は今年の七月末にデビューしたばかりのアイドルグループとのことで、コロナ禍にも関わらず、魂をぶつけるステージング、その方向性設計には舌を巻くものであった。なぜなら、もし筆者がアイドルプロデュースするとしたら、世情に倣って、そんな方向性選定ができないからだ。もっとも、集まった少女たちの想い、やりたいアイドルの方向性がたまたまそうだっただけなのかもしれないが、いずれにしろ、プロデュースとして一貫しており、素晴らしいライブであったことは忘れずに書き残しておきたい。



「08」Neat.and.clean「界隈依存」11:30~11:50「05」

最終参戦:2021/6/6:該当参戦レポ無し
壇上に五人しかいなかったのが衝撃的だった。体調不良なのか、濃厚接触者のため外出禁止なのか、それとも家族などの影響で活動休止中なのかは定かではないが、結果的に壇上が物寂しく感じられた。もはや、そこにはかつてのニトクリは無かった、テセウスの船の観点を度外視したとしても。ただ、それでも十分量の動員は確保しており、それはやはり、ONE to ONE Agencyが長らくライブアイドルの事務所としてスタンスを貫いてきた結果であって、その点では彼女たちは恵まれていると言っていいのかもしれない。もっとも、それでアイドルとして本当に幸せなのか、というのは別の問題なので、ファンが新規獲得できるに越したことはないだろう。

 

 

 

「09」いちぜん!「お披露目直前という絶妙なタイミング」11:50~12:10「05」

最終観賞:2021/7/23:『プロの在り方を学ばされた、真夏の耐久観賞。
このところ、着実にライブの質が上がっている。それは事務所的に考えれば、安定してレッスンできるほどの規模ではあるし当然といえば当然なのかもしれないが、おそらく、実際にステージに上がってアイドルとしてパフォーマンスする、この側面で大きな成長というか、改善があったのではと筆者は考える。これほどに称賛できるライブ、そして現場も相応の活気だったので、ぜひ物販開拓したいと思ったものの、ライブ観た限りでは唯一に選定できなかった。そのため、急遽Twitterで調べたところ、紫担当の姫月りんかというメンバーが良いと思った。そこで回収しようと物販ブースに行ったものの、見る限りでは見つけられなかった。もしやと思い、改めて調べたところ、同日別対バンで新メンバーとしてお披露目とのことで、嗚呼せめて順番が逆だったらと夢見ながら、泣く泣くフロアに戻る筆者であった。



「10」プラスワン「逆の運命を辿った少女」12:10~12:30「05」

最終観賞:2021/7/23:『プロの在り方を学ばされた、真夏の耐久観賞。
元アイフラ、現HikuteAmata所属、東条芽生というアイドルを先に挙げるが、彼女は、前のグループはクールでカッコイイ感じで、今のグループは柔らかな明るい感じで、世界観が大きく異なりグループ移籍を行ったアイドルである。彼女曰く、むしろ明るい感じのアイドルをやりたい、ということで彼女としては納得いっていた様子なのだが、このHikuteAmataというアイドルグループ、今年の10月1日に解散するらしい。正直、動員的には納得できてしまう。
そう考えれば、ボブで瞳の力強さを感じる彼女、千葉妃理に関しては、まだ恵まれていると言えるのかもしれない。とりあえず、プラスワンに関しては解散などは無いためだ。ただ、今回考えたいのは、前述の彼女と比較して、千葉に関しては、前体制は明るい感じで、現体制はクールな感じという、グループ移籍が伴っていないにしても、世界観が大きく異なるために実質移籍と言っていいだろう。ただ、千葉のツイートを見る限りでは、彼女は特に思い詰めた感じでもなさそうだし、アー写では深い納得感無しでは生み出せないような表情すら汲み取れる。実際どうなのかと確かめてみたかったが、タイテに阻まれて已む無く断念となった運びだ。



「11」8WIZARD「戦術としては確かに有効」12:30~12:50「07」

最終観賞:2021/7/23:『プロの在り方を学ばされた、真夏の耐久観賞。
歌もダンスも、上手ければ必ず良いわけではない。彼女たちを見ていると、プロデュースとは本当に難しいものだと思い悩んでしまう。結局大事なのは、少女たち個々で、どういったアイドルになりたいのかをちゃんと汲み取って、それを柔軟にプロデュースに活かすということだろう。筆者は多々戦術とか考えてはいるものの、結局、売れなければ意味がない。厳密に言えば、物販などで収益を生むような販路があって、かつそれが販路として成立するほどに需要が無ければ意味がない。事務所はスカイズプロモーション、どういった工夫であれほどの動員が獲得できているかが見えてこないので、もう少し辛抱強く本アイドルは多面的に分析していきたい。

 

 

 

「12」アンダービースティー「会話とは互いに掛け合うもの」12:50~13:10「05」

最終参戦:2021/7/10:該当参戦レポ無し
物販2「緑」長瀬夏帆「サインなし2shot」1,000円
想像以上にスタンディング多くて、壇上がほんの少ししか見えないけど、これスタンディングで立ち回るべきのか。どうなんだ。
フロア様相からの予測のみでしか書けないのなら、それはライブを正しく執筆に落とし込めているとは言い難いか。確かに。まあ、ワンチャン現場様相を分析するってのもいいけど、と書いて、気付けばスタンディングで対峙していた。一応、楽しかった。あと、立ち回り選定としては間違いなかった。
ただ、物販回収でそれほど中身ある話ができなかったのが、自身の想像以上にモヤモヤの残る結果となってしまった。思い返せば、ニコラバの雨宮や、ドリキスの湯井など、昔めっちゃ物販行っていたし久々に回収してもきっと楽しめるでしょ、という希望の下で回収したとしても、昔同様に他愛無い話で、アイドルの方は特に魅力変わっていないというのに、筆者の方がアイドルの物販に多々求めるようになってしまったからか、退屈に感じてしまうようになってしまった。
せっかく前もって対価を支払って会話するのだから、価値ある話がしたい。そう欲張ってしまうのは本当に厄介な悪癖を会得してしまったものだと痛感しているが、しかしこの欲望を満たしてくれるアイドルが現存するのは紛れもない事実なので、そういったアイドルにシフトして円満に終わることになるのだと感じている。



「13」アクアノート「今回のMVP」13:10~13:30「03」

最終観賞:2021/7/23:『プロの在り方を学ばされた、真夏の耐久観賞。
まず、スタンディング率が圧倒的に高かった。そして、サイリウム率も異常と呼びたくなるほどの高さであって、さらには手拍子など自然な活気という側面でも素晴らしい現場だった。百歩譲って、これでステージングが程々だったら、別段絶賛はしないだろう。しかし、室町三井ホールの特性上致し方ないが、遠く見える壇上からしても、完成度の高いステージングであった。一つ半ば無理強いに悔やむのならば、唯一に選定できず物販開拓できなかったことだろう。美波は知っているのだが、今回彼女が欠席とのことで。そういえば、彼女が不在だとグループ全体でまとめ役がいなく、分散したステージングになってしまうものだと、今回のライブを観る前にはそういった予測を立てていたはずだが、その予想が良い意味で外れたあたり、もしかしたら、彼女がいない方が総じて当事者意識が高まって、良いステージングに化すのかもしれない。

追記:美波に限らず、多く欠員した状態での三人でのライブだったようだ。ただ、それでもやはり上述の達成感、現場の一体感というか、拭えない活気の印象は変わらずなので、やはり、真のライブアイドルとしては、今回出演した三人に限られるのかもしれない。どうしても、先輩メンバーが出ることによって、比較的経歴の浅いメンバーは委縮してしまう。グループ仲はおそらくこれとは相関が強い程度でイコールではないだろう。きっとこれは、新規アイドル各位の性格次第だと思う。いずれにしろ、本当に活かしたいと思うのなら、本グループは分離させるか、それとも何らかの形で今回の三人のみが出演するような場をどうにか設けてほしいと思うものなのだが。妄想に終わってしまうだろう。



「14」MEWM「壇上完結なライブ×コロナ禍での戦術」13:30~13:50「05」NEW!!
このスタンディング量なら分析できる。1曲目はスローテンポで、テンポだけでなく曲調にも合ったふんわりとした振りが多い。メロディー含め、どこか小桃音まいのあの世界観を彷彿とさせる。一応、スタンディングはいるものの、これは振りコピも浮くし、着席での生執筆で正解だった気がする。そんなことはさておき、変わらずといった感じの壇上なので、これはライブアイドルではない形態で戦った方が正解な気がする。いや、もしやこのアイドルは、その領域なのか。情報不足が嘆かわしい。
2曲目初手Aメロでの歌唱も問題無いし、続くメンバーも歌唱力普通に高い。ただやはり、ライブ形式となると、淡々とこなす以外の何か観客への働きかけ、観ている側が飽きないような工夫が欲しい。もっとも、一昔前のアイドルに関しては、現場がその役割を果たしていて、当時から長く活動を続けるかつ現場が保たれているアイドルに関しては現場で助けられているようなものだ。ただ、新進気鋭のアイドルに関しては、声援禁止含め応援で多々制限を強いられている今日なので、専ヲタ含めファンの働きかけによって、外部ファン含め巻き込むのは難しいだろう。視点を変えて、最後の晩餐のように観賞特化なアイドルなどしたら、時代にも即しているし動員というか、それ以前のアイドルの存在意義という点で生き延びられるものの、彼女たち、どうやってライブと向き合えばいいのか解らなくなる。
3曲目も比較的沸きテイストなのに、フロアは変わらない様子なので、やはり場違い感、時代錯誤感がして、今回は執筆中断としようじゃないか。

 

 

 

「15」メイビーME「キャッチーが活きないフロア」13:55~14:15「07」

最終観賞:2021/7/23:『プロの在り方を学ばされた、真夏の耐久観賞。
以前絶賛したように、プロデュースとしては一貫性があり、成功していると感じ、特徴としてはサビでキャッチーな振りを展開する楽曲が多いために、現場活気も自然に獲得できると予想していたものの、フロア後方、驚くほどに地蔵、地蔵、地蔵であって、しかもスタンディングでの地蔵である。あの状況下で振りコピするのはどうしても躊躇われてしまう。じゃあフロア前方なら、と時折立ち上がって眺めてみたものの、それほど動いている様子でもなく、もし動いていたとしても、それは動かされているに近く、心からライブを楽しんでいる様子が感じられなかった。この点でも、やはり依然として、プロデュースの正解というのが見えてこない筆者であった。



「16」INFIY∞「伝え忘れた脱新参への感謝」14:15~14:35「05」

最終観賞:2021/7/23:『プロの在り方を学ばされた、真夏の耐久観賞。
物販3「赤」KAEDE「サインあり2shot」1,000円
最近参戦してて思うのは、ライブアイドル現場、本当にいろんな人が増えた。女性ファンもそうだし、若年層の動員、さらにはアイドルとそれほど馴染み深いとは思えないような者でさえ、ライブを観ていたり、物販回収していたりと、本当にアイドルファンの多様化が進んでいる。
筆者個人の見解としては、本グループはその時代の波に乗れるとは、正直思っていなかったものの、これも地道なライブ以外での努力もあってか、現場の多様性が本現場でも確認できた。故に、物販では、本当にいろんな人がアイドルを好きになってくれる、そのきっかけを創ってくれていることに感謝している、と伝えたものの、それに限らない、本グループ特有としての称賛ポイントとしては、もはや彼女たちをライブアイドル初心者と位置付けるべきではないということだ。
へいはちこと平均睡眠8時間としてのキャリアもあるし、持ち曲としても十分になっている。セトリを楽しめるぐらいには充実している。また、どの並びになったとしても、ブレない安定感だと今回改めて感じた次第であって、ライブアイドルとして地道に続けてきた、そんな苦労人がちゃんと、しかも広く推されている。なんかそれだけでも、嗚呼本当に今迄頑張ってきてよかったねと、そしてまた一つ、玄人の域としてこれからも頑張ってほしいというエールを伝え逃したことが一縷の後悔だ。



「17」じーくらむ!「和ます枠 #とは」14:35~14:55「07」

最終参戦:2021/8/14:『アイドルでよかったと思える日、それが生誕祭。
物販4「紫」紫吹あや「サインあり2shot」1,500円
いつ参戦しても、フロアでみんな楽しそうだし、現場良いよね、と正直に物販で伝えたところ、そう言ってくれて嬉しい、プラス、えっめっちゃ和むんだけど、といった表現。嬉しい、は普通に聞くけど、そうじゃなくて和むと表現されたのは初めてだったので、今回一言コメントに選んだ次第。
だめかわポップ、というコンセプトで、現時点ほどにプロデュースが完成されていると、本当にこれからどういった変化を与えるか、つまりはプロデュースに工夫を創るかというのが本当に難しい。多々アイドルを見て、戦術を考えるなどしている筆者でも、正直今のじーくらむには何を変則的にプロデュースすべきかというのは見えてこない。あるとしたら、今はミクチャでメンバーみんな頑張っているみたいだけど、それ以外のSNSや配信系などでも、挑戦に近いような課題設定をして乗り越えるべきかもしれないけど、それはそれでライブアイドルとしての本質が損なわれてしまう危険性もあるので、やはり、どういったアイドルになりたいかというのを、今一度各メンバーと深く話し合って何らかの対策を講じるべきなのだろうけど、現時点では、「対策」と表現すべきなほどに勢いや知名度などの面で窮地でもないので、とりあえず現状維持、当たり前を当たり前で在り続けること、他のライブアイドル事務所を考えてみても、やはりこの攻め方が、遠回りのようで一番確実なサステナブル手法なのかもしれない。
そういえば、物販終わり際、こっちがチェキ券出すから和ます枠で来てほしい、というセリフに対して、持ち時間上間に合わなかったが、いや既に十分ファンがいるから大丈夫じゃない、もっと自信持っていいんだよ、と言ってあげられなかったのが一つ後悔として一応挙げられる。

 

 

 

「18」elsy「洗練の末の現状」14:55~15:15「04」

最終参戦:2021/5/23:『差質改歌:直接ライブならではの戦い方と実力:後編
あれは本当に振りコピでよかったのだろうか。正直正解とは言い切れない。やはり、推しを設けてサイリウムで応援するのがベストだった気がする。ただ、通気性の良い黒ジャケット、夏仕様の黒い感動パンツという、アイドルファンらしからぬスタイルで振りコピするのは楽しかった。
この次に出演したYURiMentalと比べると、どのダンスもそれほど速いものではなかった。しかし、一つ一つ、振りを丁寧に仕上げるという、端々への想い、これが強く惹かれるものであった。もちろん、これは完成度とは別物であって、完成度の先に想いというのがやっと乗るものである。
振り返ってみても、そういった積み重ねで楽曲全体で忘れ難いほどの素晴らしいダンスへと昇華されるわけで。ただ、それでも、人間味が喪われないと証明させてくれるような物販の動員様相であって、真面目にライブに頑張る者が、確かに多く愛されている。それだけでもう、筆者としては本当に喜ばしく感じるものであった。

補足:以下にリンクを示すが、気になった楽曲『切なさ恋魔法』のライブ動画が公式であったが、これが8月のものだ。今回のライブがこれから一ヶ月も経っていないにも関わらず、この動画とは大きく、歌唱力、ダンス共に飛躍的な成長を遂げていた。もっとも、会場が違うからとか、ライブ会場とライブ動画では聴こえ方が違うとか、多々理由はあるだろうが、楽曲を表現する、その自信の持ちようというのが大きく違ったように思えてならない。だからこそ、あれほどに振りコピに熱中してしまったのだろうか、その熱量というものを感じ得て。

 



「19」YURiMental「極めた結果としての孤高」15:15~15:35「06」

最終参戦:2021/5/23:『差質改歌:直接ライブならではの戦い方と実力:後編
物販5「紫」百瀬ゆら「サインあり2shot」1,500円
今回出た他のアイドル、物販回収などあって19組しか観れなかったが、他の18組と同様に本アイドルを捉えて議論するのは違う気がする。
と考えてしまうほどに、一線を画していたライブ、そしてプロデュースであった。メンバー総じてスタイル良く、高身長で、歌唱力も普通に高い。かつ、ダンスは高速で、振りコピはほぼ追い付かない。これがコロナ前のフロア様相、つまりは広々と使えるのならいいかもしれないが、周囲の幅を考慮して脳内で抽象化して自身の肢体の動きに結びつける、という点ではほぼ間に合わないほどに、難しいダンスであった。かつ、プロデュース面では、後方での撮影に勤しむ姿の、覚悟というか、本気度が違っていた。
ある意味、物販回収しない、という選択も可能だったような気がする。今の筆者、いくら多々アイドルを見てきたからとはいえ、まだ超本気で、死ぬ気で頑張っている、身を捧げているアイドルと対等に向き合えるほどではない。人としても、ファンとしてもまだまだ甘い。成長不足だ。
物販の会話でも正直、終始敗北感だった。開始数秒でわかる。筆者がアイドルについて語れる立場なのか、それとも上記のようにそうではないのか。
次回参戦時、そして物販回収時には、少しは彼女たち、そして彼らとの差が縮まっているだろうか。まだ、玄人として自覚するのは到底早いようだ。(12140字)



日時:2021年9月12日(日)、9時20分~16時15分
会場:室町三井ホール
タイトル:TOKYO GIRLS GIRLS MINI!!
出演組数:19組 (実参戦のみ)
出演者数:113名 (実参戦のみ)