先日『ハロドリ。』で発表されたが、8月1日、品川インターシティホールで行われる対バンライブイベント、IDOL CONTENT EXPOで、ハロプロ研修生の出演が決定した。というか、おそらく決定済みだったのが、ハロプロサイドでは番組で発表したといった感じが正しそう。

一般的に、地下アイドルの対バンライブの情報というのは、タイテ無しであれば一、二週間前には発表なるし、ハロプロ研修生ほどの影響力大きい出演者であれば、追加出演者ではなく、第一弾に発表される情報に入っていて然るべき。

諸々仕事が立て込んでいる筆者ではあるが、まさかハロプロまでもが地下込みの対バンイベントに、と衝撃を受けたので、寸暇を惜しんでブログ執筆に励む筆者である。ここで肝心なのが、ハロプロまでもが、というポイントだ。

 

 

 

たとえば、48グループの1チームとか、イコラブノイミー、さらにはスタダなどは、割と対バンには出る地上アイドルという認識。

そのため、ここにハロプロが加わるか、という所感。だけでなく、知名度がめちゃくちゃ高いイベントではなく、幅広くイベント開催するあのアイコンに出演するのか、というのが、衝撃とも言えるところなのだ。記憶に新しいのが、WITH HARAJUKU HALLで行われた、わずか16組しか出ない、かつ最多瞬間動員も50名程度といった感じだが、一応これもアイコンで、イベンターは同じだった。

なお、地下アイドルイベンターの中でも知名度高く、かつ歴史の長いイベンターで、動員の層(?)としても、ライト層までもちゃんとカバーできているところが強みと言えてきそうだ。昔の筆者は、やれ活気不足だとか、やれ現場形成だとかで主観的極まりない低評価だった。

もっとも、高評価に落ち着いた今日でも、他に推せるイベンターが数多く出てきたことから、正直言って、地上アイドルが出るなら未だにアイコンに拘る必要も無いとは言えるのだが、やはり経歴の長さを考えれば、間違い無い選択とは言えるだろう。

 

 

 

さて、前置きはこれぐらいにしておいて、本題に入りたい。

ハロプロ研修生など、地上を中心に応援するアイドルファン。

はたまた、普段はキャパ100前後など、地下を中心に応援するアイドルファン。

双方にとって、今回押さえておくべきアイドルは、ということで筆者のオススメをいくつか書いてみたい。

なお、今回のイベントは土日開催だが、二日目の方のみ対象として書き進めていきたい。

 

 

 

「アイドルカレッジ」

大人数グループなので、それだけでも普通に楽しめる気がする。

一応、グループとして歴史長いアイドルではある。ただ、メンバー総じて外部イベントの場数という観点では経験浅いので、あどけなさで推しが見つかるかもしれない。反して、その歴史の長さから、広く知れた楽曲が多いので、沸き曲のフロアの高揚感が楽しめるポイント。

加えて、セトリ次第ではあるが、楽曲をきっかけに推せる可能性があるぐらいには、良曲が多い。持ち時間は他出演者と比べて長めに確保されるはずなので、このイベントをきっかけに「楽曲派」で愛してみるのも悪くなさそう。

 

 

 

「iLiFE!」

動員内訳が独特。若年層の、かつ女子の動員率が高いのが、事務所のバックボーンもあるとはいえ、個々人で同性をも惹き付ける魅力、愛され力があると言える。そこから逆的観点で、ライブで個々人を注目するのは価値があると言える。

言ってしまえば、自己プロデュース力、という言葉に尽きるが、その努力、能力を学び取るというのは、ハロプロ研修生にとって大いにプラスになる気がする。かといって、同様に染まるべきという話ではなく、一戦略として憶えておいてほしいという意味である。

 

 

 

「ゑんら」

dropの初期メンバーを思い返してしまうのは筆者ぐらいかもしれないが、個人的には、それよりも三人の調和に着目してほしい。

事務所という「檻」に囚われること無く、セルフプロデュースならではの伸び伸びとしたステージングは魅力的である。

ザアイドル、を求めるアイドルファンからすれば物足りない感じはあるかもしれないが、楽曲中で時折見せる無邪気な表情を目にすれば、彼女たちもまた紛れもなくアイドルなのだと、一つ視野が広がるきっかけになるかもしれない。

 

 

 

「スリジエ」

前述のアイカレ同様に大人数ではあるが、衣装含めた統一感が圧巻なステージング。

かつ、衣装に限らない統率、それこそ、パフォーマンスありき。うまい言葉が見つからないが、見事なまでに揃った歌、ダンス、総合的なパフォーマンスは生で観る価値が深い。と油断していると、レスも飛んでくるので注意していただきたい。

事務所特有な楽曲で攻めてくるので、楽曲的にも刺さる人には刺さる。会場的に、縦長なので遠目にしか見えないかもしれないが、また別の会場で観たい、と思えるエネルギー、原動力を生み出すという点では、むしろ策士とも言えるかもしれない。

 

 

 

「SAY-LA」

超王道アイドル。加えて、楽曲はキャッチーなので、セトリ次第ではあるけど、少なくとも一曲は耳に残ってしまう。

現場によるステージングの肯定、に限らない「昇華」を学べる、コロナ禍でも活気に満ちた現場を創ってくる。

もし一助と化したいのなら、あらかじめ推しを決めて、サイリウムを燃やして挑みたいところだ。

 

 

 

「なんキニ!」

前述のセイラ同様、現場が魅力的なアイドルではあるが、二者の現場は良い意味で対照的だ。

セイラは専ヲタを中心に正解となる応援があってそこに合わせていく感じだ。一方、なんキニ現場も一応揃えられる応援ルートはあるものの、比較的自由で、音楽や現場の高揚感に合わせて自由に楽しめるところが若者にウケている。

SHOWROOM配信も積極的で、若いヲタ友を作るのならまず間違い無いアイドル。

結果として、広く、かつ多く動員できる知名度、人気があるので、その源を知るという点でライブと忠実に向き合ってみるのも良し。

 

 

 

「BOCCHI。」

今回挙げる中では、おそらく知名度としては低い。ただ、如何なるフロア様相でも怖気付かない様子は見習うべき強さだ。

兼グラビアでも戦っているアイドルらしく、筆者自身、知見が浅いものの、ライブの完成度の高さ故に挙げた次第である。

 

 

 

「MyDearDarlin'」

サイリウムの海!たぶん、今回のイベントでも拝めるはず。

正直、どうせデビュー初期の一発エンドだと思っていたのだが、筆者の想像を遥かに超えて、知名度が著しく高いアイドルグループへと成長した。思うところとしては、パフォーマンスが如何に極められたものだろうと、アイドルとしての人間味は喪うべきではなく、逆も然りだ。

広く愛されるがための、程好いバランス、しかしアイドルへの想いは損なうこと無く、今日まで努力を続けた結果だと考えたい。

何はともあれ、視覚的に現場を楽しんでほしい。光り輝く、愛に満ちた現場が観測できるに違いない。

 

 

 

ということで、DAY2の出演者一覧を見て、気になった、もしくはオススメしたいアイドルを挙げてみた。

大抵現場は体験していて、かつそんなに経っていないので、まあ上記8組推薦で間違い無いかな、と。

ということで、参戦される方には、思いっきり楽しんでほしいですね!

まだまだ、夏は終われない!!(2939字)