人により、愛の定義は異なる。それは当然であり、わざわざ記す要は無いように感じる。

ただ、こうした議論を冒頭に軽くしてみようと思ったのは、つい先ほど筆者が数学に関するとある定義を理解するのに時間を要したからである。当然、人における「理解」とは、一言一句脳内にコピーすることではない。

何かしらの背景知識と組み合わせて初めてそれは「理解」と呼べるほどに納得のいくものになる。たとえば幾何的な解釈のためには地図帳や地球儀などの図的イメージが役に立つだろうし、それはその理解のために昔は見て知ったわけではない。

何が言いたいのかというと、日頃から新奇性の高いものに触れる癖をつけると、新たな概念を理解するにあたって必要な時間を短縮できるかもしれないということだ。ただこれには盲点があり、他人に対して説明する場合ではその理解が如何に主観的極まりないものかが露呈してしまい、理解と呼ぶには難いものだという思考回路に陥ってしまう。

メタ的な評価をすれば、そう陥ったとしてもどこまで理解のハードルを上げるかという点で結局は自己からは逃れられないのである。

ということで早めに参考書一連理解でき、既に学んだことと組み合わせて自分なりに理解した気になったのでこうして参戦レポに転じる運びとなったわけだ。それはさておき。

 

 

 

今回の対バンは、アイドル諜報機関LEVEL7の青担当くるむの生誕祭を兼ねたものであり、中盤に通常の持ち時間、少し経ってソロでの出演、そして終盤に生誕補正かかった持ち時間ということだ。

個人的には、関連性の深い数組程度で動員面は全く問題無かったのではと思ってしまう。ただ、その場合はおそらく主催を他の運営に委ねる必要があり負担になるだろうという、近日の知名度や動員など考慮するとそれは暗黙の上下関係からして厳しいのではと想像してしまう。

あとは純粋に、同日対バンは幕張新都心無銭やアイドル甲子園など潤沢すぎて数組に絞ったら動員面で若干の懸念、そしてその根本としてそもそも使える会場が無かったことや土日なので半日で終わらせるのは勿体ないなど、いろいろと理由は考えられる。

容易に推測できることではあるが、関連の深い出演者前後もまた集中的な動員となった。その反面、他の出演者では場内はかなりの過疎。同日対バンに見事に吸収されたといった感じだ。いずれにしろ筆者は変わらずに評価した感じだ。ただ個々の持ち時間は少なめで見た組数としては多いものとなった。なのでいつもの分量だと到底全組書き終わらないのでうまいこと縮められればいいのですが…。

 

 

 

「05」天空アイランド「とりあえず振りコピで体慣らし」

別に見る予定ではなかったのだが、日頃から15分前行動や1時間前行動などしているので目当てジャストに会場入りするのは苦手な筆者。実際離脱直前とかはかなり疲れていたことは認める。ただそれは混雑が主因だと自己分析している。

とにかく本アイドルがフロアに入って最初に見たアイドルだ。ここ最近は見れていなかったものの参戦回数としてはそろそろ2桁いくかなといった感じ。対バン序盤恒例な感じなのでいつも通り振りコピという立ち回り。

以前は個々でダンス力がかなり差があったものの、今回振りコピした限りではそう目立たなかったので成長の証ではないでしょうか。

 

 

 

「06」夢幻クレッシェンド「予定外の早めの参戦は正解」

((少なめに書くって言ってましたよね…?))

((たぶん中盤以降から自然と減ると信じています…、きっと←))

先週もSELENEで参戦したので慣れた感じで楽しめたかな。キャッチーな振りで真似しやすいのがまた楽しめる要素だ。それなりに事務所全体としての共通した方向性がありながらも各グループでコンセプトを細かく分けるという巧みさは変わることなく。

そろそろ推し選定したいと思っていたものの、Twitterで調べてそう多く参戦していないことが浮き彫りになったので今後積極的に参戦していきたい所存です。このままだと欠損色やパワーバランスで選定しそうで危険なので←

 

 

 

「07」TokyoStory「ステージングの質の高さに圧巻」

初見なのでとりあえず振りコピ()。するとそのダンス力の高さと安定感。相当場数多いか相当練習積んだか。いずれにしろ並大抵のアイドルではないといった第一印象であった。

動員はそう多くなかったからこそ振りコピが可能だった、と言えるほどに難しいダンスであった。おそらく本アイドルがこの日最初の振りコピ相手だったら大敗を期したはずなので上記2組での体慣らしは最適とも言える選択だったような。

それにしても、振りコピなりなんなりでライブで純粋に圧倒されるのはそう多くなくなってきてしまったほどに多くのアイドルを見てきてしまった筆者なので、こうした感動を未だに感じさせてくれる出演者には感謝でしかない。

 

 

 

「08」PUPUPU81「変わること無きラスサビのマサイ」

さて、熱烈な読者であれば憶えていると信じたい。SELENEでSUPER LIVEシリーズの対バンのvol.0で本グループがトリとして出演していたことだ。驚くことにまだ一年程度しか経っていないという。いや、逆なのか。まあいいや←

そこでは若いファンが最後まで残りつつ、かつ専ヲタの方々が固く熱く現場を形成していたのが見事な融合であった。さすがに今回はそれを超えるものではなかったが、新メンバー加入してもやはりあの楽曲は強い。

その証として最前管理がマサイしていたことは情報として弱いだろうか。いずれにしろ、筆者もまた自然とマサイしてしまうのであった。

 

 

 

「09」戦国アニマル極楽浄土「逆境故の現場火力改善」

最近、何かの勝負系の対バンイベントに出演して負けてしまったようで。推し補正からすると悲しいのは否めないが、ただ筆者の視点からすればそう理解の苦しむ結果ではなかった。勝負イベントで勝つアイドルはたった一度の参戦だろうと濃く記憶に残るほど何かしら強い印象を与えてくれるし、それに何度参戦を重ねてもその良さは決して色褪せない。

本現場に関しては動員の分散がかつて大きかったがここ最近はそう目立たない。では何が敗因かというと、界隈の地下特有の結び付きの弱さとグループの方向性の不釣り合いにあると筆者は考えている。やはり最終的な動員に結び付けるためにはどちらかが方向性を合わせにいくことが手っ取り早いが、その微細な食い違いもまた趣だと思えてしまう。

 

 

 

「10」アストレイア*「幅広く推されている、だと…!?」

本現場、いや、本界隈特有の現場形成に手堅く務める者が存在するのはそう理解は難くないが、若いファンが今回は特に多かったのに驚かされた。そこまで前後にそんな動員させるようなアイドルがいたわけではないし。それに仮にそうだったとしてもあそこまで楽しむ姿勢を有し続けさせるのはやはり本グループ特有の魅力ならではなのでは。

ちなみに筆者の立ち回りは振りコピ一択。ここまで王道で固めるグループは地下アイドル界広しと言えどもそう出逢えるものではないので。となると本グループ特有のダンスを真似て世界観に浸るのがここならではの楽しみ方かな、みたいな。現場火力が圧倒されるレベルまで昇華されれば変更を考慮してもいいのですが。

 

 

 

「11」COLOR’z「サイリウム燃やして振りコピ」

「物販1」COLOR’z「白」風愛ことり「秀でた物販人気に満足しない」

別にそこまで彼女が良い意味で尖った存在だとは思っていない。なので純粋に今回彼女の物販人気が凄まじかったのは驚いた。もちろん推す身としてはこれ以上嬉しいことは無いぐらいだが。

だが、彼女曰く、たとえそんな現状だろうと満足していないようで。上手い返しができなかったものの、ライブ中にサイリウム多くなかったのが不満だったようで。筆者の知見としては、サイリウム1本灯すことをもここの住民は勇気が要るらしい。今愛してくれる人を失わないためにも、単一の指標で評価しないことを祈るばかりである。

 

 

 

「12」Cheering Party「尖った若さは武器になるか?」

今や相当若い、幼い女子がアイドルを担うのはそう見なくなってきた。より下層では現存しているのは説明を要さないだろうが、筆者が参戦対象とする層で出演を果たしているグループは本グループぐらいであろうか。

とはいえ、そう動員は多いとは言えない現状だ。歳を重ねればつい上を見て焦ってしまうのであるが、若いからこそそういった柵に縛られることなく伸び伸びとアイドルできるのではと信じている。

少なくとも、今回のライブは場内動員に屈しない心的に安定性高いパフォーマンスで見応えがあった。ぜひ近日中にまた参戦できれば。

 

 

 

「13」Rilly「赤不在故のTO不在」

場内を改めて見渡した。だが、彼の存在は確認できなかった。ということは、まさかの参戦回避か。その問の答はメンバー登場ですぐに見つかった。なるほど、もし彼が赤担当の彼女を推しているのだとしたら、休演となった場合に参戦しないことは納得できる。

ただ、足繁く参戦しているのならば現場での主導権は彼にあるようなもので、如何に推しがいなかったとしてもグループ全体のことを想っているのなら関係なく参戦するのでは。そう考えると、彼もまたグループ全体のことはそう重要視していないのでは、という結論が得られてしまう。なんとも哀しい結果ではあるが。

まさか、責任感を重く感じて逃れたわけではないはずだ。そうなると崩壊すら視野に。

 

 

 

「14」三毛猫歌劇団「超アウェーで強いられる戦」

本グループが参戦レポに登場するのはかなり久々だ。実は本グループの手を借りる楽曲が本当に好きで、いつかライブで聴きたいと思うぐらい。

ただ、今回はタイテに阻まれて聴けなかったのが大いに悔やまれる。近々参戦予定の対バンでも同様に秀逸なタイミングで見れ無さそうなので。さて、何度悔やめばこの不遇なタイテから逃れられるのか。

それでもどうにか最後の一曲の終盤では参戦できたので何食わぬ顔して振りコピ、したかったのだが直後に出演であった本対バンの主役ゆえにそれは十分には叶わなかった。どの対バンでもアウェーは起きるからこそ力になりたかったのだが。

 

 

 

「15」アイドル諜報機関LEVEL7「主役ですから盛り上がりは自明」

自明なので割愛、というのはさすがに酷すぎるのでちゃんと書きます←

上記の通り、直前のグループに対しては地蔵という名の物量。これはちゃんと現場形成してくださるんでしょうね、と思いながら現場火力を様子見してみることに。残念ながら動員の割にはそう高い火力ではなかったが、一応端にいても声援の種類が確認できるほどには総合火力はあった。体力余っていたので加勢する立ち回りで。

それなりに長く見ているアイドルなのでその歴からしたら正直生誕T着た方何人かは多くライブ見ているはずだが、そういった経歴の違いというのは彼らに物販回収を譲らない正当な理由にはならないわけで。密かに祝いながらもライブだけで済ませるのであった。

 

 

 

「16」空想と妄想とキミの恋した世界「計算違いの顔認識は前兆」

「物販2」空想と妄想とキミの恋した世界「紫」仲谷瑠夏「内輪閉塞感の強さは選定ミス」

ライブ中、予習に反して判別に苦戦した。それを前触れと捉えられれば問題無かったが。

予定通り、物販回収する立ち回り。まずはチェキ券購入。初めてだと伝えたら何も渡されずに新規だと伝えればいいと。管理甘いと既に落胆しながら待機列へ。空いていたのでここだと思っていたらそこではなくて最後尾はさらに後方。

列をも形成できないのかと思いながら待っているとワンマンチケット購入の誘い。会場を確認して筆者の参戦の余地は無いと判断して拒否。撮影してサイン無しだったことを初めて知ってかつ対応は想定内だったので総合的に著しく評価を下げる結果となりました。完。

 

 

 

「17」REBIRTH「照明楽曲スタイル全て最高評価」

上述の空想(以下略)では相当酷評したがこちらは反して最高評価。推し補正関係なく評価していくスタンスなので悪しからず。

まず驚かされたのはメンバー全員スタイルが抜群に良いことだ。そういった子を揃えること自体まず難しいが、仮に叶えたとしてもその良さを引き出す衣装を提供するのはまた腕が要るというものだ。ということで衣装も見合ったもので素晴らしかった。

あとは会場の照明の切り替え的な観点で。落ちであそこまで照明落として一人際立たせるのはある意味危険だが、その効果をちゃんと活かせる実力をも有しており、思わず感嘆を溢してしまうほど。最後になってしまったが、現場も士気高く感服であった。

 

 

 

「18」LiT「振りが朧気に身に着くほどの頻度」

会場問わずに本ライブは何かと観る機会が多い筆者だ。DUOやFMHALL、場所や箱特徴関係なく出演できているあたり。高知名度対バンも欠かさずに。

ちなみに実は正式な推し追加をしようと思っていたものの、ステージ上で特有の雰囲気を放つ彼女はTwitterではそうアイドルらしい高潔感無く、ああ自身の推し選定はここまで厳しくなったのかと突きつけられるほどに。

ただ、誤解の無いように言っておくと、彼女に限らずSNSで落ち度を露呈してしまうアイドルはそう少なくなく、だからこそ作為的な市場価値の低減、それは筆者の抱くアイドル像とは違うからこそ、「地下」というレッテルを剥がさないのも実は一理ある。

 

 

 

「19」Lore☆Restart「主役と関連深いからこその動員」

別に普段そこまで動員少ないわけでもないのだが。そもそも大箱対バン出演頻度がそう高くない。前述に倣えば、大箱に限れば市場価値をむしろ上げる方向でのプロデュースであり、そう考えると今回の動員は一概に生誕補正とは言えないのでは。

ちなみに本グループも正式な推し追加は一応今回考慮した。ただやはり、総じてまだアイドル以前に人として未熟であること。そういったアイドルも成長の推移を見れるという観点で推したらそれはそれで楽しいのかもしれないが、筆者が今後推したいアイドルとして「尊敬」という指標が欠かせないという予想なので、本グループで誰かしら選定するというのは来年の話になりそうで。というか姉グループもそこまで参戦できてないし。

 

 

 

「20」メルティハート「ピンチケに絡まれるTOとは」

二曲目まではかなり士気の高いTOであった。他現場では見られないような不器用な熱意をぶつけてくる猛者で加勢していて普通に楽しかった。彼に対してなら火力調整など不要だろうと思えるほどに興味深い存在だったので。

ただ、不遇なタイミングでのドリンク交換が彼に対する評価を著しく下げることとなってしまった。ピンチケから軽々しく声をかけられるほどの雰囲気。確かに言われてみればそう理解に苦しむものではないのだが。となると、それは間接的に誤った尊敬心を抱くことなのでは。そう考えると、全力で加勢したのはなんとも浅はかな選択だったのではと思えてならない。あの感動を返してほしい。なんかこんな内容最近書いたような。

 

 

 

「21」LOVEReS「最前傾向の強さがここで活きる」

直後はまた出演形態を変えて主役登場なので場内が青で埋め尽くされる感じに。これは本グループならではの振りコピをも危うくなる。その予想は的中し、後半は振りコピとは言い難いような真似ようで行き場の無い恨みに苦しむのであった。

どうにか専ヲタだけでも地蔵に潰されることが無いことを、と願って前方を見てみると、最前に居た彼らが間違いなく本ライブを楽しんでいた。なるほど、確かに最前傾向の強い本現場の専ヲタだ。こうした地蔵という物量に影響されない強さ。本グループに対してまた愛せるポイントを見つけてしまった。スケジュール開示面を抜きにすれば、これは正式な推し追加は秒読みだと考えていいのでは。

 

 

 

「22」くるむ「歌唱力の高さは当然知ってた」

静かにライブ、いや、広義で捉えればステージングを観るというのは先週も体験していた。そして、個人的には826askaの方が見応えのあるものであった。楽曲陶酔力の高さ。ただ、あくまで相対評価するならばの話であった。彼女もまたその陶酔力は高い方だ。そもそも鑑賞に値するレベルで戦える実力となると、それもまた自明に近いかもしれないが。

もちろん場内の雰囲気は統制されており素晴らしいものではあったが、どうしてだろう、それもまた826askaの専ヲタの方々の方が一枚上手だと感じてしまう。彼らの方が明らかにその場を楽しんでいた。共に音楽を楽しんでいた。ライブの本質とは音楽という普遍化されえてしまったコンテンツを反対に昇華させてかつ共有するものではないか。その悦びを。

 

 

 

「23」LEIWAN「現場形成力の低さはTに失礼」

真っ先に目に付いたのはAIBECKの専ヲタTだ。とあるReNY対バンでの彼らの勇姿を思い返せば、これは良い現場が観れるかもしれない。

というのは誇張が含まれており、実際はなるほどAIBECKと関連あるのか、ぐらい。以前AIBECK参戦したときにそこまで迫力ある現場ではなかったし、メンバー入れ替えでてんやわんやだったのでアイドル補正かけないとそう楽しめなかった感。

だから今回のライブで最も印象に残っているのはそこではなくてとある楽曲で腕を上げ続けなければならないという苦行。研究室内でのボルダリングサークル的なものに参加して腕鍛えていなかったらきっと詰んでいた気がする←

 

 

 

「24」K+RANK’IN「前方に異様なスペース」

この状況の理由は容易に想像できて、本グループには元LEVEL7メンバーが在籍しているから今回の生誕祭補正でLEVEL7ファンがライブ見るものの先導する能力は有していないので本現場の純粋な専ヲタに前方を譲るというもの。しかし本グループはそこまで目立ってライブが多いわけでもなければ活動歴もそう長くない。ましてや藍アスの佐藤のような現代社会特有で何かしら強いメンバーがいるわけでもなし。要は現場視点で有能な専ヲタが生じにくいという環境。

まあ当然、筆者のように外部ファンからするとそういった現状を浮き彫りにさせてしまうだけなので、意地でも現場形成してほしかった感は欲を言えばある。

 

 

 

「25」143∽「尊敬的な存在感は人数に非依存」

反してこちらは専ヲタは一応いたものの普段の対バンと比べるとそう多くない。本グループはアイドルCAMPシリーズ恒例でその対バンも適度に開催されているのでこうして外部対バンでは過疎っぽくなるのだと。

ただ、それでも素晴らしい雰囲気を創ってくるのが本現場である。少数精鋭ながらも逆に一体感を生み出しやすいといった感じで見事に活かしており、現場質というものは一概に動員依存ではないのだと証明してくれた。

最後になってしまったが、本対バンの主役を推す方々を自然と巻き込んで楽しませる姿勢が最も素晴らしいものであった。MVPは彼女たち、そして彼らに与えたい。

 

 

 

「26」TA女子「作為的な市場価値の低減」

さて、以前記した記事のタイトルをここで用いることにした。該当記事の概要としては、市場価値を自ら下げることによって評価のハードルを下げてプラス評価を得やすくなる、といったもので、一応他者への配慮や謙遜といった意味合いも込められていた。

どうしてそれを本グループに対して適用させたいのかというと、コンセプトが「テキトーに集まった女子」だからである。あえてハードルを下げるコンセプトを定め、衣装を奇抜なものにしステージングを高めれば自ずと評価は高くなるものだ。

グループ名自体は前から聞いたことあったもののこうしてライブを観てみると長年続いてきた肝のようなものが見受けられて素晴らしいものであった。

 

 

 

「27」モエギノジノム「尖った人気の高さは確かに納得」

確かにコンセプトにも衣装にも他メンバーにも左右されない独特の可愛さがあるから、最前を担う若者をも虜にするのは容易に納得できる。

ちなみに今回の筆者の立ち回りは振りコピ。平日対バン序盤で高確率で見る、いや、振りコピしているので各楽曲の特有の振りをも何気覚えつつある。余談だが、最後のじゃんけんをも合わせるという徹底ぶりである。

そういえば、Tシャツを一新させたようでそのデザイン性は高く評価する。ファン側だと場内で目を引くもので名前は知られやすいのではと感じている。あとはどう勝負して他に無い価値を生み出すか、といったところだろうか。

 

 

 

「28」Sistersあにま「先週と段違いな火力の高さ」

「物販3」Sistersあにま「青」渡辺もも「生誕祭の意義と過去との対峙」

現場面で一番嬉しかったのは火力が先週とは比べられないほどに活気あるものだったことでしょうか。やはり玄人の織り成す現場となると体感し甲斐があるというもの。

にしても、最近動員増えてきたからもはや振りコピする余地をも残されなくなってきている。ただ、そこまでサイリウム多いとは言えないし、TEARSと比べたら確かに少ないし、それに物販では時間的なばらつきがある現状なのでまだ伸びしろがあるといった感じ。

メンバー2名卒業が控えており、その前後ではどうステージングが影響してくるのかが気になるところ。他のグループよりかはその期待値は高めに設定してある。

 

 

 

「29」Neat.and.clean「新メンバーは寝耳に水」

メンバー登場時点で計算に狂いが。見慣れないメンバーが2名。おかしい、予習に漏れがあったなんて…、そう戸惑いながらの初手。ふと前方にいた専ヲタが印象的だ。

あの楽曲じゃなかったら帰ろうかな、みたいな感じで楽しそうに話し合っていたのが非常に微笑ましいものであった。もちろん冗談ではあり、目当ての曲は無事に二曲目で歌われたので、なるほど、やはり本運営は巧みだと再認識するのであった。

それにしてもこのタイミングでの新メンバー。筆者の一手先を常に打ってくるのでそう簡単に飽きさせてこないあたり、圧倒的な対バン頻度の高さと絶妙にバランスを保っている。新規獲得性が強いからこそ、今後も本グループの動向はチェックしていきたいところだ。

 

 

 

「30」テンシメシ「最後の最後に殺人セトリ」

もはや参戦してかなり経ってしすあに物販回収前の最後の時間調整ついでの参戦。さすがにそう沸き曲もってこないだろうという初手。その予想は見事に外れた。

これは全力で加勢するしか、そんな想いでメンバーコールを全員どうにかこなして突破。だが二曲目も同等の沸き曲だ。同様になんとか突破するも声は枯れつつある状態。最後はきっと彼女たちならではのダンス曲で休めるだろう。そう思っていた。

そこでPZ持ってくるとは…、ある意味本運営も秀逸すぎると脱帽しながら終始加勢。一番大変なのは元三倉のパート。三倉推してて楽しかったけどなぁ…、現時点ではそう推したい子がいないからやはりそういった共存は非現実的なんでしょうか。

 

 

 

といった感じで流れるように記してたぶん3時間ぐらい。Wordだとページ数は10枚ぐらい。慣れないうちは集中力持たせるの大変だったものの今ではそう苦でもなく。執筆ついでにライブを詳細に思い出すきっかけになるし。

と考えると、やはり今回はしすあに物販回収直後離脱で間違いない選択だった気がする。次回参戦対バンもまた違った観点で混雑が予想されるので見舞わないためにも適切なタイミングを判断できるか否か。なお回収数にはこだわりを持たないでおく。

それにしても、思い返せば今回の記事の執筆直前にはテンソルの定義を理解するのに苦戦していたのか…、数時間経てば良い思い出となってその熱気も冷めてしまったなぁ…。愛する現場に対してもそのような喉元過ぎれば現象が起きなければいいのですが…。

多様的な理解こそ他者に的確に説明するための近道ではあるが、それは一人ではそう簡単にできることでもなければ、他者と多く接すればいい話でもない。自身の成長のために何が必要で不要か。人生において何事も取捨選択は欠かせないということでいかがでしょう。(9743字)