東日本大震災の津波で流された岩手県陸前高田市の「高田松原」の松が25日、成田山新勝寺(千葉県成田市)でたきあげられた。角材にした30本が護摩木とともに燃えさかる火の中に1本ずつ投げ入れられた。約2千人が集まり、犠牲者の冥福と被災地の復興を祈った。
松は表皮を削って4.5センチ四方、長さ90センチの角材に加工され、「東日本大災害復興」の文字が書き込まれた。初穂料は全額が陸前高田市に寄付される。
放射性物質が検出された場合は祭壇に祭るだけの予定だったが、検査結果は不検出。寺には抗議など100件以上の意見が寄せられていた。僧侶の渡辺照充(しょうじゅう)さんは「たきあげられて、よかった。御霊(みたま)の供養と、頑張っている現地の方の支援になれば」。