ホテルへ移動。
移動中も素早くスマホを操作しているJさん。
ホテルではイチャイチャするわけでもなく、話が盛りあがるわけでもなく、微妙な空気が流れる。
Jさんに
「シャワーへ行ってきたら?」
と言われシャワーへ。
シャワーが終わりタオルを腰に巻き部屋へ戻るとJさんが寄ってきてタオルを取りパクっとクワえてきた。
「ちょっとここではやめて・・」
と言ったけど気持ち良くなりそのまま継続。
すると“ドンドンドン!”とドアを叩く音が。
ガチャ”とドアを開けて誰かが入ってきた。
そこには金髪で右腕にタトゥーの入ったジャージ姿の大柄な男がいた。
「俺の嫁になにしてんだよ!コラー!」
と怒鳴られる。
「私、この人にレイ.プされた。」

とJさんがこちらを指差す。
「おい!どういうことじゃコラー!」
「いやいやレイ.プなんてしてませんから」
(女が撮影したフ〇ラの動画を見せられる)

「やってんじゃねーか!」
「動画の中で “ここではやめて” と言ってるじゃないですか。」
「うるせぇ!ただで済むと思うなよ!」
「1本(100万円)はもらっておかないとな。」

「1本ですか?」
「そうだよ!1本だ!」
「はい」
と1万円を差し出す。
「ふざけるな!」
と差し出した手を叩かれ1万円が床に。
「なにもしていないという証拠があります。」
「実はスマホに録音しています。」

(カラオケで怪しかったのでホテルへ移動中にレコーダーをオンにしておいた。)
「お前盗聴してんのかよ!ふざけるな!」
「そちらは盗撮してるじゃないですか!」
「警察に行きましょう!」

「じゃ50万でいいから」
「はっ?警察に行きましょうよ。」
「10万でいいから早くしろよ。」
「これ恐喝ですよ。レコーダーまだ回ってるし。」
「それなら払いますよ。」

と床の1万円を指差す。
「・・・」
「それで(1万円)でいいですか?それとも警察行きますか?」
「うるせぇ!」
と言いながら1万円を握りしめて男も女も出て行った。
危ないところだった。