どうしても、公園デビューができないお母さんがいました。

3歳になった女の子がいたのですが、他の子どもと一緒に公園で遊ばせることができませんでした。

誰もいない時には遊ばせることができるのですが、知らないお母さん達がいると、近づくことができませんでした。

ある日、誰もいない公園の砂湯で女の子を遊ばせていると、初めて会う3人のお母さん達が子ども達と一緒に歩いてきました。

お母さんは急いで帰ろうとしたのですが、砂湯遊びに夢中になっている女の子は帰りたくないと駄々をこねてしまいました。

どうしようと悩んでいると、連れられてきた子どもの一人が、女の子が持ってきたスコップを取って

「これ、貸して」と大きな声で話しかけました。

女の子は知らない子どもにそんなことを言われるのは初めてだったので、お母さんは怖がって泣くのではないかと心配したのですが、

「いいよ」と笑って、一緒に砂湯で遊び出しました。

その後、子ども達が仲良く遊ぶ姿を見ながら、お母さん同士も自然に会話を楽しんでいました。

その晩、夕飯を食べながら女の子がお母さんに

「今日、公園で新しいお友達と遊べて楽しかった」

と嬉しそうに話したので

「良かったね。今度からは、お友達と遊べるからね」

と答えると

「ママも新しいお友達ができて良かったね」

と笑っていました。



新しい出会いは緊張もしますが、世界を広げるチャンスです。

新しい出会いを受け入れた女の子がお母さんの世界も広げてくれました。



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