2023年4月9日の記事に、私が30年前に作ったPX4シングルアンプのことを書きました。

 

 

このアンプです。

 

 

 

このアンプは、北海道のMJQオーディオというガレージ店に貰われていきました。

 

とてもいい音がする、WE300Bよりも良い音がするとお客さんが言うのだが、何でいい音がするのか教えて欲しいと、電話がありました。

 

OPTがパートリッジ製だし、出力管がPX4だからですと回答した覚えがあります。

 

 

さて、今日何気なくヤフオクを見ていると、このアンプが出品されていました。

 

【部品取り】MARCONI PX-4 というタイトルです。

 

可哀そうに、電源コードが切られ、切る前に動作確認したがヒューズが飛んでいるようです。

 

MJQ AUDIO のプレートがべたべた貼られています。球は全部挿しているようです。英国製の整流管はMJQの人が落として割ったと言ってましたので、米国製の5Z3が挿してあります。

 

OPTがパートリッジ製であることは出品ではわかりません。

 

内部配線を見たのですが、自分で配線したはずですが、こんな風だったかなあという印象です。

 

もし鳴らせばとてもいい音がするはずです。どなたか落札されたら、メンテナンスしますよ。

 

さていくらくらいになるのでしょうか。

 

 

 

 

 

 

29日朝から、時間をかけてインスタントレタリングを入れました。

 

結果それらしくなってきましたね。

 

下はインレタを入れる前

 

 

 

そしてインレタ後です。

 


 

 

 

 

 

 

なかなか、しまってきましたね。

 

かえすがえすも、上蓋のキズが残念です。

 

ここは光沢有の車のボディ用でいきましょうか。と言いながらニッペの缶スプレーで終らせそうです。

 

明日から実体配線図を考えましょう。

8月28日、曇り、のち雨、のち晴れ

 

暑かったですね。もうこればかり言ってます。

 

ロッカースイッチ用取りつけ穴を、サブシャーシに加工しました。

 

 

この写真の右は、Φ4穴とΦ3穴を適宜並べて明けたところです。使った道具はその下に置いているドリルビットです。

 

その左は、ニッパーで穴間を食いちぎってつないだ状態。道具はその下のニッパー。

 

更に左がヤスリで仕上げた完成形です。

 

 

 

 

ロッカースイッチ用の穴は全部で7個。一番左の穴は他の物より、幅が広いのですが、これは電源スイッチになります。

 

 

拡大してみると、やっぱり真っすぐにはなっていません。手作業の限界です。

 

 

ロッカースイッチを取り付けてみました。入り切りしてると、きれいに穴が明いているところは、パチンと乾いた音がします。

逆に穴が小さく、窮屈だったら、乾いた音は出なくて、音は小さくなります。

電源部のスイッチだけがは小さな音なので、手直ししました。

 

 

ロッカースイッチまわりは、これでよしとします。

 

 

次はシャーシ背面に白の文字でレタリングを入れる作業です。これは夜にやりました。

 

 

このプリアンプのウリはPHONOがMCカートリッジとMMの2種が聴けること。そのためのMC昇圧とランスです。インレタを入れるスペースがせまくて窮屈ですが、仕方ありません。

 

 

今日はこれで終わり。よく頑張りました。

 

明日はケースふたの塗装。塗装の肝は、塗装面を完全に有機溶剤で脱脂しておくこと。私はベンジンを使っていますが、これをいい加減にやると、あとから塗料が剥がれてしまいます。

 

作業はまだまだ続きます。

 

今回はスランプが来ません。ゆっくり進めているのがいいのかも。よくやりますね自分ながら。

 

キットを組み立てて、わたしはアンプを作ったと言う方がいます。キットはプラモデルと同じで、説明書どおり作業をすればできます。

 

真の意味でアンプを作るということは、自分で設計して、加工、塗装、組立て配線、調整、測定までやり遂げることです。

 

なのでアンプのキットを完成させることは、アンプを作ったのではなくて「キットを組み立てた」と言うことだと思います。

 

 アンプ作りは想像力と我慢強さが必要です。難しそうですが、繰り返していれば身についていくものです。