50年代のジャズアルバムをみると。
カーリー・ラッセルなどの名前がクレジットされてる。
彼がその後、メインアルバムを残して、大金を手に入れたなんて聞いたことが無い。
私が近年彼の名前を聞いたのは、雑誌のインタビュー。
要は1950年代当時、チャーリー・パーカーと一緒に演奏した彼がまだ生きていて。
パーカーは録音中はどうだったかいとか。パーカーにまつわる話題が欲しいメディアが彼を見つけて、幾ばくかの謝礼を払ってインタビューを行ったのだろう。
インタビュー時にカーリー・ラッセルがどんな生活をしていたかはよく知らない。
でもインタビューで報酬を貰えるなら、断るのもやぶさかではなく、承諾したのかもしれない。
ジャズアルバムはロックと違って、大量に購入されない。
まして、メンバーで参加したアルバムしかないジャズメンは、おそらく儲けていないと思える。
この分野で成功したのはマイルス・デイビスくらいだろう。
日本のたくさんのマニアが知っている、当時のジャズメンたちはほとんど儲かっていないと思う。
武蔵小杉のファミリーレストラン「asakuma」では、ずっとBGMにとびっきりのJAZZを流しているけど、タワーマンションから降りてきてステーキとワインをたしなむ奥さんたちでもその曲名やアーチストを知らない。
日本はそんなものでしょうか。
報われませんよね。ジズメンたちはみんな私からみたら天才なのに。