今回は
四谷荒木町に続き
東京の谷の一つである市ヶ谷付近を
散策したときの健忘録です。




桜九段ハウス
仕事で近くに来たので
早咲きの桜が咲いているかもと
靖国神社へ…行く前に
九段ハウス(旧山口萬吉邸)へ


九段ハウスは登録有形文化財ですが
残念ながら
現在は会員制ビジネスサロンとなっていて
気軽に見学とはいかない場所です。


私が行ったときは
なんらかのイベントをやっていたようで
門扉は開いていたのですが
入っていいのか悪いのかわからず
外側だけ観て帰りました(小心者です)

今度機会があったら
中にも入ってみたいです。


ちなみに九段ハウスは現在の名前で
以前は
新潟県長岡市出身の財界人、実業家である
山口萬吉の私邸として
1927年に建築された建物で

当時の名建築家
内藤多仲、木子七郎、今井兼次の共同設計です。


スパニッシュ様式の邸宅で
庭の借景を活かすスクリーンポーチや
ダンスホールとして作られた部屋

地下には当時のボイラーが
残されているそうなので
死ぬまでに一度は
この目で観てみたいものです。







桜靖国神社
改めて靖国神社へ…


靖国神社への思いは人それぞれあれど
靖国神社を知らない日本人は
ほぼいないと思います。


靖国神社は
国家のために殉難した方々の霊を
祀っている場所です。
第二次世界大戦後
国家の管理を離れて宗教法人となっていますが
その特殊性から
いろいろ問題となる神社でもあります。


春は桜がきれいですが
秋はイチョウがとてもきれいなんですよ。


写真フォルダを確認したら
最後に観に行ったのは2018年でした。
当時大鳥居は改修中で
「空をつくよな大鳥居」とのコラボを
観ることは出来なかったけれど
これはこれでレアだよね。
なんて話をしたのを思い出しました。







桜大鳥居

その大鳥居の説明板には
以下のような説明文が書かれています。


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大鳥居(第一鳥居)は
靖国神社御創建五十周年記念として
大正十年に建立されたが
昭和十八年戦力増強のため撤去されて
そのあとに小さな檜の鳥居が建てられていた。
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ですが
HPでは「長年の風雨で損傷がはげしくなり」
とありますので
老朽化もあったのでしょうが
戦時下の金属供出のためもあって
撤去されたようです。


その後、
昭和49年に再建されたのが現在の大鳥居
建立当時の基準では
1,200年の耐久性を有する

耐候性高張力鋼板(百屯)で出来ていて

旧鳥居より4mほど高い25mなんだそうです。

圧巻ですよ神社







桜シャレオツカフェ

参道をぶらぶら散歩していると
結構いろんなところが
きれいになっていて
こんなのあったっけ?と思うことがちらほら


そのひとつが外苑休憩所で

attic room YASUKUNI-GAIEN
なるシャレオツなカフェができていました。


調べると
2019年の秋にオープンしたんだそうで
迎賓館赤坂離宮休憩所と同じで

全然知りませんでした。




でも
真向かいのえびや売店さんが残っていて
なんだかホッとしました。
私も年取ったってことですかね。


遊就館は以前行ったことがありますので
今回は立ち寄りませんでした。
展示物から感じ取るなにかは
人それぞれですが
一度は訪れてみてほしい宝物館だと思います。





桜

肝心の桜は

私が行ったときは

やっぱり早かったようで
咲いていたのは少しだけ。
でもとてもきれいでしたよ。
今日も寒いけれど
標本木はいつ咲いてくれるかな?







市ヶ谷といえば防衛省も代表的な施設ですが
防衛省は以前見学したことがありまして
その時のことも
気が向いたら書きたいと思います。





桜