完走した感想 | zzzのおっさんのブログ

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アニメ「アイドルマスターシャイニーカラーズ」。

1クールの最終話となる12話を見届け、

毎話毎話文句を垂れながらも結局完走したことになります。

残念ながらと言うべきか、予想通りと言うべきか、

この12話も残念な仕上がりでしたね。

 

満を持しての全体曲の披露で、OP曲とこれまでみんなで練習していた曲の2曲。

にもかかわらずちっとも気分が高揚しないのは

これまでの経緯があまりにも薄味すぎるからでしょうね。

 

いや、それまでの経緯を知らなくてもライブシーンは

それ単独で盛り上がるってことがあるけど、この作品についてはそれもなし。

というのも、ステージ上にアイドルたちが並んで

その位置から動くことなく踊ってるだけなんですよ。

せっかくCGを使ってるんだからそれを駆使してフォーメーションを変えてみたり、

もっと自由にステージ上を動き回ったり、

その振り付けの中で別のユニットのアイドル同士で絡んでみたり、

そういうものが一切なし。

であれば、もっと足元のステップや上半身の振り付けを大きくするとか、

振付が単調でもカメラワークやアングルでカバーするとかすればいいのに、それもなし。

これがクライマックスかい? WINGで敗退して「また頑張ろう」ってなってこれかい?

 

それでこのライブ。

歌の途中で各メンバーの回想の映像が入ったんだけど、

これもまたこれまでの描写が薄すぎるもんだから

ちっとも心に響かないどころか、「そんなシーンあったっけ?」って感じで。

 

結局のところメンバー全員にそれが言えるんですよね。

これまでも書いてきたことと重なるけど、

人数が多いから仕方ないとはいえ

メンバー個人あるいはユニットの掘り下げが弱くて、

どういうアイドルを目指しているのか、どう苦悩しているかが一切描かれていないから、

そういうのを経て最後のライブっていう盛り上がりが一切なし。

 

同じクールでやってた音楽ものである

「夜のクラゲは泳げない」とか「ガールズバンドクライ」とかは

そういう動機付けみたいなものがそれなりに描かれていたから

ドラマとしての流れがあったけど、「シャニマス」に関してはそれがないから

アイドル全員が成功に向けて頑張ってる感がないんですよね。

そのくせ、センターの真乃がそれらしいことをポエミーに語ってて、

いや、もうちょっとアイドルとして成功するための情熱を表に出してくれよ。

 

そして例のごとくプロデューサーの存在価値は見出せないまま。

でも今までのアイドルの感じを見たら「そりゃそうだよな」って印象。

「こうなりたい」とか「ここを悩んでいる」とかそういう描写がないもんだから

アドバイスをしてあげたり背中を押してあげたりしようがないっていう。

 

それでそんな様子なのにライブを終えたら

社長もPも満足気なのが視聴者の心情と乖離していて冷めちゃってね。

「何を見てきたんだ、お前ら」と。

 

で、事前に発表された通り2クール目に続くってことで

その予告として後から追加されたアイドルが映ってて

こっちは人気もあるしクセのあるキャラだから話に抑揚は付きそうだけど

そもそもこの1クール目で落胆した人も多そうだからなぁ。

 

そして、近いタイミングで始まった「学園アイマス」の方が

キャラが立ってて意外と人気で「こっちをアニメ化しろ」なんて声も。

でもまあ、2クール目も文句言いながら見てるかもしれないなぁ。