昨日「B’zのゲワイ」なんてワードがトレンドに上がってたんですが、
TM NETWORKのトリビュートアルバムが出るらしく、
これにB'zが「Get Wild」で参加するってことが話題になってたようで。
B'zといえば長らくハードロックやブルースをルーツにした音楽性ではあるけど、
初期はデジタルサウンドも取り入れていましたよね。
B'zで「Get Wild」だと「LADY NAVIGATION」的な感じになるのかな。
それとも思いっきりロックに振ってくるか。
さて、B'zはいいとして他の参加アーティストがなんとも・・・。
自分の頭が固いだけなんですが、トリビュート盤というと
そのアーティストの影響を受けた下の世代のアーティスト、
親交のある同年代のアーティスト、上の世代でも認めているアーティストが
自分たちなりの解釈で原曲の良さを引き出すものだと思うんですね。
そういう意味で、松本孝弘がTMのサポートギターを務めていたという縁で
B’zというチョイスは最高なんですが、
乃木坂46が「BE TOGETHER」ってなんですのん?
小室哲哉が楽曲を提供したというつながりはあるにしても、
彼女たち自身が小室サウンドを独自にアレンジするわけではなく、
ただ大人たちがいじった曲を淡白に歌うだけでしょ。
こいつら、原曲の「BE TOGETHER」知ってんのか?
そこに思い入れや敬意などはあるのか?っていう。
この他の参加アーティストも、
デビュー40周年という大きな節目の企画のわりに「うおお!」って感じの人が少なく、
上述のようなTMにゆかりがある人たちってもっといたんじゃないのか、って気が。
TMといえばポップスに限らず、ロック、R&B、ダンスミュージックなど
あらゆるジャンルのアーティストに支持されてそうなのに
そもそも10アーティストしか参加してないのが寂しい。
BUCK-TICKやエレカシはトリビュート盤だけで3枚リリースされてるし、
トリビュート盤が2枚組で出たユニコーンの例もあるけど、
そうして多くのアーティストが参加する中で乃木坂あたりがいる分には
「バラエティに富んでるな」って思えるんだけど、
選ばれし10組って感じだから際立って浮くんだよな。
それともTMとか小室ってそんなにリスペクトされてないのか?
小室ファミリーにも声をかけても良かった気がするんですよね。
globeや華原朋美は関係性がアレだし、この場限りで安室復活ってのもあり得ないんだけど、
TRFくらいいてもいいと思うんですよね。
DJ KOOは参加してるけどなぜかヒャダインとコラボっていうことで、
もちろんヒャダインの音楽性の広さは分かるんだけど、
この二人だと俄然イロモノ感が強くてなぁ・・・。
また、ウツも木根もそれぞれTM以外の場で活動してたこともあるので
その辺りのつながりがある人たちが参加してもよかったろうし、
サポートメンバーつながりでB’zを呼ぶならFENCE OF DEFENCEを呼んでもよかったろうし、
メジャーデビューの際にTMとコラボシングルをリリースし、
「Get Wild」だけのアルバムをリリースした時にリミックスで参加した石野卓球、
または電気グルーヴとかにも声をかけてもよかったろうし。
個人的には「STILL LOVE HER」をやるくるりにすごい期待しちゃいますが、
今の世間一般的に見ればくるりの印象ってそこまで強くないだろうしなぁ。
事務所やレーベルの関係とかスケジュールの関係とか、
いろいろあってのこれなんだろうけど、なんともワクワクが少ない気が。
トリビュート盤大好きなんだけどな。