こんにちは。脳神経外科の片桐です。
片桐の「片」は片頭痛の「片」です。
都内の病院で頭痛外来を開設しております。
ブログ更新の時点で間違えて公開していたレイボーの記事の本文を消してしまうというミス！
先日書いたことを思い出しながら書きますので、若干言い回しが違うかもしれませんがご了承ください。
2022年に発売になりました片頭痛の急性期治療薬ラスミジタン製剤（商品名レイボー）ですが、処方が増えるにつれ、副作用の訴えも出てきて、その情報が先行してしまい、患者様からは少し使いづらいイメージのお話を聞くこともありました。
副作用として多いのが、膝に力が入らなくなるようなめまい（妻が経験し、まるで「膝カックン」で膝から倒れたと言っていました）、眠気、倦怠感、悪心などです。
ただ、トリプタンの回数が増えてきてしまった方、鎮痛薬の使用頻度が多い方などにとっては救世主的な存在となる可能性もあり、工夫しながらでも使えた方が良いと思っております。
上記のような副作用が見られることがあるので、使用する時間帯を工夫しましょう。
例えば、午前中から午後早い時間の頭痛にはトリプタン、いつ眠ってしまっても良いような夜や就寝前にはレイボーというふうに使い分けるのがいいと思います。
また、月経時頭痛に良いという声が聞こえ始めました。
服用タイミングがトリプタンより幅が広いので、トリプタンを飲みそびれたと思った時にはレイボーが良さそうです。
副作用が全くない方もいらっしゃいますので、まずは少量で試してみることをお勧めします。
外来でご相談ください。
レイボーはいつ眠ってしまってもいい時に...
頭痛がなくなったら、かなえたい夢はなんですか？
頭痛治療に取り組むことは、人生に向き合うことだと思います。
頭痛のない人生を一緒に目指しましょう。
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