こんにちは。脳神経外科の片桐彰久です。
片桐の「片」は片頭痛の「片」です。
都内の病院で頭痛外来を開設しております。
実は片頭痛とめまいは関係することが頭痛を診察する医師の中では知られています。
東京女子医科大学客員教授の清水俊彦先生は脳過敏症候群という概念を提唱しています。
清水先生は頭痛診療の権威であり、私の頭痛診療の師匠であり、頭痛外来は3−4時間待ちが当たり前という大人気の先生です。
清水先生の門下に入れてくださり、頭痛診療の全てを教えてくださったことに心から感謝し、日々頭痛外来に取り組んでおります。
さて、清水先生のお考えでは、片頭痛は脳の興奮状態があり、この頭痛を放置したり、不適切な対処をすると、歳を重ねて片頭痛自体が治った際にも難治性のめまいや耳鳴りが残ってしまいます。
これも片頭痛はしっかり治療しなければならない一因ですね。
↑こちらもご参照ください。
年齢を重ねてめまい、耳鳴りが起きている方はまずほとんどが耳鼻科を受診なさいますので、この領域では耳鼻科との密な連携が必要と言えるでしょう。
まめい、耳鳴りがひどい方で、若い頃に片頭痛があった、という方は、頭痛外来の受診もご検討ください。
国立科学博物館の特別展「毒」を見てきました。
よくまとまっていて小学生の子供だけでなく大人も見応え満点
「毒か薬かは使う量による」
鎮痛薬使用過多による頭痛なんてまさにその通り。
お酒もですね。
頭痛がなくなったら、かなえたい夢はなんですか?
頭痛治療に取り組むことは、人生に向き合うことだと思います。
頭痛のない人生を一緒に目指しましょう。
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