どーやら外界がザワザワし始める時間だな。
そー思い、今日は目を開けたくないなー。
よし!今日は意地でも目を閉じて1日を過ごし、日付けが変わる頃に自分自身に表彰状でも送るかな!
なんて、目を閉じて過ごしていたけど文章をカキたくなったからアッサリと目を開けてやったぜ!
朝から自分と闘うストイックな私こそが、ZUTAZUTAZの青空くにお、だ!
目を開けちまったのはね、そうそう、懐かしい遊びを思い出したからなんだ。
だから今日はこの遊びについて話してみようかね。
その前に、まぶたの裏には宇宙があるのはみんな知ってるよな?
知らなかった人は先ず試してみて!
まぶたを閉じて眼球を強く押して目をこすっている時に宇宙が見えるんだ。
コレを発見したのは園にブチ込まれていた時で、繰り返し何度も何度もやっていた。
途中で目が痛くなってヤメるんだけど、その宇宙はいつも同じ展開で変化していく。
ジョワーって花火みたいなやつが見えたり、回転している四角の羅列、敷き詰められた球体、どれも色は赤、オレンジ、茶色、緑、紫。
冷静に考えるとかなりサイケデリックな遊びだな!oi!!
断じて言っておくがラリってねーかんね!
んでさ、毎日毎日、来る日も来る日もこの遊びに没頭していたのね。
毎回展開が同じだから、今日はあの面までしかイケなかったとか、今日は新しい面までイケた!!とか。
とにかく楽しかった。
んでもね、何百回と繰り返すとやっぱり飽きてきしまいソロソロこの遊びを卒業しようかなってなり、本気のホンキでやってみた。
痛い!!!もう無理だ!!
鈍い痛みが眼球の奥まで届きそうになる。
いつもなら力を緩めてしまうところを、有終の美を飾ろうと青ッパナ全開の御子様は自分の限界を超えようとした。
その先に見えた景色は…残念だが今はもう記憶にない。
なぜなら、パラパラマンガの一コマのように本当に一瞬だったんだ。チラ見しかできなかったんだ。
でも確かに見たんだ。
自分の限界と、その先にあったものを。
それからだな、意味のわからない怖い夢を見るようになったのはね。
脱線していくけど、
どんな夢かは目が覚めてからは曖昧にしか記憶にない。
でも、キマッていつも汗びっしょりで、目が覚める。
ピーズの歌的に表現すると、あせっている。
みんな自分自身しかわからない、スーパー怖い夢ってなんだった?
オレのはハッキリ言って糞最悪だぞ!
今ならね、見た夢を起きた時にメモるノートに走り書き出来るから、なんならもー、もう一回見せろや!!くらいに、待ち望んでんだけど全然見れんのだわ。
まるで餌の付いていない釣竿を出しているような気分だけど、自身にとって重要な事柄なんやと思うから、死ぬまでには意味を理解していたい。んじゃなきゃ逝けんぜ!!
(遠い目)最後に自分がこの夢を見たのは、あれは最後の家族旅行をした日だった。
おかしな日だったんだ。
旅行の前日、寝れない気持ちを抑えながら寝床にいたんだけど、自身の目が3になり始めた頃にイキナリ、バキンッ!!て音が四畳半に響いた。
眠たい3をコスりながら音の元を探ると、学習机に置いてある鏡が割れていた。
…うっわー
って思いながら、寝た。
次の日、北海道に向かう我が家は一同、空港線を使い小牧空港を目指す。
そこで助手席に座った自分は飛行機なんて本当にトぶのだろうか?という疑問もカバンにしまい、車のクーラーの吹き出し口にずーっとおデコを着けていた。
冬なのにな。熱はなかった。
そして、千歳空港を降り立ったオレを待っていたのは食い放題のカニではなく点滴だった。
カニ屋に着いた途端、死ぬ一歩手前の熱を出しグロッキー → そのまま救急へ
最悪だ。
その時に見た夢がいつもみる悪夢だった。
寝汗びっしょりで目を覚ます。
目を開き、あたりを見回すがよくわからない。…ここはどこだ?
直感的にこの世とあの世の狭間にいるのかと思った。
隣には呼吸をする兄弟、だがまだ状況が飲み込めていない。
襖を開け、両親に声を掛ける。
「…やっちまった…本当にごめん…
本当にごめんよ」
ただそれしか言えなかった。
しかし、ここは旅館の一室だと気付くと、だんだんと旅行に来ていたのだと理解し始める。
夢だったんだ!うひょー!!良かった!!!
ありがとう!ありがとう!!
熱も引いたオレは両親にお礼と安堵の意を伝えまた眠りについたとさ。
話の伏線の回収を考えると、またまぶたが落ちてきそうだかんね、どんな夢だったかわからんと折角ここまで文章を読んだ人もなんだよ!ってなると思うから教えます!
正確には思い出せないから、ほぼこれでしょ?って脚色も入るけど勘弁な!
地球の人口は数十億人います。
んで、突然ですがこのあと地球は滅亡します。
でも御安心下さい。
ここに脱出用の宇宙船があります。
コレを使ってみんなで逃げましょう。
しかし、この船には地球の人すべてが搭乗できる訳ではありません。
なので、公平を期す為にクジ引きで搭乗できる人とできない人をキメましょう。
そして、家族や親戚と共に抽選会場へ。
御安心下さい。
ハズレを引く可能性はほぼ、皆無です。
当たり前のように、ほぼ全員乗れます。
御安心下さい。
そんなアナウンスを聞きながら、順調に家族や親戚もアタリを引いていく。
まるで宇宙船の運行の引換券を手にするように、自分もおどけながらガラガラを回す。
!!!?
黒玉、まさかのハズレ。
血の気が引くとともに、後列の抽選も業務的に行われる。
どうやらこの街でハズレを引いたのは俺だけらしい。
どうにもならんらしい、最悪だ。
家族、友達、好きなものが走馬灯のように流れる事はなく、この感情を冷静に理解しようとしてみる。
くやしい、こわい、かなしい、嫌
負の気持ちが膨らんでいくが、
そうではなく、残った言葉はごめんなさいだったんだ。
もちろん、ごめんなさいの気持ちを持ってたとしても、自分の運命は変わらないことだろう。
せめて今できることは、生きていく人をできる限り悲しませないこと。
そう思い目を覚ます。
動悸が早い、が次第に夢と理解して落ち着く。
どーだい?クソ最悪だろ?
そーいえば、小さな頃は白髪がたくさんあったなぁ。
夢の内容はひょっとしたらもっとデジタルな事への焦燥感みたいなものだったのかもしれんけど、何にせよ確率って言葉がオレは嫌いだ。
うわー、少しだけカクつもりが長くなっちまったな。
最後まで読んでくれた人よ、サンキュー!付き合いいーぜー!まったくよー!!
近いうちにまた会いましょー!
2015.2.18
青空 くにお