首相は悩んでいる?世の中を知らないから知らないままで独善的に決めてしまうのだ。 | ずるずると道・郷・話を愛でる

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回してちゃんとやってくれる人は大事なものだ。YES万だけを集めても結局はろくな仕事ができないのである。(社畜と少女の1800日)

 

 

緊急事態宣言を解除してからあとの市中の店の酒の提供について調整をしているようであるが、それについて、首相に比較的近い人からの声が下記の記事のタイトルの言葉である。

「首相は下戸、お酒をお店で飲みたくても飲めない人の気持ちが実感としてわかず悩んでいる」

 

別に下戸だからと言っても、そんな状況に対して想像が働かないということになるような気がしないのであるが、その人にとってはそういうことで首相が杓子定規に決めてしまうということに対して、うまい理由付けをしていると思っているのだろう。残念ながらその考え方は少し首相を買いかぶりすぎている気がする。首相は本当に国民の気持ちがわからないのである。どちらかというと自分の出世の足を引っ張ってきた連中というぐらいの認識しかないのではないかと思うぐらいである。自分の邪魔、すなわち、オリンピックを開催することのじゃまになるような連中の行動のことなどはそもそも耳を傾ける気はろくに怒らないのではないだろう。むしろ、首相が考えるよりはそういう感覚に長けた人に丸投げすればいいとは思うが、どう考えてもそういう側近がそばにいる感じがしない。むしろ任せられる側近などはおらず、結局はご自身の狭い見識の中で決めたことを周りに強制する、というのが関の山なのではないだろうか。

 

無理に規制するとそれを解消するための行動をしてしまう。

日本の緊急事態宣言やマンボウが強制力に乏しいのは、もともと、その行動制限を「自粛」という国民の自主的な行動変容に頼ってきたからである。要するに、自粛する気がなくなれば当然それが守られることがないのであるが、そういうことすら国民に身を寄せて考えない首相にとっては、想像打にしないことである。だからこそ、こんな時期に「自助」が大事で、国民は自助が不足しているので、もっとやりなさい、などという現状認識のかけらもないことを言い放ってしまうのである。

 

感染拡大が大きくなっているのであれば、酒類を提供して狭いところで歓談させるようなことは避けなければ、その飲食で観戦が拡大してしまう、という非情な事実がある限りは、それを規制せざるを得ないだろう。長期間にその妖精に対応してきて経済的に疲弊をしているところに対しては、具体的な補償金を早く届けるということすすめることが前提となる。すでに善意で頑張れる時期は過ぎていることは、首相は認識しなければ、感染症対策も失敗していくだろう。