既存の構造大爆破が目的に過ぎなかった。9月入学推進派。その先にあるものは実はどうでもよかった。 | ずるずると道・郷・話を愛でる

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世界は1999年7月に大異変が起こる予定だったのかもしれない。当時は、そんな馬鹿なと思って7月を過ごし、五島勉氏はそれからどうするのかという心配しかしていなかった。しかし、その数年前に起こった政策の大転換(行革)が日本の経済構造を破壊しつくし、国民の認識すら変えてしまうとは思いもよらなかったのである。(世紀末オカルト学院)

 

https://www.nikkei.com/article/DGKKZO59897610S0A600C2PP8000/

将来の9月入学、社会変革の起爆剤に 稲田自民幹事長代行(2020/6/3付  日本経済新聞 朝刊)

 

日本の未来を考える会にも入っている稲田さん。安倍晋三におめでたい態度をとってきたようなイメージしかない人であるが、今度は9月入学の検討をする検討をすることを高らかに宣言しているという。その意義というか、どういう方針でやるのかといえば、「社会変革の起爆剤」だという。保守っていうものは、今あるものを少しずつ現状に対応するためにかえていくという態度であり、それは理性の限界をよく認識しているからこその慎重さである。

 

しかし、世間的には、よくわからない防衛大臣も経験し、安倍からも擁護され、なんとなく靖国靖国言っている保守っぽいアイコンだけつけた彼女は、なんか目立つことさえできればいいというお気楽感覚で、9月入学の検討を推進する立場となっていた。そしてその理由が、「起爆剤」だという。要するに爆破である。社会が現実に対応できてないから、イライラして、爆破して木っ端みじんにしてから、再構築するという考えのようだ。しかもその再構築の方針は、なんだかわからないが、社会変革のためらしい。9月にこだわっているのは、中国の入学時期と同じだから、ということなので、中国に従属するための社会変革のための一つの対応ということだろう。

 

日本は、中国に従属する道を選んだとしても、それは中国の都合で振り回され続け、国民の多くはその被害にあうのみである。もちろん、経団連の企業などは、一時的な利益は確保できたりするだろうが、それらが持てる技術やスキルノウハウは、製造拠点や技術員が中国に吸い取られることにより、国内で主体的に研究開発や技術開発もできる能力を急速に失っていくだけである。何も残らない。そのようなことが社会変革だというのであれば、彼女の起爆剤は、何も間違っていない。こういう時には、保守とは何か、あるいは、愛国とは何なのかということを、アイコンで感じるだけではなくその意味をよくかみしめておく必要があろう。