日本に半年間(1セメスター)留学することに決めた長男(ギミ生)おびちゃん。
準備は実際にいく期間よりも一年以上前から開始した。
まずは、学校見学に行く約束を二校からとりつけた。
まず一校目。
総生徒数軽く1000人超えと思われる、六年一貫のマンモス私立高校である。
普通コースの他に留学必須のコース、英語(IB)コースもある巨大な学校だった。
約束の時間に訪れると、留学生の係の先生が対応してくださった。
まずはパンフレットで学校の全容を紹介してくださり、その後構内の主要な部分も見せていただくことができた。
夏休み直前の試験期間後だったので、午後の校内には生徒さんはまばらであったが、大きな学校だけあって設備は充実していた。
おびちゃんは部活をしているグラウンドの様子に気を取られているようだった。
実際、いくつかの部は非常にレベルが高い学校で、彼らが獲ってきたトロフィーやメダルなどがおいてある専用コーナーやら、卒業後プロ選手になった生徒のサイン入りポスターやらユニフォームなども飾られていた。
こちらの学校はうちの実家からは若干遠いため、通うとしたら寮に入ることになる。
その場で寮の方にも見学に行けるよう先生が手配してくださり、ちょうどいい時間に来たバスに乗って行くことができた。
寮は二人部屋で、数十人ほどの寮生がいるらしい。
朝晩食事付きで、洗濯室なども各階に完備され、十分な設備があり、おびちゃんも納得したようだった。
次はもう一つの、実家に比較的近い学校である。
こちらはどちらかというと部活などよりも進学に重点をおいた学校である。
そのため、先生方は非常に熱心で教えるのがうまく、授業内容は非常に充実しているし、そのための施設も充実している。
勉強するならこっちだと思うのだが、本人は(ついていけるかどうか)ちょっと気後れしたようであった。
部活も強豪というほどではなく、余暇としてほどほどに楽しむという位置付けなので、部活も重視したいおびちゃんとしては残念ながらあまり心に響かなかった模様。
とりあえず、複数のオプションを検討するのは重要なことで、おびちゃんも日本にはいろいろな高校があるということを理解した。
その上で、やはり勉強もするが部活も真剣にやりたいということで、最初の学校に行くことになった。